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管理人がどうやってオンライン小説サイトを作っていったのか、その実体験によるノウハウや悪戦苦闘の日々をつづるWEB小説制作日記ブログです。 ちょっと変わった独自システム付きのネット小説サイトを運営しています。
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小説投稿サイトの選び方~自分に合ったサイトを選ぶ3~」で、短期消滅型ポイントについて「戦略が重要」ということを書きましたが…
 
今回は、実際どんな「戦略」があるのか、管理人が実際に行ったもの・行えなかったもの含めて、まとめていきたいと思います。
 
(長くなるため、今回も分割してまとめていきます。)
 
ただ…以前の記事にも書きましたが、戦略の成否には「めぐり合わせ)」も大きく影響してきます。
 
どれほど戦略を練り、実行しようと、結果が出ない時には出ないものです。
 
また、どんなに「ポイント戦略で」人を集めたところで、小説自体が面白くなければリピーターは得られません。
 
個人的には「ポイント戦略」はあくまで「補助」的な扱いとし、あくまで「小説の面白さを追求」することを「メイン」に据えた方が良いと思っています。
 
(と言うか、ポイント戦略をメインに据えてしまうと、心と頭の消耗が激しくて精神衛生上よろしくない気がするので、そもそもポイントをそこまで気にしないようにして(そもそも「ポイント=小説の評価」だと捉えないようにしています)、戦略も「できる範囲で(無理をしないで)」を心がけているのですが…。)
 
<他のまとめはコチラ→小説投稿サイトの短期消滅型ポイント戦略2
 
先にポイントの仕組みについて学んでおく
以前の記事で「小説投稿サイトのシステムを知る方法」というものを書きましたが…
 
ポイントについても、先に「どんな仕組みでポイントがついていくのか」を学び、無駄な労力を使わないようにしていくことが大事です。
 
(「労力を使ったにも関わらず結果が出ない・報われない」は精神消耗が激しいので、やっても無駄な努力は予め避けていくべきです。)
 
たとえば、以下は他の方の考察記事やサイトのヘルプ・ガイドラインで学んだことなのですが…
 
アルファポリスさんでは、小説を更新(新しいページをUP)すると、ポイントが付くのですが、これは1日に1回しか反映されず、1日に何回新しいページをUPしようと、もらえるポイント数に変わりはありません。
 
よって「1日に10ページを投稿すれば、200×10で2000pt手に入る」と「取らぬタヌキの皮算用」をしてはいけないわけです。
 
(ただし、1日に複数ページを投稿することは「戦略」としては有効です。理由は下の項目にまとめています。)
 
また、小説ページへのアクセスによって得られるポイントも同様です。
 
アルファポリスさんの場合、24時間以内に何回アクセスしようと、反映されるのは、そのうち1回のアクセスのみです。
 
(さらに言えば、アルファポリスさんのアクセスポイントはPVでカウントしているわけではないので、何ページ読んでもポイントは変わりません。)
 
ポイントの推移を見るために「モニタリング」をするのは大事ですが、ポイントを稼ぐ目的で何回もページ訪問するのは時間の無駄です。
 
戦略を練る際には、まず、そのサイトのポイントが「どんな仕組みで上下するのか」、サイトのヘルプ・ガイドラインを読み込んだり、他の方の考察記事を検索するなどして、よく勉強しておきましょう。
 
(ただし、以前の記事にも書いた通り、ポイント制度は予告なく変更されることがあります。情報の鮮度には気をつけましょう。)

そして何より大切なのが「ポイントは必ずしも作品のクオリティーを反映しない」ということを常に“意識”しておくことです。
 
過去記事にも書いた通り、ポイントは戦略により増減しますし、運の有無によっても変わってきます。
 
ポイントの増減でいちいち気分をアップダウンさせていては、モチベーションを維持するどころではありません
 
「ポイントはポイント」と割り切って、過剰に落ち込まないよう注意しましょう。 
 
1日に複数ページUPする
上記の通り、アルファポリスさんでは1日に何回更新しようと、もらえるポイントに変わりはありません。
 
しかし、ランキング上位者の中には、新作UPの初日に、複数ページをUPしている方も、それなりに存在します。
 
なので、自分も試しに新作UPの初日に2ページをUPしてみたのですが…結果、初日のポイントは前の記事に書いた通りですので、実際のところ効果はあったものと思われます。
 
