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管理人がどうやってオンライン小説サイトを作っていったのか、その実体験によるノウハウや悪戦苦闘の日々をつづるWEB小説制作日記ブログです。 ちょっと変わった独自システム付きのネット小説サイトを運営しています。
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「自分に合った小説投稿サイトを選ぶポイントまとめ」の第2弾です。
 
<前回の記事はコチラ→小説投稿サイトの選び方~自分に合ったサイトを選ぶ1> 
過激なものを書きたいなら、ガイドラインのチェックは必須
決して「過激なものを書くこと」を勧めているわけではないのですが…セクシーな内容の小説を書きたい、あるいは、過激なバトルやアクションが書きたいと思っている方は、実際、いらっしゃると思います。
 
そんな時、必ずチェックしなければならないのが、各小説投稿サイトさんの「ガイドライン」です。
 
個人の書く小説だからと言って、発表の場が公の目に触れるものである以上、どんなものでも投稿して良いということにはなりません。
 
また、投稿OKなものだったとしても、「R18」の表記を載せなければならない等、ルールが決まっていることもあります。
 
どんなものなら載せて良いのか、また「R18」や「R15」などの「レーティング」はどうなっているのか…まずは、各小説投稿サイトさんのガイドラインをチェックし、自分の書こうとしている小説がそれに該当するかどうか、よく確認してみてください。
 
ガイドラインは各サイトにより多少異なることがありますので、1つのサイトを調べたからと「他も同じだろう」と思い込まず、これから投稿しようと思っている小説投稿サイトさんのガイドラインを、必ずチェックしてください。
 
ちなみに、主な小説投稿サイトさんのレーティングに関するページは下記ブクマ集にまとめてあります。参考までにどうぞ。
 
(各小説投稿サイトさんの公式ページだけでなく、個人の方のレーティングに関する考察もブクマしてあります。)
 
<関連ページ(外部サイト):小説投稿サイトのレーティングに関するブックマーク集
 
ただし…困ったことに、全ての小説投稿サイトさんが(分かりやすい場所に)ガイドラインを載せてくれているとは限りません。
 
また、内容も、「読む人によって解釈が変わってしまうのではないか?」というフワッとした文章で書かれていることも少なくありません。
 
しかし、サイトの運営さんに「不適切な小説」と判断されてしまえば、修正を要求されたり、削除されたりすることもあるようですので、注意は必要です。
 
ちなみに、各小説投稿サイトさんのガイドラインを読み比べたところ、性表現に関しては「ベリーズカフェ」さんのガイドラインが一番具体的で分かりやすいと思いました(個人的な感想です)。
 
さすがは「女性向け」に特化した小説投稿サイトさん、という感じです。
 
(その「ベリーズカフェ」さんのガイドラインページも、上記ブクマ集に入っています。)
 
周りの更新頻度(更新ペース)がどうなっているか
小説の更新ペースは、人それぞれだと思います。
 
速筆な人もいれば、遅筆な人もいますし、執筆環境により、小説にかけられる時間もまちまちです。
 
元々速筆で、小説を毎日投稿するのが苦ではないという方なら、何の問題も無いのですが…
 
そうでない場合、注意が必要です。
 
小説投稿サイトには、大概の場合「最近投稿された小説」や「最近更新された小説」を表示するスペースがあるのですが…
 
「更新ペースが速く、毎日投稿がザラ」な人ばかりの投稿小説サイトでは、分刻みでここに表示される小説が移り変わっていきます。
 
つまり「周りの更新ペースが速いのに、自分の更新ペースが遅い」状態だと、すぐに自分の小説が「埋もれてしまう」のです。
 
読者を獲得するためには、少しでも人目に留まることが重要です。
 
この「最近更新された小説」も、そんな大切な「露出」のひとつです。
 
(それと、検証はできていないのですが…「更新→読者がその小説を読む」ことにより、別の露出が増える可能性があります。たとえば「この小説を読んだ読者はこんな小説も読んでいます」というスペースなど。)
 
