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管理人がどうやってオンライン小説サイトを作っていったのか、その実体験によるノウハウや悪戦苦闘の日々をつづるWEB小説制作日記ブログです。 ちょっと変わった独自システム付きのネット小説サイトを運営しています。
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小説投稿サイトにもいろいろあり、それぞれシステムが違っています
 
小説投稿機能などには、それほど大きな違いは無いかも知れませんが、評価システムポイントの仕組みについては、投稿サイトによってかなりの違いがあるかと思います。
 
評価(ポイント)の仕組みについては、ヘルプ(ガイド)に載っている投稿サイトさんもありますが、明らかにしていない投稿サイトさんの方が多いでしょう。
 
そんな時、注目すべきものがあります。
 
それは、各小説投稿サイトさんの「エッセイ・ノンフィクション」ジャンルです。
 
この「ジャンル」の名前も、サイトさんによって異なってくるでしょうが…
 
(「エッセイ」や「ノンフィクション」のジャンル自体が無く、単純に「その他」とひとまとめになっているサイトさんもあります。)
 
このジャンルには、各小説投稿サイトさんのシステム・制度について考察分析を投稿している方が、時々いらっしゃるのです。
 
(もちろん、全ての投稿サイトさんにこの種の考察・分析が載っているわけではありません。たまに、その小説投稿サイトではなく別の投稿サイトについての考察・分析を書いている方もいらっしゃいますし…。)
 
もちろん、考察・分析はあくまで「考察」で「分析」ですので、そのサイトのシステムをズバリ言い当られているかどうかは分かりません。
 
(検証してみようにも、検証するのが難しいものも多々ありますし…。)
 
しかし「合っているかどうかは分からないけど…」と「参考までに」見る分には、とても有益なのではないかと思います。
 
(自分でも検証できそうなものであれば、その情報を「参考に」して、検証してみるのもアリかと…。)
 
ただし注意すべき点が、いくつかあります。
 
ひとつは情報の鮮度
 
評価法や仕組みを明示していないシステムについては、投稿サイトさんがいつの間にかそのシステムを変更していたとしても、なかなか気づくことができません
 
実際、評価方法やポイントの付き方が「変わった」という話は(ネットの中で)目にしますので「もしかしたら、今はシステムが変わっているかも知れない」という視点を持っておくことは必要かと思います。
 
もうひとつは、考察者・分析者も気づかなかった「死角」が存在する可能性です。
 
いくつかの分析・考察を読み比べていくと気づくのですが「Aさんの指摘している部分に、Bさんは触れていない」ということがあります。
 
目のつけ所は人それぞれですし、人によって「検証できること・できないこと」があるでしょうから、ある情報に気づく人もいれば、気づかない人もいるでしょう。
 
(具体的には、とある小説投稿サイトさんで「ジャンルによってポイントの付き方に差がある」ということに、触れている方もいましたが、(おそらくは)気づいていない(検証できていない)方もいた…といった感じです。)
 
ですので、考察や分析を読んだからと言って、そこに書いてあることが全てと思い込まず、「他にも何かあるんじゃないか」という可能性を、常に頭の片隅に入れておくことです。
 
最後に、この種の考察・分析を読んでいく上でのプラスアルファのポイントがひとつ…。
 
それは「タイトルに引きずられずに、気になったものはとりあえず読んでみる」という姿勢です。
 
小説資料の探し方自分の好きな小説を見つけるポイントとも共通することなのですが…
 
探したい情報が、タイトルに含まれているとは限らない」ことを、常に頭に入れておいた方が良いということです。
 
まれに、全く関係のなさそうなタイトルの本・作品に、知りたかった情報が「おまけの雑学」的な感じで載っていることがあります。
 
たとえば投稿サイトの「インセンティブ制度について」書かれた考察・分析でも、インセンティブ制度について「だけ」ではなく、その他の「ポイント制度」について触れられているものもあります。
 
「自分の知りたいこととは関係無さそうだから、読まなくていいや」とスルーしてしまうのは勿体無いので、流し読みでも良いのでざっと目を通してみることをオススメします。
 
(時間が無い方なら、とりあえず「もくじ」だけ目を通してみるのもアリです。)
 
ちなみに、自分はこういった分析・考察を「はてなブックマーク」でとりあえずブクマして収集していたりします。
 
(「ノンフィクション」や「その他」ジャンルは作品数が他に比べて少ないとは言え、「ブクマ」や「しおり」や「お気に入り」などで「後で探せるように」しておかないと、他の作品に埋もれて見つからなくなってしまったりしますので…。)
 