理由として考えられるのは、まず「ある程度、小説の面白さが分かる所まで“まとめ”てUPすることで、読者を獲得できる」というのが一点。
 
ネット小説は無料でいつでも読める小説であるがゆえに、(読者が)面白くないと判断すれば、(最後まで読まれることなく)途中で切られてしまう恐れがあります。
 
しかし、作者の誰もが“出だしの1話目”で面白さのエンジンをかけられるとは限りません。
 
「面白くなるのは“これから”なのに…」という所で切られてしまわないためには、その「おもしろい場面」まで、一気にまとめてUPしてしまうのは有効なのかも知れません。
 
また、複数ページを時間をズラして投稿すれば、その分「露出」が増えます。
 
大概の小説投稿サイトには「最近更新された小説」が表示されるコーナーがあるのですが…
 
複数話を時間をズラして投稿すれば、複数回そこに自分の小説が掲載されるわけです。
 
(複数話ある場合、同時に投稿することも可能なのですが、それだとたぶん、1回しか掲載されないかと思われます。)
 
また、他の方の考察を読んでいると「『読者になってくれそうなユーザー』がいそうな時間帯を狙って投稿する(→その時間帯を割り出すために、様々な時間帯に投稿してみる)」という記事を見かけます。
 
時間をズラして投稿することは、様々な層のユーザーにアプローチするという意味で、有効なのかも知れません。
 
(ただ…日中に仕事をしている身では、そんなに様々な時間帯を試せるわけではないので、難しいのですが…。)
 
ちなみに管理人の場合、まず1話目をUPし、その投稿によるポイントが反映されるのを待ってから(←だいたい1時間~2時間の間くらい?)2話目をUPしてみました。
 
(ただ待つのは時間がもったいないので、先に1話目を作ってUPし、2話目を制作(清書)しながらポイント反映を待つ、という方法をとっていました。)
 
新作の最初の1~2時間は、必ずポイントが0ptですので、「ポイントだけで小説の良し悪しを判断するユーザーだったら、この0ptを見ただけで去って行ってしまうだろう」と判断しての戦略です。
 
(これまでにも書いてきた通り、短期消滅型ポイントの数値は、タイミングによってかなり変わりますので、そこで小説のクオリティーを評価することはできないのですが…おそらく、そこまで分かっていないユーザーの方も、一定数いらっしゃるかと思われますので…。)
 
ただ…元々ページ数が少ないものを、一気に複数ページUPしてしまうと、連載期間自体が短くなってしまったり…
 
また、あまりにも大量のページを、1時間に1ページずつ「ちまちまと」UPしていくのは、個人的に、何となく、読者の方から見て煩わしいのではないかと思ってしまうのです(←あくまで個人的な感覚ですので、実際のところは分かりませんが…)。
 
(なので自分も1日2ページ(しかも初日だけ)を限度にしてみたのですが…。)
 
もし、実際に1~2時間に1回くらいペースで10ページも20ページもUPして「成果があった」という方がいらっしゃったら、拍手コメントからでもサイトのアンケートフォーム(←タイトルが「ご要望」になっていますが、内容何でもアリのフリーなアンケートフォームのつもりで使っています。)からでも情報提供いただけると、参考になってありがたいです。
 


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小説投稿サイトポイントなどの数値を「どう読み解けば良いのか」「どう受け止めれば良いか」の「まとめ」第3弾です。
 
<他のまとめはコチラ→小説投稿サイト・数値のからくり1小説投稿サイト・数値のからくり2

(第1弾でも書きましたが、どんなシステムも、メリットもあればデメリットもあります。ここでは記事のテーマ上、デメリットを挙げていることが多いですが、各サイトさんのシステムを批判・非難しているわけではありませんので、ご了承ください。) 
お気に入りやブクマの増減理由を知るのは、ただ一人だけ
まとめ第1弾でも書きましたが、アクセス数から読者の「満足度」を読み取ることはできません。
 