更新頻度が少ない作者は、ただでさえ毎日更新の作者に比べて、露出の回数が少なくなります(たとえば単純に考えて、週1更新なら、自分が週1回露出している間に、毎日更新の作者は週7回露出しているわけですから)。
 
そして、小説投稿サイトさんによっては、1回更新するごとにポイントがつき、そのポイント(+読者閲覧によって獲得したポイント)によりランキング順位が変わり…しかもそのポイントが24時間などの短期間で消滅してしまうサイトもあります。
 
こういったサイトで、毎日更新の作者と週1更新の作者が戦っていくのは、非常に困難なことと思われます。
 
(もちろん「ポイント数=小説のおもしろさ」ということではないのですが(特に短期消滅型ポイントは更新頻度によってもポイントが変わるわけですし…)、読者の中にはポイント数(そして、ポイントによって変わるランキング順位)だけで判断して読むのをやめてしまう方も一定数存在すると思われますので…。)
 
「周りがどんなペースだろうと、自分は自分のペースで行く!ポイントなんて気にしない!」とうい方なら、どんなサイトでもOKなのでしょうが…
 
そうでない場合、予め周囲の作者の更新ペースを「最近更新された小説」などで確認し、自分に合っていそうなサイトを選んでいった方が良いかと思います。
 
(ただし、更新ペースの遅いサイトは、その分、読者の訪問頻度も少ない場合があります。一長一短で難しいところですね…。)
 


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複数ある小説投稿サイトの中で「どれ」を選ぶのか…
 
「知名度の高いサイトを選ぶ」「インセンティブ制度のあるサイトを選ぶ」等々、様々なポイントがあるかと思います。
 
しかし、1つ、決して忘れてはいけないポイントがあります。
 
それは「自分の小説(執筆スタイル/執筆ペース)に合ったサイトを選ぶ」ということです。
 
どんなに有名で集客力のある小説投稿サイトだったとしても、自分に合わず続けられないなら意味がありません。
 
今回はそんな「自分に合った小説投稿サイトを選ぶポイント」について、まとめていこうと思います。
 
長くなりそうなので、今回も分割してUPしていきたいと思います。
 
<他の記事はコチラ→小説投稿サイトの選び方~自分に合ったサイトを選ぶ2
 
また、管理人は現存する「全て」の小説投稿サイトさんのシステムを把握できているわけではありません。
 
(現時点で使ったことのないサイトさんもあるため。)
 
よって、記事内で一切触れない投稿サイトさんもあるかと思いますが、予めご了承ください。
 
ちなみに、現在世の中にどんな小説投稿サイトさんがあるのか、はてなブックマークに各サイトのTOPページをブクマして集めていますので、参考までにどうぞ。
  ↓
<関連ページ(別サイト):ブクマ集|小説投稿サイトTOPページ
 
自分の書きたいジャンルの人気度
小説投稿サイトにより、「どんな小説が人気なのか」その傾向は違っています。
 
最近はどこも「ファンタジー」と「恋愛」の「2強状態」が出来上がってしまっていますが…
 
その中でも「ファンタジー寄り」なサイトと「恋愛寄り」なサイトという違いはありますし、同じジャンルでも「チート」「俺TUEEE」「まったり」「ざまぁ」「婚約破棄」など、人気の「要素」は異なっています。
 
当然のことながら、自分の「書きたいジャンル・書きたい要素」に、元々「人気が集まっている」サイトの方が、読者を集めやすいはずです。
 
ならば、その「傾向」をどうやって調べれば良いのか…?
 