<関連記事(外部サイト)→小説投稿サイトの分析(はてなブックマーク)>
 

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ブログ」は、「ホームページ」よりも簡単に作成でき、WEBデザインの知識も少なくて済む「お手軽」なWebサービスです。
 
カスタマイズなどのこだわりが無ければ、タイトルと記事さえあれば始めることができます。
 
(もちろん、ブログサービス登録の手間などはかかりますが…。)
 
ただし、ブログにはホームページとは違うブログならではの「特徴」があり、特に「小説ブログ」を作りたいのであれば注意が必要です。
 
今回はそんな「小説ブログを作る上でのポイントや注意点」をまとめていきたいと思います。
 
小説ブログに最も向いているのは短編やSS
ブログは記事を投稿するのは簡単ですが、閲覧者にとっては「過去記事を探しづらい」というデメリットがあります。
 
また、通常は「新しいものほど上に表示される」ので、複数章からなる長編小説などを投稿するには工夫が必要となります。
 
そういった理由から、特に「設定を変えたりカスタマイズするのが苦手」という方には「一話完結」の「短編」や「SS」がオススメです。
 
「一話完結」であれば、どこから読んでもらってもOKですし、記事の順番も関係ありませんので。
 
(実際自分も、ブログには主に一話完結の短編やSSを載せています。→関連ブログ:言ノ葉スクラップ・ブッキング
 
 
長編の場合は順番や「もくじ」の工夫が必要
上にも書いた理由から、複数章(複数話)からなる「長編小説」をブログに載せたいのであれば、いくつかの工夫が必要です。
 
まず、記事の順番を変えられるのであれば、ブログの設定で「古い記事から順に表示されるように」変更すること。
 
また「もくじ」ページを作り、目的のページに一発で跳べるようにしておくことです。
 
そしてその「もくじ」ページは、常にブログの一番上に表示されるように「固定」しておくことです。
 
ブログサービスによっては、あらかじめ「固定記事の設定」ができるものもあります。
 
(ココログさんや、今はもうないヤプログさんなどはありました。)
 
固定記事の設定ができないブログなら、記事の順番が「古い順」になっているなら、記事の投稿日時を「ブログ内で(実際に)1番古い記事よりも、(1日でも1時間でも良いので)古い日付に変更しておく」こと。
 
「新しい順」に表示されるなら、「投稿日時で設定できる1番新しい(未来の)日付に変更しておく」ことです。
 
(投稿日時は「実際に投稿した日時」とは違う日時に設定することができるのです。)
 
ブログの記事順は基本的に日付順ですので、それで任意のページを「1番上」に載せられるはずです。
 
あるいは、各記事の最初の行に必ず「もくじページへのリンク」を付けておくのも1つの手段です。
 
(自分の場合はnoteさんでそれをやっています。→関連記事(note):せっかく「ネット小説」なのにネットの特性を活かさないなんて、勿体ない(←記事上部に「もくじ」が付いています)
 
 


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コメディー小説の書き方の自分なりの「まとめ」第3弾です。
 
前回も書いていますが、この「まとめ」はあくまでも私見ですので、人によっては合わない・役立たないこともあるかと思います。
 
その辺りをご了承の上、参考程度にお読みください。
 
<前回の記事はコチラ→コメディー小説の書き方1コメディー小説の書き方2
全力で突っ走るか、シニカルな笑いを選ぶか
「笑い」にもいろいろ種類があり、ハイテンションギャグもあれば、一歩引いた冷めた笑いを追求するシニカルコメディーもあります。
 
そして、どういう笑いを選ぶかにより、作者の選ぶべき態度も変わってきます。
 
個人的に、ハイテンションなギャグで大切なのは「読者を冷めさせない」ことだと思っています。
 
コメディー小説の書き方1」でも書きましたが、「笑い」とは、とてもデリケートなものです。
 
作品に没頭している間なら笑えるものでも、一旦冷めて、一歩引いた目で見てしまったら、もう笑えない――そういうこともあります。
 
なので、大事なのは「勢い」で読者を巻き込み、そのまま離さない(冷めさせない、引かせない)ことです。
 
そのためには、作者に「迷い」があってはいけません。
 
特にアマチュアにありがちなことかと思いますが……
「これで本当に笑ってもらえるだろうか」と迷ってしまって「思いきれない」「ギャグがぬるくなってしまう」「作者自身が一歩引いてしまう」……そんなことがあるかと思います。
 