それは「お気に入り」や「ブックマーク」の数についても言えることです。
 
大概の投稿サイトさんには、読者が「気になった小説」にいつでもアクセスできるよう、マイページに「保存」しておく機能があります。
 
このシステム、投稿サイトさんによって名前が違い、「ブックマーク」としている所もあれば、「お気に入り」「本棚」などとしている所もあります。
 
SNSで言えば、noteさんなどでは「スキ」ですし、ツイッターさんではハートマークになっています。
 
「お気に入り」や「スキ」などの名前が付いていると、誤解してしまう方もいるかも知れませんが…
 
この数値、必ずしも本当に読者が「気に入ってくれた」「好きになってくれた」ということではありません。
 
もちろん、本当に気に入って「お気に入り」してくださったり、本当に好きだから「スキ」してくださる方もいます。
 
しかし、こういったシステムの使い方は、人それぞれです。
 
「ブックマーク」すなわち「しおり」や「目印」感覚で付け、読み終わったら即消去という読者もいることでしょう。
 
気になるものに片っ端から付け、そのうち「読み切れないから」と、読んでいない作品も「整理」して消去していく読者もいることでしょう。
 
「付けた時には気になってたけど、気が変わって、今はあまり気にならない」と消去する読者もいることでしょう。
 
「『俺TUEEE』や『チート』な作品かと思って付けたのに、『俺TUEEE』でも『チート』でもなかった」など、勘違い解釈違いで付けたり消したりする読者もいることでしょう。
 
新作ブーストでポイントが伸びたり、ランキングに載った時に「数値が高いから」「ランキングに載っているから」という理由で付け、ブースト終了、ランキング圏外落ちした途端に外していく読者もいるかも知れません。
 
ブックマークやお気に入りが、どんな理由で増減するかは、作者の目にも、おそらくサイト運営さんにも読めないことです。
 
その理由を知るのは、ただ1人――それを増減させている読者本人だけなのです。
 
理由が分からないのですから、減ったからと言って「自分の作品は面白くないんだ…」と過度に凹む必要はありません。
 
(もちろん、作品自体に理由がある可能性もありますので「全く気にしない」というのも考えものですが、要は「それで心が折れてはいけない」ということです。)
 
システムの使い方は各自の「自由」ですので、作者には何を言うことも、どうする権利もありません。
 
クヨクヨ考えても、悩んでも、数値から読者の感情は読み取れませんので、それを考え続けるのは、時間と精神の無駄遣いです。
 
(もっと詳細なデータがあれば、あるいは「推測」できるかも知れませんが、それも推測に過ぎませんし、そもそもそんなデータが入手できないでしょう。)
 
なので、悩まず、凹まず、まずは目の前の小説に全力を注ぎましょう。
 
(ちなみに自分は、一度付けたブクマ・お気に入りを滅多に消さない(と言うより消せない)タイプです(そもそも匿名で付けられるものしか付けていないのですが…)。自分が「数字が減って哀しかった」経験から、消せなくなってしまったのというのもありますが…Web小説との出逢いは一期一会ですし、素人の書いたものであるからこそ、今後どう化けるか分からないので「もったいなくて消せない」のが正直なところです。)
 
最初に必要なのは、露出→印象→中身そして、運
悲しいことですが、現状Web小説の世界では「どんなに中身が良くても、数値が上がらない(評価されない)」という事例が多々あります。
 
それは、簡単言ってしまえば「まだ読まれていない小説に、評価がつくことはない」からです。
 
Web小説が評価されるために、最初に必要なのは「読者の目に留まること」です。
 
存在にすら気づかれていない小説は、たとえどれほど面白かったとしても読まれることはありません。
 
そして、目に留まった後に必要なのが「印象」…それも「良い意味での」印象です。
 
読者が最初に出逢うのは、その小説のタイトルや「あらすじ」あるいは表紙画像のみ(たまに、最初の数行が見えているサイトもありますが…)で、中身ではありません
 
つまり、どんな中身か分からないまま印象だけ」で読む小説を決めているのです。
 
しかし残念なことに、小説(の本文)を書く才能と、タイトル・あらすじをキャッチ―に作るセンスは別物です。
 
(両方を兼ね備えている方も、世の中にはいるのでしょうが…。)
 
また、読者の側にも「第一印象だけで小説の中身を見抜く才能」が備わっているとは限らない(…と言うか、持っている人の方が稀だと思いますが…)のです。
 
そもそも、どんなタイトル・あらすじを「好ましい」と思うかは、人それぞれです。
 
どんなに趣向を凝らしてセンスの良いタイトル・あらすじを作ったとしても、「逆に“作り込み”過ぎてて、うさん臭い」と避けられる可能性はあるわけです。
 
つまり、最終的には、結構な割合で“めぐり合わせ”の「運」に左右されることが多い、ということです。
 
「中身」が判断されるのは、そんな何段階にもわたる関門を乗り越えた先のことなのです。
 
このことは逆に言えば「実はとんでもない名作なのに、運悪く数値が伸びず、埋もれている」作品が「無いわけがない」ということでもあるのですが…。
 
果たして、そのことに気づいている読者が、どれくらいいるのか…それが問題ですね…。
 
ちなみに、小説を読む際の決め手となる「印象」…もちろん、数値や星の数によっても左右されるものと思われます。
 
(そして、それが両極端なスパイラルを生み出しているのではないかと…。)
 


