忍者ブログ
管理人がどうやってオンライン小説サイトを作っていったのか、その実体験によるノウハウや悪戦苦闘の日々をつづるWEB小説制作日記ブログです。 ちょっと変わった独自システム付きのネット小説サイトを運営しています。
[1]  [2]  [3]  [4
世界観や状況の説明、キャラクターの背景や特殊能力の説明等々‥‥物語を書き進めていくには、何かと〝説明〟というものが必要になってきます。
説明が足りなければ、読者は小説の中で何が起こっているのか・どんな状況なのか分からず〝おいてけぼり状態〟になってしまいますし、逆に説明が過剰だと、「説明ばっかり多くて読むのが面倒くさい」となりかねません。

〝ちょうどいい〟説明の量というのは、読者の方の知識量や理解力によっても変わってきますし、プロの作家の方でも悩ましく思うような難しい問題なのではないかと思います。

今回はそんな〝過不足のない説明量〟を目指す上で、個人的にポイントだと思っている点をいくつか書き出していきたいと思います。

まず最初のポイントは(初歩であり基本ではありますが)「うっかり説明をはしょらないように気をつける」ということです。

作者は大概の場合、その小説の世界観・キャラクター等あらゆるオリジナル要素の〝設定者〟でもあるわけですから、説明されるまでもなく初めから全てを理解しています。
しかし、〝そこ〟が間違いを犯しやすいポイントなのです。

読者の方は、その物語の設定を何も知らない〝白紙状態〟で小説を読み始めます。
作者であれば当然知っている〝主人公が置かれた状況〟や〝舞台となる国や世界がどんな特徴を持っているのか〟〝どんな生物が住んでいて〟〝どんな問題が発生しているのか〟等々の情報を一切持たない状態からスタートするわけです。

作者も、物語の冒頭の辺りであれば「さぁ!これから小説を書くぞー!」とモチベーションも意識も高い状態なので、説明もしっかり気を配って書いていくことでしょう。
しかし途中、慣れたりダレたりしてきた時、うっかり〝しておかなくてはいけない説明〟を忘れたまま進んでしまうと、後で読者が「え?このキャラって、こんな能力持ってたっけ?」だとか「‥‥って言うか、コレ誰?」だとか「このキャラ、何で(主人公と読者(と作者)しか知らないはずの)この事実を知ってるんだ!?」などとプチ・パニックを起こしかねません。

それと、説明には「説明するのにちょうどいいタイミング」というものがあったりするものなので、そこを逃さず忘れずきちんと説明しておく、というのも重要です。
説明を忘れていたことに後で気づいて入れようとしても、それが説明したい事柄と何の関係もないシーンだったりすると、〝唐突感〟が否めません。

第2のポイントは「自分の知っている知識は読者も知っている、という前提で書かない」ということです。

たとえばファンタジー小説だったり時代小説だったり特殊な舞台を持つ物語では、小説の中に様々な知識や特殊用語が登場します。

そんな知識や特殊用語について「このくらいのことは皆知ってるだろうから、わざわざ説明しなくてもいいだろう」と安易に判断してしまうのは、読者層を狭めてしまう危険があります。

読者の知らない単語について何の説明もないまま話がどんどん進んでしまうと(しかも、そんな意味の分からない単語が次から次へと増えていってしまうと)、読者の頭の中は〝?マーク〟だらけになってしまいます。
中には途中でギブアップして読むのをやめてしまう方も出てくることでしょう。

とは言え、先ほども書きましたが、読者の持つ知識量は人それぞれです。
義務教育で習うレベルの知識でも(忘れてしまっていたり、苦手教科だったために覚えられなかったり、あるいはそもそも年齢的にまだ習っていなかったりで)説明しなければ分かってもらえない方もいれば、その一方で、単語を出しただけでその意味から歴史的背景まですぐに思い出してくれる方もいることでしょう。

知識の少ない方にとっては「説明が足りない」と思うようなことでも、知識を既に充分過ぎるほど持った方には「こんな説明わざわざ要らないのに。この作者、読者をナメてないか?それともコレ、もっと低年齢向けなのか?」などと受け止められてしまう可能性はあります。
しかも多くの場合、読者の方は自分自身の知識レベルだけを基準に物事を判断するので、同じ物語を読む〝自分とは知識量の違う他人〟のことなど頭には浮かばないのです。
( ↑ 個人的見解ですが、Amazonのレビューなど読んでいると、こういう風に思えてならない時がよくあります。) 