しかし、そういった「迷い」や「逃げ」、あるいは「照れ」は、読者にも伝わってしまう可能性があります。
 
そうなれば作品の「ストーリー」や「ギャグ」よりも、そういうメタな部分にばかり気を取られ、作品を純粋に楽しんでもらえなくなる可能性があります。
 
なので、そこはもう割り切って「自分にとってはこれが面白いんだ!」とノリノリで書くことです。
 
多少「ぬるい」ギャグでも、「勢い」があればその勢いで何となく読めてしまうこともあります。
 
その「勢い」をわざわざ自分で削いでしまうのはもったいないことです。
 
……ただ、そういう風に「ノリノリ」なテンションで書いたものを「後で読み返すと死ぬほど恥ずかしい」「死にたくなるほど落ち込んでしまう」という方には、この方法を無理にオススメはしません。
 
そういう方は最初から一歩引いた「シニカルな笑い」、テンションが低めでも成立する笑いを目指してみてはいかがでしょうか。
 
ただ、この場合にもやはり「迷い」で作品の魅力を削いでしまっては意味がありません。
 
「コメディー小説の書き方1」でも書いた通り、笑いのツボは千差万別ですので、どんな笑いを追求するのであれ、自分が「最高に面白い」と思ったネタを「つまらない」と言う人は必ずいることでしょう。
 
しかし「それはそれ」と割り切るしかありません。
 
まず大切なのは「その作品の最初の読者である“自分自身”を全力で笑わせにいくこと」だと思います。
 
手をゆるめず、妥協せず、とにかく「自分がおもしろく思える」ものを全力で書いていくことです。
 
そうすれば、自分と笑いのツボを同じくする人間には笑ってもらえるはずです。
 
「笑えない」笑いを生み出さない
上の項目で「迷わない」ことが大事と書きましたが、それは「思いついたものなら何でも書いて良い」ということではありません。
 
コメディーを書く上でひとつ、とても大切で、絶対に気にかけなくてはいけないことがあります。
 
それは「誰かを傷つける笑いにしない」ということです。
 
「“笑い”と“けなし”は紙一重」という言葉があります。
 
「笑い」の中には、わざと他人をディスったり(けなしたり)、他人の失敗や欠点を面白おかしく誇張(デフォルメ)するものもあります。
 
しかし、それが笑いとして成立するためには、「相手を傷つけたり馬鹿にするために言っているのではない」と分かってもらえるだけの信頼感や関係性が必要となってきます。
 
そしてそれは、そんな「ある程度親密な関係を築いた人間同士」でさえ、時と場合により相手を傷つける「言葉の凶器」となり得る危ういものです。
 
まして不特定多数の、どんな性格の人間がいるのかも分からない「読者」相手では、あまりにも危険な賭けでしょう。
 
当然のことながら「心を傷けられた」読者は、その「笑い」で笑ってはくれません。
 
それどころか、もうその作品・その作者自体を見るのも嫌になってしまうかも知れません。
 
そんな読者を作ってはいけませんし、昨今の炎上事案を考えても、そんなリスクは避けた方が良いでしょう。
 
大切なのは読者に「自分を攻撃している」「自分を馬鹿にしている」「自分を嘲笑している」と取られるような表現をしないことです。
 
(昨今の炎上事案を見ていると、それ自体が既に結構「難しい」ことという気もしてしまいますが…。)
 
……とは言え厄介なのは、人というのは時に「無意識に」「気づかないうちに」他人を傷つけてしまうことがある、ということです。
 
人間は一人一人違う生き物ですから、自分にとっては何でもないことが、他人にとっては「心を傷つける何か」となる場合があります。
 
それを避けるためには、普段から「自分とは違う他人」の精神性や心に関心を持ち、何が人を傷つけるのか、どんなものが地雷となり得るのかを考えていくことです。
 
(……一朝一夕にできることではありませんし、これが完璧にマスターできるとしたら、それはもはや神仏の領域なのかも知れませんが……。)
 