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小説投稿サイトのポイントなどの数値を「どう読み解けば良いのか」の「まとめ」第2弾です。
 
<第1弾はコチラ→小説投稿サイト・数値のからくり1

(第1弾でも書きましたが、どんなシステムも、メリットもあればデメリットもあります。ここでは記事のテーマ上、デメリットを挙げていることが多いですが、各サイトさんのシステムを批判・非難しているわけではありませんので、ご了承ください。) 
お気に入り・ブクマはアカウントユーザーからしかもらえない
小説投稿サイトに登録し、実際に利用を始めれば気づくことでしょうが…
 
各小説に付けられる「お気に入り」や「ブックマーク」…大概の投稿サイトでは、そのサイトのアカウントを持っていないと、付けることができません
 
つまり、そのサイトに登録していない読者をどれだけ集めることができても、お気に入り数やブクマ数には反映されないということです。
 
(もちろん、アクセスがあれば、PV数などの他の数値には反映されるわけですが。)
 
たとえば、ツイッターやブログなどのSNSを見て、その小説を訪問し、面白いと思ってくれる読者がいたとします。
 
しかし、その読者が、その小説サイトのアカウントを持っていなかったとしたら…
 
果たして、その小説を「お気に入り登録」または「ブックマーク」するためだけに、わざわざそのサイトのアカウントを取ってくれるでしょうか?
 
よほど熱烈にその小説を愛してくれる方でもなければ、そこまでしてくれないのではないでしょうか?
 
そもそも、わざわざサイトのアカウントを取って「お気に入り登録」or「ブクマ」しなくても、ブラウザのお気に入りorブックマーク、あるいはオンライン・ブックマークサービスで登録しておけば、いつでもその小説にアクセスすることはできるのです。
 
つまり、お気に入りやブックマークの数が欲しいなら、いかにサイト「内部」の読者を集めるかがポイントとなってきます。
 
(しかも、アカウントユーザーでも「ログイン状態」でないと「お気に入りorブクマ」できないので、いかに「今ログインしている読者」を集めるかがポイントという…。)
 
以前の記事で「最近更新された小説」などの「露出」の重要性を書きましたが、それはSNSなどで「外部」の読者を集めるよりも、そのサイト内のページで露出して「内部」の読者を集める方が、お気に入り・ブクマ数に繋がりやすいからなのです。
 
<関連記事:小説投稿サイトの選び方~自分に合ったサイトを選ぶ2~
 
ちなみに、レビューや★の数、感想などについても、アカウントを持っているユーザーでないと付けられないことが多いです(例外もありますが)。
 
24時間で1カウントだと、前のめりな読者はカウントされない?
投稿小説サイトには、ポイント不正が起こらないように防衛策をとっている所もあります。
 
たとえばアルファポリスさんなどでは、アクセスポイントとして加算されるのは、24時間につき1アクセスのみで、1日に何回アクセスしようと、もらえるポイントは変わりません(ちなみに他の方の書かれた考察記事によると、1アクセスにつき7ポイントだそうです)
 
しかし…24時間で1アクセスをカウントするということは「2日に1度、失われてしまうポイントがあるかも知れない」ということでもあります。
 
たとえば毎日更新される小説を、毎日閲覧してくれている読者がいたとして…
 
その読者が、前日の閲覧時刻より10分早く小説にアクセスしてきたとします。
 
すると、そのアクセスは前日のアクセスから数えて24時間以内になってしまうため、ポイントに反映されない可能性がある、ということです。
 
つまり「早く読みたい」と前のめりになって、前日よりも早くアクセスしてきてくれる読者ほど、ポイントには表れないということです。
 
実際のアクセスポイント計算がどうなっているのかは明かされていませんし、もしかしたらその辺りのギリギリの時間帯は大目に見てくれるようになっているかも分かりませんが…(ただ、24時間でキッチリ切ってしまった方がシステム的に分かりやすいので、「キッチリ24時間で1カウント」でやっている可能性の方が高いと思います)
 
毎日投稿しているのに、2日に1度なぜかポイントが減ってしまうという方は、もしかしたら、こういう理由からなのかも知れません。
  
「評価」は「性善説」頼り
サイトによっては、ユーザーが星の数レビューなどで小説を評価できるシステムがあります。
 
しかし…こういった星の数やレビューは、基本的に性善説…「人は元々善なる存在である」→「だから、嘘の評価をする人なんているはずがない」が成り立たなければ、意味をなさないものです。
 