そんな千差万別の知識の違いに完璧に対応した「誰にとっても過不足のないベストな説明」というのは、現実的に不可能です。
しかし理想としては「その分野の知識を持っていない読者層も新たに取り込めて、なおかつ既に知識を持っている読者も飽きさせない」どちらにとってもベターな説明量というものを追求していきたいな、と思うのです。

第3のポイントは「言葉にしないと伝わらないことは、ちゃんと言葉にしなくてはいけない」ということです。

これは特に、キャラクターの心理描写などで言えることかと思います。

キャラクターの頭の中を常に覗き見できるも同然の作者とは違い、読者にとって、キャラの頭の中を想像する材料は、小説の中の文章だけです。
それゆえ〝セリフ〟や〝モノローグ〟や〝動作〟などで〝表現(←文字通り、表に現すことで表すこと)〟をしないと、読者にキャラの考えや想いは伝わりません。
しかし、作者は誰に説明されるまでもなくキャラクターの心情を把握しているため、うっかり描写を怠ってしまったり、描写が足りなくて説明不足になってしまう可能性があります。

そうすると、読者がキャラクターの言動を理解できなかったり、共感や感情移入ができないという事態が発生してくるわけです。

とは言え、あまりにも何から何まで全て説明してしまっては、かえって〝興醒め〟になりかねませんし、言外に、あるいは行間に託して登場人物の心情を描くことや、あえて明瞭な描き方をせず、読者に〝想像の余地を残す〟というのは小説の書き方としてよくあることです。

つまりはここでも、十人十色な読者の読解力と、作者が〝どれだけ〟心情について描写を割くかの「せめぎ合い」ということになってしまうかと思います。

まぁ、総じて言えば「作者と読者とでは作品に関する情報量も、作品のベースとなる知識の量も、キャラクターの心情把握能力も違うのだから、そこを意識して書こう」ということになるかと思います。

ただ、あまりにも「説明が足らなくならないようにー!もっと書かなきゃー!」となると説明が過剰になる上、小説自体のボリュームも大変なことになってしまうので、そこは〝簡潔〟でスッキリした〝ちょうどいい〟説明を目指さないとダメなんだろうな、と思います。

正直、〝過不足なく〟〝ちょうどいい〟というのは、コレといった答えがなく、常に追い求めていかなければいけないタイプのものですので、「文章力を高める!」とか「知識を増やす!」とか「キャラクターの魅力をアップさせる!」のような単純に高みを目指していけば良いものよりよほど難しいのですが‥‥。

拍手[0回]

PR

自分の言った言葉や書いた文章を相手に「誤解」されたという経験、世の中のほとんどの人間が、少なくとも一回や二回は経験しているのではないでしょうか。

たとえば「アレ」だとか「ソレ」だとかいった、何を指すのか曖昧な言葉を、自分が言いたかったモノとは違う別のモノに思われてしまっただとか…

あるいは、同じ単語でも複数の意味を持つ言葉を、自分が言いたかったのとは別の意味にとられてしまっただとか…

またあるいは、前提となる知識や想いがまるで違っているために、「理解」してもらうことができなかっただとか…

人間それぞれ、育ってきた環境も違えば、持っている知識の量や種類も違っているわけで、そんな十人十色に違った「心の目」を通して世界を見ているわけですから、同じ文章を読んだり、同じものを見ていたからと言って、そこから読み取るもの・感じるものが同じだとは限りません

しかし、そのことに気づかず、「自分がコレを見てこう思ったのだから、他の人間もきっと同じように思うはずだ」とか「何で同じものを見ているのに、こんなに意見が違うんだ!?アイツ、頭がおかしいんじゃないのか!?」などと思ってしまう人間が多々いたりするのもまた、事実です。

自分は「万人に通じる言葉など無い」と常日頃から思っていますし、だからこそ「誤解を生まない」「誰にでも分かりやすい」ことを目標・理想とし、日々文章を紡いでいます。

(実際にそれが実現できているかどうかは別として…。)