<関連記事(外部サイト(note))→コメディ向けの文章の書き方を

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コメディー小説書き方の自分なりの「まとめ」第2弾です。
 
前回も書いていますが、この「まとめ」はあくまでも私見ですので、人によっては合わない・役立たないこともあるかと思います。
 
その辺りをご了承の上、参考程度にお読みください。
 
<前回の記事はコチラ→コメディー小説の書き方1
「笑い」とその他の要素のバランス
「コメディー小説」と一口に言っても、実際は様々バラエティーに富んでいます。
 
ガッツリとギャグを中心に据えたものから、「笑い」は添え物かスパイスのような扱いで「ストーリー重視」なもの…
 
恋愛要素を交えた「ラブコメ」、腹を抱えて大笑いするような「笑い」ではなく、まったり・にんまり笑わせる感じの「ほのぼの系」…
 
どんな種類の「コメディー」を目指すかにより、求めるべき笑いの「質」も変わってきます。
 
ギャグを中心とし、「笑い」が「主」なものであれば、当然その「笑い」にも相当なクオリティーが求められます。
 
一方、「笑い」よりもその他の要素…たとえばラブコメで言えば「ラブ(恋愛要素)」に重きを置いたものであれば、「笑い」は「そこそこ」のクオリティーであっても許される場合があります。
 
(ただしその場合、代わりにその「ラブ(恋愛要素)」が面白くなければダメなわけですが…。)
 
逆に言えば、「笑い(コメディー要素)」にそれほど自信が無いのであれば、その他の要素(恋愛要素や面白いストーリー)を入れて、全体に占める「笑い」の重要度を下げていけば良いのです。
 
ただし、他の要素を組み合わせるということは、そう簡単なことではありません。
 
1つの小説の中に複数の要素を組み合わせる場合、その要素同士の「バランス」が重要になってきます。
 
たとえば、物語が盛り上がる重要な山場に寒いギャグが挿入されて読者の感情の高ぶりを台無しにしてしまうetc…
 
要素同士が「邪魔」をして「水を差す」結果にならないよう、それぞれのバランスに気を配っていく必要が生じます。
 
(ただし、そのバランスの取り方にも個々の「好み」がありますので、作者と読者と趣味が合わなかったりしていろいろ難しいところはあると思います…。)
 
「あるある」ネタは鉄板だが、通じない人には通じない
「笑い」にも様々な種類があるわけですが、「あるある」ネタはその中でも比較的難易度が低く、使いやすいネタかと思います。
 
蛇足ながら、あるあるネタとは、多くの人に「共通」する経験をピックアップし、時に誇張し・ふくらませ「あぁ、こんなこと、あるある~」と共感してもらい、笑いを引き出す手法なわけですが…
 
多くの人に通じやすく、万能感の強いネタではありますが、一点注意しなければいけないことがあります。
 
それは、その「あるある」ネタが「どの程度」の人たちに通じるネタか、ちゃんと見極めなければいけない、ということです。
 
たとえば、特定の学校の特定の先生のクセをネタにした「あるある」ネタは、その学校の、その先生の授業を受けた人間には通じるでしょうが、他校の人間には一切通じません。
 
それは極端な例としても、「ところ変われば常識が変わる」と言うように、自分が「万人に通じる『あるある』」だと思っていることが、実は一部の人間の間でしか通じないネタだった、ということはよくあります。
 
(特に地域ネタなど。その地域を出るまでは全国的な常識だと思っていたものが、実は一部の地域でしか通じないものだったり…。)
 
これを見極めるためには、普段から自分の精神的視野が狭くなっていないか気をつけ、自分の興味のあること以外に対しても好奇心のアンテナを張り、自分とは「住む世界が違う人々」のことにも目を向けていかなければなりません。
 
とは言え、一人の人間が知ることのできる知識・常識には限界がありますし、たとえ知ることができたとしても、この世界の「全ての人間」に通用する「あるある」ネタを見出すことは至難の業かと思います。
 
なので、理想としては「自分の小説のターゲットとなる層に通じる『あるある』ネタ」を見出すことです。
 
予め「どんな読者層にこの小説を読んでもらいたいか」を想定し、その人々に通じそうな「あるある」ネタを考えるのです。
 
この「ターゲットを絞る」という手法は、あるあるネタのみならず、小説の「方向性」を決める上でとても役立つ手法です。
 
(男性向けか、女性向けか、どんな要素を中心に持って来るのかetc…)
 
実際マーケティングなどでも使われている手法なのですが、その辺りの話は本題とズレていってしまう気がするので、機会があったらまた別にまとめていきたいと思います(気になる方は「ペルソナ」(←マーケティング用語)で調べてみてください)。
 


<関連記事(外部サイト(note))→コメディ向けの文章の書き方を

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コメディー色の強い小説とシリアス色の強い小説とでは、その執筆方法も読者のニーズも異なっています。
 