答えは簡単。そのサイトの「人気ランキング(の上位作品の傾向)」を見れば良いのです。
 
(当たり前のことですが、全ジャンル・全作品を対象にした「総合ランキング」を見なければダメです。ジャンル別ランキングでは「どのジャンルが人気なのか」分かりませんし、「新着ランキング」だと、新作しか出てきませんので…。←サイトによってはデフォルトのランキングが新着ランキングになっているものもありますので、ご注意ください。)
 
書きたいジャンルが「ファンタジー」「恋愛」以外の場合には、その「書きたいジャンル」の上位作品が、総合(全体)ランキングでどのくらいの位置にあるのかを確認していただくと、「そのジャンルがそのサイトで“どの程度”読まれているのか」の参考になると思います。
 
(順位は作品自体の面白さによっても変わってくるかと思いますので、あくまで「参考」ですが…。)
 
この「人気作品の傾向」は、日々刻々と変わっていくものですので、考察記事などはアテにせず、自分の目で「今、この瞬間の」ランキングを確認することをオススメします。
 
また、そうやって「人気の傾向を把握したから」と言って連載を始めても、その連載の最中にも人気傾向が変動していく可能性はあります。
 
なので、後悔の無いように「自分の書きたいジャンル・要素が人気だから」というだけで即決せず、他のポイントも考えながら総合的に投稿サイトを選んでいった方が良いと思います。
 
感想機能がどうなっているか
物書きさんが筆を折る原因には「ネガティブなコメントを受け取ったから」というものもあります。
 
読者様からの感想は、必ずしも良いものばかりとは限りません。
 
心の繊細な方にとって、酷評・否定的意見が来るのは恐ろしいことでしょう。
 
そういう方には「感想を受け付けない」機能のある小説投稿サイトがオススメです(たとえば「小説家になろう」さんや「アルファポリス」さん、「エブリスタ」さんは、設定によって感想を受け付けるかどうか等を選べます)。
 
「感想」や「レビュー」「誤字報告」の仕組みは、小説投稿サイトによってまちまちです。
 
(たとえば「小説家になろう」さんは「感想」と「誤字報告」を、「エブリスタ」さんは、「感想、レビュー」「ページコメント」「誤字報告」をそれぞれ分けて「受け付けるか否か」を選ぶことができます。)
  
「嫌なコメントを公開しない」ことは選べても、感想の受付自体は拒否できないものもあります(現時点では「ツギクル」さんなどがこのタイプです)。
 
また「感想」と「誤字報告」がシステムとして分かれていない投稿サイトさんもあります(「アルファポリス」さんなど)。
 
こういうサイトさんでは、細かな誤字の報告も、全て感想欄に載っているのを見かけたことがあります。
 
(個人的には、感想は感想、誤字報告は誤字報告で分かれていた方が、「やった!感想がキター!」→「誤字報告だった…。ショボン…。」という「ぬか喜び→ガッカリ」が起こらなくて良い気がします。←でも、誤字報告も「感想」としてポイント計上されるとしたら(←下記「感想のメリット」参照)、その方が作者の利益になるから…という運営さんの判断なのでしょうか?一通りの「後チェック」で自分で誤字を拾って先に修正してしまうような人間には、どちらにせよ縁の無い話ですが…。)
 
何にせよ、自分のメンタルに合った小説投稿サイトを選び、安心して執筆ライフを楽しんだ方が、投稿は続けやすいでしょう。
 
ただし、感想を受け取ることには、メリットが存在する場合もあるので、注意が必要です。
 
たとえばアルファポリスさんなどでは、感想を受け取ることにより24hポイントが数百ポイント増えます(←他の方の考察記事からの情報です。検証はできていません)。
 
(ただし、考察記事によると、その感想によるポイントは1時間ほどで消滅してしまうらしいのですが…。←上記と同じ考察記事からの情報。)
 
<関連ページ1(別サイト):ブクマ集|小説投稿サイトの分析(様々な方の考察記事など、ブクマしています。)>
 
<関連ページ2(ブログ内記事):批判やネガティブ・コメントの受け止め方
 


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管理人・津籠睦月の各オリジナル小説の「メイキング制作秘話的なもの)」を、少しずつnoteさんでまとめています。
 
(「こんなこと考えながら小説書いてます」という、ほぼ「そのまんま」なタイトルでまとめています。)
 
