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管理人がどうやってオンライン小説サイトを作っていったのか、その実体験によるノウハウや悪戦苦闘の日々をつづるWEB小説制作日記ブログです。 ちょっと変わった独自システム付きのネット小説サイトを運営しています。
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コメディー小説書き方の自分なりの「まとめ」第2弾です。
 
前回も書いていますが、この「まとめ」はあくまでも私見ですので、人によっては合わない・役立たないこともあるかと思います。
 
その辺りをご了承の上、参考程度にお読みください。
 
<前回の記事はコチラ→コメディー小説の書き方1
「笑い」とその他の要素のバランス
「コメディー小説」と一口に言っても、実際は様々バラエティーに富んでいます。
 
ガッツリとギャグを中心に据えたものから、「笑い」は添え物かスパイスのような扱いで「ストーリー重視」なもの…
 
恋愛要素を交えた「ラブコメ」、腹を抱えて大笑いするような「笑い」ではなく、まったり・にんまり笑わせる感じの「ほのぼの系」…
 
どんな種類の「コメディー」を目指すかにより、求めるべき笑いの「質」も変わってきます。
 
ギャグを中心とし、「笑い」が「主」なものであれば、当然その「笑い」にも相当なクオリティーが求められます。
 
一方、「笑い」よりもその他の要素…たとえばラブコメで言えば「ラブ(恋愛要素)」に重きを置いたものであれば、「笑い」は「そこそこ」のクオリティーであっても許される場合があります。
 
(ただしその場合、代わりにその「ラブ(恋愛要素)」が面白くなければダメなわけですが…。)
 
逆に言えば、「笑い(コメディー要素)」にそれほど自信が無いのであれば、その他の要素(恋愛要素や面白いストーリー)を入れて、全体に占める「笑い」の重要度を下げていけば良いのです。
 
ただし、他の要素を組み合わせるということは、そう簡単なことではありません。
 
1つの小説の中に複数の要素を組み合わせる場合、その要素同士の「バランス」が重要になってきます。
 
たとえば、物語が盛り上がる重要な山場に寒いギャグが挿入されて読者の感情の高ぶりを台無しにしてしまうetc…
 
要素同士が「邪魔」をして「水を差す」結果にならないよう、それぞれのバランスに気を配っていく必要が生じます。
 
(ただし、そのバランスの取り方にも個々の「好み」がありますので、作者と読者と趣味が合わなかったりしていろいろ難しいところはあると思います…。)
 
「あるある」ネタは鉄板だが、通じない人には通じない
「笑い」にも様々な種類があるわけですが、「あるある」ネタはその中でも比較的難易度が低く、使いやすいネタかと思います。
 
蛇足ながら、あるあるネタとは、多くの人に「共通」する経験をピックアップし、時に誇張し・ふくらませ「あぁ、こんなこと、あるある~」と共感してもらい、笑いを引き出す手法なわけですが…
 
多くの人に通じやすく、万能感の強いネタではありますが、一点注意しなければいけないことがあります。
 
それは、その「あるある」ネタが「どの程度」の人たちに通じるネタか、ちゃんと見極めなければいけない、ということです。
 
たとえば、特定の学校の特定の先生のクセをネタにした「あるある」ネタは、その学校の、その先生の授業を受けた人間には通じるでしょうが、他校の人間には一切通じません。
 
それは極端な例としても、「ところ変われば常識が変わる」と言うように、自分が「万人に通じる『あるある』」だと思っていることが、実は一部の人間の間でしか通じないネタだった、ということはよくあります。
 
(特に地域ネタなど。その地域を出るまでは全国的な常識だと思っていたものが、実は一部の地域でしか通じないものだったり…。)
 
これを見極めるためには、普段から自分の精神的視野が狭くなっていないか気をつけ、自分の興味のあること以外に対しても好奇心のアンテナを張り、自分とは「住む世界が違う人々」のことにも目を向けていかなければなりません。
 
とは言え、一人の人間が知ることのできる知識・常識には限界がありますし、たとえ知ることができたとしても、この世界の「全ての人間」に通用する「あるある」ネタを見出すことは至難の業かと思います。
 
なので、理想としては「自分の小説のターゲットとなる層に通じる『あるある』ネタ」を見出すことです。
 
予め「どんな読者層にこの小説を読んでもらいたいか」を想定し、その人々に通じそうな「あるある」ネタを考えるのです。
 
この「ターゲットを絞る」という手法は、あるあるネタのみならず、小説の「方向性」を決める上でとても役立つ手法です。
 
(男性向けか、女性向けか、どんな要素を中心に持って来るのかetc…)
 
実際マーケティングなどでも使われている手法なのですが、その辺りの話は本題とズレていってしまう気がするので、機会があったらまた別にまとめていきたいと思います(気になる方は「ペルソナ」(←マーケティング用語)で調べてみてください)。
 


<関連記事(外部サイト(note))→コメディ向けの文章の書き方を

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