Amazonさんなどの通販サイトでも「やらせレビュー」が問題となったことがありますが…
 
小説の評価においても、そういう「不正」が無いとは言い切れない、ということです。
 
中には「自分の小説を良く見せよう」だけでなく、「ライバルの小説の評価をわざと悪くつけよう」という人もいないとは限りません。
 
各投稿サイトには、小説を評価するシステムはあっても、その評価の「信頼性・正当性」を判断するシステムは(おそらく)ありませんので、そこは評価者のモラル頼りになってしまうのです。
 
そもそも、人が他人を評価するというのは、とても難しいものです。
 
同じクオリティーの作品であっても、その日の気分によって、良く見えたり悪く見えたりということがあるかも知れません。
 
また、ストーリー展開的には優れていても「自分の好みじゃない」という理由で点を辛くつける人もいるかも知れません。
 
「えこひいき」せず、その日の気分や先入観に左右されずに「公平に」評価ができるか否かも、評価者の「人間性・能力」頼りになってしまうのです。
 
ちなみに、自分がAmazonさんなどでレビューを見る際、必ず評価者の「人数」を気にします。
 
評価者の数が1~2人くらいだったとしたら、たとえ評価が良くても悪くても、それは「たまたま」かも知れないからです。
 
(…まぁ、評価者の数が多かったとしても、組織票などあったら無意味なわけですが…。)
 
そしてレビューがある場合には、単純に星の数だけでなく、レビューの「内容」を見ます。
 
そしてその「内容を見る」とは、単に「おもしろい」「つまらない」という評価者の「主観」を見るのではなく、「どんな内容なのか」判断できそうなキーワードを見ていく、ということです。
 
<参考記事(別ブログ):レビューの見方・読み方~絶賛・酷評に「ダマされない」ために~
   


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小説投稿サイトには、様々な「数値」が表示されています。
 
ポイントブックマーク数お気に入り数ランキング順位etc…。
 
ネット小説書きさんの中には、この数値の上がり下がりに一喜一憂していらっしゃる方も多いかと思いますが… 
 
しかし、この数値…「どこまで信頼できるものなのか」考えてみたことがありますか?
 
これらの数値が「どうやって計算されているのか」「数値に表れていないものがあるのではないか」考えてみたことがありますか?
 
そこに目を向けずに「数値が全然上がらないから、自分の小説はダメなんだ…」と思い悩むのは、人生の損です。
 
「数字は嘘をつかない」と言いますが、人間はその数字を簡単に読み誤るものです。
 
数字に踊らされて精神を疲弊させないように、数値の「からくり」にちゃんと目を向けていきましょう。
 
…とは言え、各小説のポイントがどう計算されているかは、明らかにしているサイトさんもあれば、していないサイトさんもありますので、かなり読みづらいものではあるのですが…
 
とりあえず「少し考えれば分かることだけど、意外と気づいていない人も多いかも知れない」ことを、いくつか下にまとめておきます。
 
(どんなシステムも、メリットもあればデメリットもあります。ここでは記事のテーマ上、デメリットを挙げていることが多いですが、各サイトさんのシステムを批判・非難しているわけではありませんので、ご了承ください。)
 
長くなりそうですので、今回も記事を分割していきます。
 
PVはページ数が多い方が有利
その小説がどれだけ読まれたかを「PV」という形で数値化しているサイトは結構あります。
 
PVとは「ページビュー」のことで、その小説のページが合計で何回表示されたかを表しているわけですが…
 
皆様、まさかとは思いますが…総ページ数が1ページの短編と、総ページ数が100ページの長編を単純にPVだけで比較していたりはしませんよね?
 
総ページ数が1ページしかない短編を、100人の読者が(1回ずつ)読んだとしても、PVは100にしかなりません。
 
しかし、総ページ数が100ページの長編を、100人の読者が最初から最後まで(1回ずつ)読んだなら、PVは100×100=10000なのです。
 
もちろん、総ページ数が100pの長編でも、最後まで読んでもらえるとは限りませんので、単純に「×100」とはいかないでしょう。
 
しかし、読者の数が同じなら、ページ数の多い小説の方がPVで有利なことは確かでしょう。
 
そしてPVで単純比較してしまった場合、「クオリティーが高いにも関わらず、ページ数が少なくてPVが上がりにくい小説」は埋もれてしまう可能性が高いということなのです。
 