このブログで書いていることと、多少カブる部分もあるのですが…
 
大きな「違い」としては…このブログでは、なるべく他の方でも使いやすいような「一般的」なテクニックやメソッドをまとめているのですが、noteまとめの方は、管理人が自作品を書く上で実際に行ってきた「独自」の工夫や実験的手法を載せています。
 
このブログ(PC版)の備考欄をご覧いただくと分かるかと思いますが、日々の読書だけでああいうスペックに育ってしまう、ちょっと変人じみた作者の「独自工夫」ですので、かなりマニアックで、他の方には真似し難い・理解し難いものもあるかも知れません。
 
また、時にはただの「苦労話」で終わってしまうものもあるかも知れません…。
 
ただ、実際に小説を執筆した上での「メイキング」ですので、このブログに書いているような「一般的」なテクニック・メソッドより、より「具体的」で「濃い」話は多いと思います。
 
下に「もくじ」ページへのリンクを載せておきますので、ご覧いただけたら嬉しいです。
   ↓
こんなこと考えながら小説書いてます|もくじ
 



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今回は小説の「推敲」について、まとめていこうと思ったのですが…
 
いざ記事を書き始めようとした時に「いや、推敲以前に必要なものがあるぞ」「逆に、それを語れば“推敲の仕方”を語ったのと同じことになるんじゃないか?」ということに気づいたので、その「推敲をするよりも前に備えておくべきもの」について、まとめていこうと思います。
 
具体的なことは以下にまとめていますが、それが備わっているか・いないかで、推敲のレベル――ひいては小説のクオリティーが雲泥の差になると思われます。
 
既にこれが「出来ている」人もいるでしょうし、万人に通じるかどうかは分かりませんが、参考程度にご覧ください。 
自分の作品にダメ出しできるメンタル
自分の欠点やダメな部分を指摘されるのは、誰にとっても嫌なものでしょう。
 
たとえそれが自分自身であっても、自分の作品のダメなところをいちいち探して「何がダメなのか」を考えるのは、心がすり減る作業でしょう。
 
しかし、これを上手くこなすことが出来るようになれば、小説のクオリティーは飛躍的にUPするのです。
 
ならば、そんなメンタルを鍛えるためにはどうすれば良いのか…。
 
以前書いた「批判やネガティブ・コメントの受け止め方」とも若干共通することになりますが…
 
まずは「自分はまだ進化の途中なんだ」という意識を持つことです。
 
「今がダメ」でも「未来もダメ」とは限りません。
 
むしろ「未来の自分/未来の作品」をより良くするために、「今ダメな部分」を変えていくのです。
 
「今ダメな部分」は「改善すれば改善するだけレベルUPする部分」――すなわち「伸びしろ」です。
 
そんな「伸びしろ」が、探せば見つかるなんて、考えてみれば希望のある話ではないですか?
 
「今の自分」に簡単に満足してしまわずに、むしろ改善点を見つけ、「よし!自分はまだまだ伸びる!」という意識を持っていた方が、きっと物書きとして成長できるはずです。
 
自分の作品を「客観視」できる目
いつも書いていることですが、人間は十人十色。
 
知識量も漢字能力も読解力も、個々人で違っています。
 
そして人は無意識のうちに「自分自身」を基準にし、「自分のモノサシ」で物事を判断しているものです。
 
たとえば、作者が当たり前のように「前提」とし、特に説明も何も入れていない知識――その知識を持たない読者が読めば、意味が分からないことでしょう。
 
たとえば、作者が何の意識もせずに使っている漢字――ルビが無ければ読めない人もいることでしょう。
 
また、作者は物語の設定を最初から熟知し、理解しているわけですが、読者はその設定を「小説の中で読んで初めて知る」わけです。
 
人間というものは、無意識のうちに「他人も自分と同じ知識を共有している」気になって、うっかり説明を「はしょって」しまったり、必要な情報を書き洩らしてしまいがちです。
 
