管理人がどうやってオンライン小説サイトを作っていったのか、その実体験によるノウハウや悪戦苦闘の日々をつづるWEB小説制作日記ブログです。
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前の記事「小説プロットの作り方2」でご紹介した「起承転結からのプロットの組み立て方法」は、わりと「大雑把」というか「ざっくり」したプロットの組み立て方でしたので、今回はもう少し細かいプロットの組み立て方法をまとめていきます。
これは自分がウェブ小説「夢見の島の眠れる女神(夢の降る島シリーズ第1話)」で実際に使ったプロットの書き方なのですが…
それは「その小説を全何章(全何話)で構成するか」を予め決めておき、その章ごとの内容アイディアを箇条書き、もしくはメモ書きしていく方法です。
津籠のウェブ小説サイト「言ノ葉ノ森」を初期からご訪問くださっている方ならご存知かと思いますが、「夢見の島の眠れる女神」は連載をスタートした当初から“予め”最終章までの章タイトルを「もくじ」ページに表示していました。
(ただし、そのうち3つの章は「演出のため」、完結した現在でも「もくじ」では章タイトルを伏せています。←理由は本編を最後まで読んでいただくと分かるかと思いますが、要するに章タイトルからのネタバレを防止するためです。)
つまり連載を開始した時から(と言うより、連載する前から)その小説が「全何章の構成」で、「それぞれの章にどんな内容を書くか」は既に決まっていた、ということです。
この方法では各章の内容が大雑把にでも決まっていないと連載が始められないため、前準備には時間がかかります。
しかし、実際に連載が始まってからは「それぞれの章で何を書くかが最初から最後まで既に決まっている」ため、少なくともストーリー展開で悩み行き詰まることはありません。
(ただし、そのストーリーを「どうやって文章に書き表すか」「どうすれば上手く描写できるか」という部分で悩むことはありますが…。)
…で、そんな章の構成と内容を実際どうやって決めていくのかですが……
自分の場合、それは「章タイトルのインスピレイション」で決めていました。
どういうことかと言うと、「第1章にはこんなタイトルをつけて、次の章はこんなタイトルにしよう…」という風に「自分の気分がアガる章タイトル」を、頭の中のぼんやりしたアイディアに「名付けて」いくことで、イメージを固め、プロットを作り上げていった、ということです。
たとえば自分は章タイトルにも工夫を凝らすのが好きなので「夢見の島の眠れる女神」の場合も、(前述の章タイトルを伏せた3つの章以外は)「全ての章タイトルに“夢”という一字を入れる」というアイディアを持っていました。
そのアイディアを元に、まだぼんやりモヤモヤしていた頭の中のストーリー・イメージに「君の生まれた日の夢」「夢鉱石の谷」「星のめぐる夜の夢」「悪夢の宴」などと章タイトルを「名付けて」いったのです。
イメージというのは面白いもので、名前の無い時にはモヤモヤしてとらえどころがないのに、名前を付けた途端、それがどんなイメージなのかハッキリ固まったりすることがあります。
自分にとっての章タイトルはそんな風に章ごとの内容を固めるための「コンセプト」であり「キャッチ・フレーズ」であり「章の概要を一言で表したモノ」でもあるのです。
また、章タイトルを名付ける際には、その「順番」についても予め検討していました。
たとえば「第1章は“世界観設定の説明パート”でもあるから、章タイトルはシリーズ・タイトルと同じ『夢の降る島』にして、空から夢が降ってくるシーンを入れよう」だとか「エピローグの1つ前の章は『物語の“締め”らしい』章タイトルで『夢路の果て』にしよう」だとか「物語の中盤に“悪夢”との戦いの章が続くから、その前あたりに『悪夢の予兆』というタイトルの章を入れて、バトル・シーン前の“嵐の前の静けさ”にしてメリハリをつけよう」だとか…。
中には「ストーリー・アイディアから章タイトルが出来上がった」のではなく、「章タイトルを先に思いついて、そのタイトルに合わせてストーリーを作っていった」という章もあります。
また、小説を「いくつの章で構成するのか」ということも、こうして「この部分に、こんな章タイトルを入れたい」と章を追加したりいろいろしているうちに、いつの間にか決まっていたりします。
実際「夢見の島の眠れる女神」は、そうして小説を構成する全15章(←プロローグ・エピローグ・断章と12の章を合わせて)全てに章タイトルをつけ終わった時、それがそのままこの小説のプロットにもなっていました。