ちなみに、「1ページあたりの文字数の上限」は存在しますが、下限は(おそらく)決まっていないため(←さすがに0文字ではページ作成できないでしょうが…。)、8000字の小説を2000字×4pの小説にするか、1000字×8pの小説にするかは、書き手の自由です。
 
最近の傾向を見ていると、1ページあたりの文字数が少ない小説が増えている気がしますが…。
 
アクセス数は満足度を伝えない
PVが小説のページ数により有利・不利になってしまうなら、ユニークアクセス数(何人の読者がその小説ページを訪れたか)を見ればいいではないか、と思われる方もいるでしょう。
 
しかし、このユニークアクセスにも落とし穴があります。
 
それは、ユニークアクセス数からは「満足度」が計れない、ということです。
 
その小説を「おもしろい」と思って最後まで読んでも、「つまらない」と思って最初の数ページで切ってしまっても、1アクセスは1アクセスです。
 
話題性のある小説、奇抜な設定の小説、タイトルや「あらすじ」がキャッチ―な小説は、たくさんのアクセスを集めやすい傾向にあります。
 
また、戦略によって人を集められる作者もいます。
 
<関連記事:小説投稿サイトの選び方~自分に合ったサイトを選ぶ3~
 
しかし、集まった読者の全てが、その作品を「おもしろい」と感じるわけではありません。
 
しかし、おもしろくないと感じた読者のアクセスも含めて、単純に「集まった人の数」が、ユニークアクセスには表れてしまうのです。
 
そして逆に言えば、どれほど満足度の高い小説であったとしても、集客力が低ければ、その小説は埋もれてしまうということです。
 
ビジネスの世界でも言えることですが…良い商品を作ったとしても、営業力や会社の知名度、あるいは強力過ぎるライバル企業のせいで「売れない」ことは多々あります。
 
あるいは「同じ商品なのに、パッケージやCMをリニューアルしただけで売れた」という話もよくあります。
 
「ものを売る=人を集める」ということは、それほどに難しく、商品や作品のクオリティーだけではどうにもならないことも多いのです。
 
「おもしろさ」は数値化できない
PVもダメ、ユニークアクセスもダメなら何を見れば良いのか…と思われるでしょうが…
 
結論から言えば「小説の面白さをハッキリ表せる数値指標は存在しない」のです。
 
各サイトで出している数値は、「PVが多いなら、面白いということだろう」「ユニークアクセスが多いなら、クオリティーの高い小説なのだろう」という「推測」を元に数字を「切り取った」ものに過ぎないのです。
 
そこには取りこぼされる数字もあれば、入れるべきでないのに入ってしまう数字もあります。
 
各サイトの数値・ポイントは、あくまで「目安」でしかなく、面白さを保証するものでも何でもないのです。
 
しかし…困ったことに、人は数字に踊らされるものです。
 
数値が低いものよりは高いものに手を伸ばしがちですし、特に日本人は他者の意見(特に多数派の意見)に「合わせたがる」気質を持っています。
 
「数値が高いなら面白いのだろう」という「先入観」で作品を読んだ場合、実際に「おもしろいかも知れない」と、脳が錯覚を起こすこともあるのです。
 
(「数値が高いわりには、おもしろくない(期待していたほど面白くない)」と、評価を下げる(先入観が無かったら、そこそこ面白く読めていたものが、楽しめない)パターンもありますが。)
 
結果、数値の高い小説は、より人(数値)を集め、数値の低い小説には人が寄りつかない(数値が上がらない)という、両極端なスパイラルが起きている…というのが、現在多くの小説投稿サイトの抱える問題だと思います。
 
(あるいは、その「問題」にすら気づいていない方も多くいらっしゃるのかも知れませんが…。)
 
これを打破するには、読者の「意識」を変えていくしかないのですが…実際問題、それが一番難しいことだという気もしています…。
 
(もちろん、最初から数値など気にせず「自分にとっての最高の小説」を探し求める人は存在します。しかし、それが多数派ではない、という所が問題なんですよね…。)
 


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「自分に合った小説投稿サイトを選ぶポイントまとめ」の第3弾です。
 
詳しいことは「1」に書いてあります。
   ↓
<前回の記事はコチラ→小説投稿サイトの選び方~自分に合ったサイトを選ぶ1
 
短期消滅型ポイントのサイトは向き・不向きが激しい
前の記事(自分に合ったサイトを選ぶ2)でも書きましたが、小説投稿サイトの中には、一定期間で消滅する「短期消滅型ポイント」が存在することがあります。
 