しかし、書かれてもいない設定を、読者が理解できるはずもありません。
 
そうやって読者を「置き去り」にしないためには、自分の作品を「自分以外の他の人間が読んでも、ちゃんと分かるかな?おもしろいかな?」と客観的に見つめる能力を磨くことです。
 
とは言え、既に持っている知識や能力を失くすことはできませんし、自分という人格を失くして他人になりきることもできません。
 
「主観」を消し切れない以上、完璧な「客観視」など不可能に近いことでしょう。
 
しかし、「自分はこう思って書いているけど、他人は違う風に読み取るかも知れない」と疑問を持ってみるだけでも、違ってくるはずです。
 
「おもしろさ」に対して貪欲になる
小説は自分の書きたいシーンや、自分の得意なものだけで構成されているわけではありません。
 
書くのが難しいシーン、面倒くさい説明、不得意な分野のことなどは、ついつい避けてしまったり、誤魔化してしまったりすることもあることでしょう。
 
しかし、そんな風に妥協してしまった部分の中には「ちゃんと書けば、もっと小説が面白くなる」ものもあるはずです。
 
「難しいから」「自分には無理」と諦めてしまわず、貪欲に「より面白いシーン」「より良い文章」を求めることで、小説のクオリティーも執筆力も上がります。
 
…ただ、実際に能力が足りていないのに、無理に難しいことをやり過ぎると、その分「完成度」が落ちてしまうことがあるので、その辺りのバランスを考えるのが難しいのですが…。
 


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小説投稿サイトツギクル」さんには、他サイトに無い独自機能として「AI分析」というものがあるのですが…
 
(その小説が任意のジャンルに対してどの程度「適性」があるか診断してくれるサービスです。内部投稿(もしくは小説家になろう投稿)かつ一定以上の文字数が必要など、条件はありますが、無料で診断してくれます。分析すると、数値(適性値)は必ず作品情報にくっついてしまうようですが、分析レポートは(他のユーザーに)開示するかどうか選べます。)
 
「ファンタジー」「恋愛」と2つある分析機能のうち、「ファンタジー」の方を試してみましたので、そのAI分析について独自に「分析」してみます。
 
ツギクルさんのAIがどういうシステムで運用されているかは分かりませんので、以下はあくまで自作品の分析レポートを読んだ上での個人的見解(予想)です。
 
実際のシステムとは異なる可能性もありますので、予めご了承ください。
 
また、AIディープラーニングは、まだ進化の途中――“発展途上”の技術です。
 
AIの方が人間より優れている部分もあれば、AIには(まだ)できない部分もあります。
 
ですので、AIの出した分析を絶対視することなく、かと言って軽視するでもなく、「その分析がどのように出されているのか・“何を”分析しているのか」を考えた上で、使える部分は利用し、「ちょっと違うな…」という部分はスルーして、上手く役立ていくのがべストなやり方かと思っています。
 
今の時代、AI分析に限らず、「その数字が何によって出されているのか・何を表しているのか」を考えることもないまま、ただ「数字に踊らされている」人間が結構いらっしゃるように見受けられますので…。
 
(ちなみに、自分は分析レポートを開示していますので、合わせて見ていただけると、より分かりやすいかも知れません。)
 
<関連リンク:英雄群像ファンタジカ作品情報ページ(ツギクル)>
 
(分析レポートは「AI分析レポート」というボタンから見られます。←PC版ではタイトルの上、スマホ版だと小説概要の下お知らせの上あたりにあります。)
 
ゴリゴリのファンタジー用語でないと他ジャンルにカウントされる可能性あり?
実は実際に分析する前、自分は「この分析って、たぶんコレをこうして数値化するんだろうなー…」というのを予測していました。
 
それはズバリ「小説の本文の中から単語(名詞)をピックアップし、その単語がどのジャンルに属するのか(ファンタジーに属する単語なのかどうか)を蓄積したデータと比較検討し、そのパーセンテージでもって数値を弾き出すのだろう」ということだったのですが…
 