どれほど小難しい単語を操れようと、どれほどオシャレな文章を綴れようと、それが読み手の心に真っ直ぐ届かず、歪んだり・ねじれ曲がったりして本来とは違う形で受け止められてしまうなら、それは自分の望むところではありません。

だから、「綺麗な文章」だとか「洗練された文章」だとかいったものは、正直、自分の中ではいつでも「二の次」になってしまっていたりします。

言葉は、自分が思っているほど、そして望んでいるほどには、相手に伝わりません。

「強い想いが籠もっていれば、きっと誰かの心に届く」というのは理想論だと思っています。

自分の想いを相手に「真っ直ぐ」伝えるためには「技術」や「知恵」や「工夫」が必要なのです。

たとえば「言葉が曲解されるメカニズム」や「誤解の生まれるメカニズム」を知り、それを避けること。

たとえば「前提条件の違いによって生まれる心象の差」をなくすため、前段階で相手に予備知識を覚えておいてもらうなどして、そもそもの「前提条件を整える」努力をすること。

曖昧で誤解を招きやすい言葉を使わず、直接的な言葉にすること。

メイン・テーマが他の要素に埋もれて見えなくならないよう、メリハリをつけること。

言葉の区切りや文章の流れ・順番に気を配り、相手が段階を踏んで理解していけるよう工夫すること。

必要な説明を省いていないか、初心者の相手にも分かりやすい言葉になっているか、よくよくチェックすること…などなど。

きっと、以上のことを万全にやることができたとしても、それでも「伝わらない」相手はいるのでしょうが…、それでも、一人でも多くの人間に伝わるように、自分にできる限りの努力をしていきたいのです。

そして願わくは、いつか人間の「心の壁」すら突き抜けて、相手の心に真っ直ぐ刺さるような文章が書けたらいいな、と思っています。

そしてそれが、自分の想いを自分勝手に押しつけるようなモノではなく、相手の心に「優しい」影響力を及ぼすようなモノであればいいな、と願っているのです。

拍手[0回]

学生の頃に読んでいたマンガ雑誌の新人賞の選評に、そのマンガを「セリフ」「キャラクター」「ストーリー」などの要素ごとに点数をつけて評価した表みたいなものがよく載っていました。
 
それをぼんやりと眺めながら「マンガってこんなにいろいろな要素で出来てるんだなー」「1つの要素だけがずば抜けて良くても、他の要素で点が取れないと入賞できないんだなー」などと思ったりしたものでした。
 
でもそれは、きっと小説にも言えることなんですよね。
 
小説の良し悪しとざっくり言ってしまえばそれまでですが、「キャラクターは良いけどストーリーはイマイチ」とか「面白い気がするけど説明が下手過ぎて世界観がよく分からない」とか「文章は上手いけど全体的にオリジナリティに欠ける」などなど、要素要素の得意・不得意によりその“良し悪し”にも様々なパターンが存在すると思うのです。
 
(そして、どの要素が好きかという選者・読者の好みにより評価が分かれているという気がしないでもなかったり…。)
 
そんなわけで、小説を書く時、そこにはどんな構成要素が存在しているのか、ぼんやりと考えてみました。

自分の思いつく限りで列挙していますので、たぶんこれが全てというわけではありませんが、参考までに…。

  • 構成力
  • 文章力
  • ストーリー
  • セリフ回し
  • キャラクターの魅力
  • 世界観・設定
  • オリジナリティ
  • リサーチ力(時代考証など資料調べの力)
  • サプライズ・どんでん返し(←構成力に含まれるかも知れませんが…)

さらに上記の中でもさらに細かく要素や種類が分かれているのではないかと思います。

たとえば、キャラクターについてだけでも、個々のキャラクターそれぞれの魅力と、キャラクター同士の関係性によって出てくる魅力があったり、ストーリーついても、ミステリー的なストーリー作りが上手い人、恋愛モノのストーリー作りが上手い人、あるいはバトル・アクションのストーリーが上手い人など、十人十色・千差万別に得意なモノ・不得意なモノは違っていると思うのです。
 