どれくらいで消滅するかも、サイトによるのですが(アルファポリスさんは一応24時間ということになっています(ただし、実際は1時間で消滅するものもある模様←他の方の考察から。)ツギクルさんは、24時間よりもっと短いスパンで消滅している模様です。)…
 
私見ですが、こういったサイトは「戦略を練るのが得意な方」かつ「メンタル・マネジメントの得意な方」そしてできれば「更新頻度の高い方」向けだと思っています。
 
この手の短期消滅型ポイントは、累計ポイントでは「古くからある人気小説」に敵うはずもない「新作」が注目を浴びる手段として、とても有効なものです。
 
ランキングもこの短期消滅型ポイントで集計されているなら、新作をUPしてすぐにランキング上位に入ることも夢ではありません。
 
しかしその一方で、ポイントを稼ぐのに、かなりの「戦略性」もしくは、相当な「強運」が必要となってきます。
 
(普通、「運」は操れませんので、今回の記事では「たまたま強運の持ち主で、偶然高ポイントを稼ぎまくって上手くいくパターン」は考えないことにします。)
 
ここで言う「戦略」とは「読者の目をいかに惹くか」です。
 
いかに「読者の目を惹けるタイトルや小説概要」を考えられるか、いかに「読者に好まれそうな要素・属性・ジャンル」の作品にできるか、いかに「読者を獲得しやすいタイミング」で小説を更新できるか、いかに「読者を逃さない」か…こういったことを考える能力です。
 
ポイントは短期で消滅していきますので、いかに「継続して・頻繁に」読者に訪問してもらえるかが勝負となります。
 
そのためには情報発信および小説自体の更新も、頻繁に行わなければなりません(なので、「更新頻度の高い方」向けなのです)。
 
他の投稿サイトさんでも、毎日更新が行われている小説は多いですが、短期消滅型ポイントのサイトさんでは、この「毎日更新」の必要性が、より高くなると思われます。
 
特にアルファポリスさんは、更新によってもポイントが付くため(そしてそれが24時間で消滅するため)、この「更新によるポイント加算」を切らさないためには、毎日更新が必須となるのです。
 
(現在のところ、ツギクルさんには「更新によるポイント加算」はありません。)
 
そしてこういうサイトさんでは、短期消滅型ポイントが前面に推され、累計や月間などの他のポイント表記が小さくなっているため、否応なしに短期消滅型ポイントばかりが目立ちます。
 
なので、短期消滅ポイントが少ないと、それだけで「おもしろくない」と判断され「小説を読みもせずに去って行く」読者の方もいるものと思われます。
 
(書籍化したような(過去には確実に人気のあった)作品も、しばらく更新が無かったりすると「ポイント2ケタ」だったりすることもあるので、こういうのは本当にタイミングで、小説の「クオリティー」を測る指標ではないと思うのですが…。)
 
また、こういった短期消滅ポイントには「ブースト」と呼ばれる現象がよく起こります。
 
新作UP完結のタイミングでブワッとポイントが上がり、その後だんだん(もしくは一気に)下降していくのです。
 
このポイントの上がり下がりに一喜一憂して、精神を消耗させる物書きさんも結構いらっしゃるようですので、注意が必要です。
 
先に述べた通り、ポイントは戦略によっても上下します。
 
「戦略を練る能力=小説執筆能力」というわけではありませんので、「ポイントが低い=小説のクオリティーが低い」とは限らないわけですが…
 
ポイントがなかなか上がらないことで、自信を失くして筆を折ってしまう方もいらっしゃるのではないかと思います。
 
こういったサイトで小説執筆を続けるために必要なのは「ポイントの上下に左右されないメンタル」そして、そんなメンタルを維持していく能力――メンタル・マネジメント力です。
 
個人的な考えを言うと、正直、こうやって「戦略によりポイントが増減する」というのは「どうなのか」という思いはあります。
 
どんなに作品自体のクオリティーが高くても、「人目を惹ける戦略」や「更新頻度」あるいは「強運」が無ければ、埋もれていく可能性が高いということですので…。
 
そして、そんな「戦略」の成否もまた「運」だったりしますので、どれほど綿密な戦略を練ったところで、それが無駄に終わる可能性はあります。
 
最初は戦略をバリバリやって成功していた方も、思うようにポイントが取れなくなったり、あるいは戦略を練り続けることに疲れてしまえば、だんだんと投稿自体が嫌になっていってしまうのではないかと思います。
 