(ただ、小説の紹介文からの「重要キーワード」の抜き出し方を見ていて、ちょっと不安を覚えたりはしていましたが…。「『そこまで』で1つの単語として見ちゃうの!?」みたいな抜き出し方が多かったので…。)
 
実際に出て来た分析結果を見て…「(たぶん)だいたい合ってたけど、予想外の部分も結構あったな…」と思いました。
 
具体的に何が「予想外」だったかと言うと「ジャンルの判断力」です。
 
どうもファンタジージャンルにカウントされるのは「勇者」だとか「聖女」だとか「ファンタジー以外には絶対に使われない」と思しき単語ばかりで、それ以外はたとえファンタジーな単語であっても別ジャンルと判断される可能性が高いようです。
 
たとえば、自分の作品の場合「歴史・時代」に振り分けられた割合が高いのですが…
 
おそらくは「王国」「王女」「騎士団」等々のあたりの、「ファンタジーでも使われるけど、歴史物語でも使われそうな単語」が「歴史・時代」のジャンルに振り分けられたのではないかと…(あくまで予想ですが)
 
個人的には「設定が中世ヨーロッパ的でも、実際の歴史を元にしたものでない“架空の”国が舞台なら、それはファンタジー」という考えなのですが、さすがに「舞台が架空の国(世界)か、現実の歴史を下敷きにしたものか」の判断はAIではしてくれないようです。
 
つまりは、同じファンタジージャンルであっても、歴史用語を多用した本格的なハイファンタジーや戦記ファンタジーは、ファンタジーai値の低い、「歴史・時代」寄りな作品と判断される傾向にあるのではないかと…。

「ファンタジー以外のジャンル」には、他に「青春」「恋愛」「SF」等がありましたので、人間ドラマに重点を置いて「青春」「恋愛」等の割合が高くなった場合にも、やはりファンタジーai値は下がるのではないかと予測されます。
 
自分の作品の分析レポートで、一点ちょっとよく分からないのが、「SFジャンル」の割合の高さなのですが…
 
…SFの要素、全くと言って良いほど入っていないので…。
 
「ターニング・ポイント」や「原因」「理由」などの論述的な単語がSFとしてカウントされたのか、それとも文章の構造などを見られていて、ロジカルな構成がSF的と捉えられたのか…
 
あるいは、少しでも科学的な単語は、全てSFジャンルに振り分けられるのかも知れませんが…これは、もう少しデータを集めてみないことには分かりません。
 
地の文と台詞のバランスは「話し言葉」の出現率で見ている?
AI分析の結果には「地の文とセリフの割合」というものもありました。
 
自分の場合、「地の文1:9セリフ」と分析されたのですが…
 
(数字の見た目は「地の文9:1セリフ」となっているのですが、コメントが「セリフが多いかな」なことからして、「地の文1:9セリフ」という判断なのではないかと…。)
 
…残念ながら実際は真逆です(台詞は、ほとんどありません)。
 
台詞量を見るなら、単純に「 」の中の文字数をカウントすれば良いのではないかと思ってしまうのですが、どうやらそういう分析方法ではないようです。
 
…となると、おそらくは「話し言葉」の出現頻度でもって判断しているのではないか、という予測になるわけですが…
 
そうなると、ラノベによくある「超口語体な一人称」は、たとえ地の文であっても全て台詞としてカウントされることになってしまう気がします。
 
(実際、自分の作品も口語体の一人称です。)
 
なので、実際にはこの部分は「地の文とセリフの割合」というより「説明的文章と話し言葉の割合」として見ると良いのではないかと思われます。
 
AIの想定していないテクニックは考慮されない
AI分析では「文章の読みやすさ」を各部の文字数や、名詞・動詞等の出現率で判断しているようです。
 
分析レポートには、「一文の平均文長」「平均句読点間隔」「改行までの文字数」「名詞の出現率」「動詞の出現率」「接続詞の出現率」「受動態の出現率」等々がカウントされているのですが…
 