今回は「コメディー小説」ならではの特徴、コメディーならではの難しさ、その書き方などについてまとめていきたいと思います。
 
毎回書いていますが、この「まとめ」はあくまでも私見で、「個人的に書きやすかった方法」に過ぎませんので、人によっては合わないこともあるかと思います。
 
その辺りをご了承の上、参考程度にお読みください。
 
それと、長くなりそうですので今回も分割して載せていきたいと思います。
コメディーはシリアスよりも難しい
個人的な意見ですが、コメディー色を全面に押し出した作品はシリアスな作品よりも「難しい」と思います。
 
それは「執筆するのが難しい」というよりは「評価を得るのが難しい」ということです。
 
なぜなら「笑いのツボ」は千差万別で個人差が激しく、「哀しみのポイント」や「感動のポイント」より読みづらいからです。
 
他人が大笑いしているネタやギャグを見ても「何が面白いのか分からない」ということって、ありませんか?
 
また「子どもの頃は大笑いしていたのに、今見るとなにが面白かったのか分からない」ということ、ありませんか?
 
「何をおもしろいと感じるか」は人によって違い、さらに同じ人間であっても年齢や置かれた状況により変わってくるものなのです。
 
さらに言えば、その時の精神コンディションによっても、それは変わってきます。
 
心があまりにも深く沈んでいると、おもしろかったはずのものを見聞きしても全く楽しめない、ということはよくあります。
 
「笑い」というものはそんな風にデリケートで、万人に通じる「おもしろさ」を見つけるのは難しいものなのです。
 
にも関わらず、コメディーというものは一般的に、シリアスよりも「軽く」見られがちです。
 
コメディー作品はシリアス作品に比べどうしても「低俗」「大衆向け」というイメージを持たれがちです。
 
(古典文学などを紐解いていけば、シェークスピアしかりギリシャ演劇しかり「喜劇」というものが「悲劇」と並んで大切にされてきたことは容易に窺えますし、「狂言」「落語」など「笑い」を基とした伝統芸能もありますので、「笑い」とは決しておろそかに扱われるべきものではないはずなのですが…。)
 
そんなコメディーをシリアスな作品より「良い」と思わせるためには、相当な「魅力」が必要になってくると思います。
 
コメディーはシリアスよりも「ゆるい」世界観や設定が許されますし、デタラメなストーリー展開も許される傾向にあります。
 
シリアスより「書くのが簡単」と思われる方も多いかも知れません。
 
しかしそこにはやはり「コメディーならでは」の難しさがあると、自分は思っています。
 
「自分にとっての面白さ」を追求する
上に書いた通り「笑いのツボ」「おもしろさのツボ」は人によって違います。
 
自分とは全く異なる他人の「ツボ」を刺激することは不可能に近いことでしょう。
 
ならばどうすれば良いのか――それは「自分にとっての笑いのツボ」をとことんまで追求することです。
 
「他人」の感覚は「自分」には分かりません。
 
「他人が面白いと言っているけれど自分にとってはつまらないモノ」を研究し、そのツボを分析しようとしてみても、結局は感覚が違いますので、間違った答えを導き出してしまったり、ちょっとズレたツボを突いてしまう結果となりかねません。
 
そうしたミスをするよりは、「自分にとっての面白さ」をとことんまで追求した方が確実です。
 
なぜなら、そうすれば少なくとも「自分と笑いのツボを同じくする人間」には響くはずだからです。
 
それに「自分には面白いと思えない」モノを追求していく行為は、精神モチベーションを削ります。
 
「自分が面白いと思える」モノを妥協せず、手を抜かずに追い求め表現していくこと――結局はそれが、おもしろい作品を書くこと、そしてそれを続けていくことに繋がるのではないかと思います。
 
…まぁ、そんな「自分にとっての笑いのツボ」が、かなりニッチな少数派だった場合、人気を獲るのは至難の業となるのでしょうが(←不可能とは言っていません。)…それはまた別の問題ということで…。

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HN(ハンドル・ネーム):
津籠睦月(つごもりむつき)
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社会人(毎日PCを使う仕事。残業も休日出勤も普通にあります。)
趣味:
小説・HP制作、読書、猫と遊ぶこと。
好きな小説ジャンル:
ファンタジー、冒険、恋愛、青春、推理、濃い人間ドラマの展開するモノ。
備考:
漢検2級(準1以上は未受験)。国語の最高偏差値80(高2時点)。

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