(一時はとてつもないポイントを稼いでいた方が、書籍化したりランキングトップを獲った途端にどんどんランクダウンして更新も滞ってしまうのは、そんな「燃えつき症候群」なのではないかと、勝手に推測しています。もちろん、人にもよるでしょうが…。)
 
もっとも、これは短期消滅型ポイントが悪い云々ではなく、むしろ読者の方々の「傾向」の問題だと思われますが…
 
(短期消滅型ポイントでないサイトでも、戦略は重要だったりしますので…。)
 
目を惹きやすい、パッと見の「イメージ」の良さそうな小説ばかりが選ばれるのでなく、もう一段~数段階「深い」選び方がされるようになれば、状況は変わってくるのでしょうが…
 
現状では、短期消滅型ポイントは、ただ単にその時その時の「バズり」を表す指標となってしまっている気がします(もっとも、今の時代、その「バズる能力」こそを求められているのかも分かりませんが…。とは言え、「バズり」が必ずしも望んだ効果(コスパ)に結びつくとは限らないのですが、それはまた別の話ですね…)。
 
ちなみに、戦略の有無&更新頻度の差で、どれくらいポイントに差が出るのか、実際に実験(「実験してやるぞ!」というほどちゃんとした実験ではなく、「あわよくば“実験”になればいいかな」くらいのフワッとしたやり方ですが…)してみたことがあります。
 
(本当は、「全く同じ内容の作品」かつ「全く同じ投稿サイト」でないと(なるべく同じ条件にそろえて検証しないと)、正確な比較にはならないのですが、それは利用規約にひっかかってしまうため、できません。)
 
24時間で消える短期消滅型ポイントのある某サイトに、最初は何の戦略も練らず、「あえて毎日投稿せず(←新作なので、ストックを溜めればある程度は毎日投稿できるにも関わらず…)」、「自分の自由に・好きなように」本編小説を投稿し、後でその小説の「スピンオフ」を「そのサイトの上位作品から“勉強”した戦略を使って」毎日投稿したのですが…
 
(とは言え、「ランキング上位者はこんなことしてるんじゃないか」という戦略を「全部」実行できたわけではありません。把握はできても、時間的・労力的な問題で出来なかった(日中仕事があると、どうしてもできないことも多々あります)戦略もいろいろあります。)
 
結果、何の戦略も立てなかった本編小説は初日569ptだったのに対し、できる限りの戦略をとったスピンオフ小説の方は初日2120ptとなりました。
 
(ちなみに累計ポイントは、本編が初投稿から7日間(計3回投稿)で1505pt、スピンオフが初投稿から7日間(計8回投稿)で7657pt。(ちなみに更新によるポイント加算が1回につき200pt(1日何回更新しても上限200pt)らしいので、そのポイント加算を引くと1作目905pt、2作目6257pt。))
 
2作目の小説は、1作目の小説の「スピンオフ」で「短編」にも関わらず(←「スピンオフ」であることは、作品紹介にもページ下部にも明記しています。)、このあからさまな差…。
 
しかも、現時点で本編が累計30627pt、スピンオフ(2作目)が累計33156ptという謎の「逆転現象」まで起きている有様です。
 
いかに「戦略」が大事か、お分かりいただけたでしょうか?
 
(ちなみにスピンオフが「7日間なのに8回投稿」なあたりも戦略です。1日に2回以上投稿しても、更新によるポイント加算は1回分しか付かないのですが、1日に「数話まとめて投稿」している方がいらっしゃったので真似てみました。←ストックが必要ですし、まとめて投稿した分、連載期間が短くなりますので、その辺りの見極めで、「初日だけ2回投稿」が限界でしたが…。)
 
ただ個人的には、もうほとんど戦略など立てずに「ポイントとかどうでもいいや」な感じで自由に活動してるんですけどね…。
 
(一度やっただけで「もうムリ、疲れた」となったのと、戦略の方にばかり頭が行って、小説のクオリティーが下がってしまいそうなのが嫌だからです。どうせ頭を使うなら「戦略に労力を割かなくても小説が評価を受けられる方法を考える」ことに使った方が、自分のためにも周りのためにもなるでしょうし…。→現状、思いついているのは「ランキングやポイントが全てじゃない(→実際、戦略次第で上下するようなものですし。)」ということや「ランキングやポイントに頼らない小説の探し方」を広く啓発するという、地味で地道な方法だけですけど…。他にも思いつけば、ゆるっと実行していくと思います。)
 
毎日投稿は、本気で本業や日常生活に支障が出る可能性があるので、無理はしない方が良いです。
 
<関連記事:小説投稿サイト・数値のからくり1


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