これを見て思ったのは、「読みやすさが単純に文字数でのカウントなら、文章のまとまりをカギカッコでくくったり、文章の並びを工夫して読みやすくしている等々のテクニックは考慮されないのだろうか?」ということでした。
 
「小説の読みやすさ」とは、単純に文字の量が多いか少ないかだけではありません。
 
起承転結やメリハリがあるか、過不足なく説明できているか等々も大事な「読みやすさ」です。
 
複数通りの読み方がある漢字にルビを振って読み間違えないようにしたり、ひらがなばかりがながくつづいてしまうとよみづらいので(←この部分わざと平仮名ばかりにしています)、適度に漢字を入れたり、カタカナに変えられるところは変えたりするのも、読みやすさの工夫です。
 
しかし、さすがにそこまでを分析する技術は現在のAIには無いのかも知れません。
 
そして、「名詞や動詞の出現率」などで読みやすさを判断されてしまうとしたら…たとえば「そら、あお、とり、きれい」など、抽象的で詩的な感じの特殊な文章だと、「読みにくい」という判断にされてしまうのだろうか…という疑問もあります。
 
まぁ、そもそもAIのディープラーニングとは「既にあるものを学習する」ことで獲得できる知能ですので、「滅多にない」「レア」で「特殊」なテクニックを想定することは難しいかと…。
 
何はともあれ、「小説の」読みやすさというより「文章の」読みやすさという観点で見るなら、それなりに使える分析レポートなのではないかと思われます。
 
(一文の長さや文字数間隔については、個々の好みもあるとは思いますが…。)
 
それと、ここでのポイントは、あくまで「読みやすさ」であって「分かりやすさ」とはどこにも書かれていない点ですね。
 
(「読みやすさ」ではなく「分かりやすさ」「理解のしやすさ」をAIに判定させるのは、まだ相当に難しいことだと思われますので…。)
 
総評はどうやって出しているのか…?
今回の分析レポートで、どうしても「どうやって出しているのか分からない」となった部分が一点あります。
 
それは作品総評下部の「楽しい仕掛け」がたっぷりあって「大満足」だったという部分です。
 
まず「大満足」は誰にでも(全員に)付けられる評価なのか、それとも作品によってコメントが変わってくるのか、比較対象がないことには分かりません。
 
それと「楽しい仕掛け」は、何でどうやって判断したのか…
 
分析依頼をした人のほとんどに付けられるリップサービス的なコメントなのか、叙述トリックやサプライズを判断する能力があるのか(だとしたらスゴ過ぎるのですが)…
 
それとも総評のコメントは全部が全部AIではなく、実は人間が付けている部分もあるのか…
 
そこの部分については、もっとデータを集めたり、他の分析レポートと比較してみないことには、ちょっとどうしても分析できません…。
 
(ちなみに自分の作品、「仕掛け」とまで言えるのかどうかは分かりませんが、第4章(第4話)にあたる部分が主人公(語り手)の性別をハッキリさせていませんので、男女どちらで考えても読めるという構造にはなっています。あと、章(話)ごとに視点が切り替わっていますので、合わせて読み進めていくと、前の章(話)では分からなかったキャラの心情が分かるようになる、といった工夫はあります。)
 
何はともあれ「どうやって分析しているんだろう」と考えながら分析レポートを読むのは、それなりに楽しかったので、いずれは「恋愛」の方でもやってみたいなと思っています。
 
(ただし、そのためには新しく恋愛小説を書かなければいけないのですが…。←相変わらず他サイトと重複投稿しようという気がない。)

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津籠睦月(つごもりむつき)
職業:
社会人(毎日PCを使う仕事。残業も休日出勤も普通にあります。)
趣味:
小説・HP制作、読書、猫と遊ぶこと。
好きな小説ジャンル:
ファンタジー、冒険、恋愛、青春、推理、濃い人間ドラマの展開するモノ。
備考:
漢検2級(準1以上は未受験)。国語の最高偏差値80(高2時点)。

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