(特に「夢見の島の眠れる女神」の場合は、もくじで章タイトルを伏せているプロローグ・エピローグ・断章の果たす役割が大きいので、それらの章タイトルと「断章をどこに入れるか」は小説の構成に大きな影響を与えました。)
結構「クセの強い」「個性的な」プロットの作り方かも知れないので、万人に当てはまる方法かどうかは分かりませんが、個人的には「モチベーションの維持にもつながる、楽しく、気分のアガるプロットの書き方」だと思っていますので、参考にしてみてください。
これは自分がウェブ小説「夢見の島の眠れる女神(夢の降る島シリーズ第1話)」で実際に使ったプロットの書き方なのですが…
それは「その小説を全何章(全何話)で構成するか」を予め決めておき、その章ごとの内容アイディアを箇条書き、もしくはメモ書きしていく方法です。
津籠のウェブ小説サイト「言ノ葉ノ森」を初期からご訪問くださっている方ならご存知かと思いますが、「夢見の島の眠れる女神」は連載をスタートした当初から“予め”最終章までの章タイトルを「もくじ」ページに表示していました。
(ただし、そのうち3つの章は「演出のため」、完結した現在でも「もくじ」では章タイトルを伏せています。←理由は本編を最後まで読んでいただくと分かるかと思いますが、要するに章タイトルからのネタバレを防止するためです。)
つまり連載を開始した時から(と言うより、連載する前から)その小説が「全何章の構成」で、「それぞれの章にどんな内容を書くか」は既に決まっていた、ということです。
この方法では各章の内容が大雑把にでも決まっていないと連載が始められないため、前準備には時間がかかります。
しかし、実際に連載が始まってからは「それぞれの章で何を書くかが最初から最後まで既に決まっている」ため、少なくともストーリー展開で悩み行き詰まることはありません。
(ただし、そのストーリーを「どうやって文章に書き表すか」「どうすれば上手く描写できるか」という部分で悩むことはありますが…。)
…で、そんな章の構成と内容を実際どうやって決めていくのかですが……
自分の場合、それは「章タイトルのインスピレイション」で決めていました。
どういうことかと言うと、「第1章にはこんなタイトルをつけて、次の章はこんなタイトルにしよう…」という風に「自分の気分がアガる章タイトル」を、頭の中のぼんやりしたアイディアに「名付けて」いくことで、イメージを固め、プロットを作り上げていった、ということです。
たとえば自分は章タイトルにも工夫を凝らすのが好きなので「夢見の島の眠れる女神」の場合も、(前述の章タイトルを伏せた3つの章以外は)「全ての章タイトルに“夢”という一字を入れる」というアイディアを持っていました。
そのアイディアを元に、まだぼんやりモヤモヤしていた頭の中のストーリー・イメージに「君の生まれた日の夢」「夢鉱石の谷」「星のめぐる夜の夢」「悪夢の宴」などと章タイトルを「名付けて」いったのです。
イメージというのは面白いもので、名前の無い時にはモヤモヤしてとらえどころがないのに、名前を付けた途端、それがどんなイメージなのかハッキリ固まったりすることがあります。
自分にとっての章タイトルはそんな風に章ごとの内容を固めるための「コンセプト」であり「キャッチ・フレーズ」であり「章の概要を一言で表したモノ」でもあるのです。
また、章タイトルを名付ける際には、その「順番」についても予め検討していました。
たとえば「第1章は“世界観設定の説明パート”でもあるから、章タイトルはシリーズ・タイトルと同じ『夢の降る島』にして、空から夢が降ってくるシーンを入れよう」だとか「エピローグの1つ前の章は『物語の“締め”らしい』章タイトルで『夢路の果て』にしよう」だとか「物語の中盤に“悪夢”との戦いの章が続くから、その前あたりに『悪夢の予兆』というタイトルの章を入れて、バトル・シーン前の“嵐の前の静けさ”にしてメリハリをつけよう」だとか…。
中には「ストーリー・アイディアから章タイトルが出来上がった」のではなく、「章タイトルを先に思いついて、そのタイトルに合わせてストーリーを作っていった」という章もあります。
また、小説を「いくつの章で構成するのか」ということも、こうして「この部分に、こんな章タイトルを入れたい」と章を追加したりいろいろしているうちに、いつの間にか決まっていたりします。
実際「夢見の島の眠れる女神」は、そうして小説を構成する全15章(←プロローグ・エピローグ・断章と12の章を合わせて)全てに章タイトルをつけ終わった時、それがそのままこの小説のプロットにもなっていました。
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