理想を言えば、全ての要素において満点を叩き出せれば言うことナシなのでしょうが、そんな完璧な物書きなんて、そうそういないような気がします。
 
なので、とりあえずは自分の得意分野を自覚してそれをウリにしつつ、不得意分野を克服して総合力を上げていくことなのかなぁ…と思っています。

拍手[0回]

ストーリーテリングには「起承転結」が大事だというのは昔から言われていることですが、「起」「転」「結」はともかく「承」って何だ?というのが、長らくの間、疑問でした。

「起」から「転」までの間の単なる「つなぎ」なのか、だとすればこの「承」では何を目標に、どんな風にストーリーを描いていけば良いのか…と。

たとえば「起」ならば「読者のハートをキャッチする魅力的な導入部」、「転」ならば「読者をアッと言わせる予想外のサプライズ」など目標が見つけやすいのですが、「承」は果たして何をすれば良いのかが分からなかったのです。

しかも「起」がプロローグ、「結」がエピローグ、「転」がクライマックスのどんでん返しと考えると、ストーリー全体の中で最もボリュームを占めているのは、どう考えても「承」なのです。

今もその答えを完全に見つけているとは言い難いのですが、これまでに何作かの小説を書いてきて気づいたことがあります。

それは「承」は「転」へ至るための「伏線」をはりめぐらせる部分なのだということ。

あるいは「承」は「起」では語りきれなかった“物語の世界観”を読者に伝えていくための部分なのだということです。

実際、自作「花咲く夜に君の名を呼ぶ」などは、ほとんど伏線だけで一つの章ができあがっているという章が存在します。

(第二章 神の生まれ出づる杜 は、実は、ほぼ伏線をはるためだけに存在する章なのです。
しかも、その伏線が1つの「転」にかかっているわけではなく、複数の「転」へとつながっていくようになっているのです。)
 
たぶん「承」でいかに伏線を上手くはりめぐらせて「転」へつなげるかが物語の肝となるのかな?と個人的に思うようになった今日この頃なのでした…。

拍手[0回]

ブログ内検索
ブログ更新&チェックについて。

このブログは管理人に時間の余裕がある時にちょこっとずつ更新していく予定ですので、更新やチェックの頻度はおそらく数週間に1回~下手をすると1ヶ月以上の間が空いてしまう可能性も…。
もし更新が滞ったり、コメントくださって返事がなくても「あぁ、仕事が忙し過ぎて時間が無いんだな」と気長にお待ちいただければ幸いです。

ブログもくじ
ブログ記事一覧

(サイトと連動して作ったこのブログのもくじです。手動更新のため、最新記事などは入っていない可能性が高いです。)
WEBサイト及びオリジナル小説
カスタマイズ系ファンタジー小説サイト「言ノ葉ノ森」TOPページ


和風ファンタジー小説「花咲く夜に君の名を呼ぶ」


魔法少女風ファンタジー小説「魔法の操獣巫女エデン」


異世界召喚ファンタジー小説「ブラックホール・プリンセス」


児童文学風ファンタジー小説「夢の降る島」

 
「選帝のアリス」(pixiv投稿小説)
管理人プロフィール
HN(ハンドル・ネーム):
津籠睦月(つごもりむつき)
職業:
社会人(毎日PCを使う仕事。残業も休日出勤も普通にあります。)
趣味:
小説・HP制作、読書、猫と遊ぶこと。
好きな小説ジャンル:
ファンタジー、冒険、恋愛、青春、推理、濃い人間ドラマの展開するモノ。
備考:
漢検2級(準1以上は未受験)。国語の最高偏差値80(高2時点)。

オリジナルのWEB小説サイトを運営しています。
猫好きです。
HPにも小説内にも気づけばあちこちに猫が…。
オリジナル電子書籍「夢見の島の眠れる女神」



DL無料のオリジナル電子書籍(児童文学風ファンタジー小説)です。普通の電子書籍小説とはちょっと違う独自スタイルの電子書籍小説です。
参加ポータルサイト

人気ブログランキング
参加しているポータルサイト(ランキング)です。
相互RSS
猫写真集~疲れた時は猫に限る。

電子書籍無料制作サイト「パブー」さんにて制作した我が家のニャンコの写真集です。 DL無料ですのでぜひご覧ください。
もふもふペルシャ猫写真集
アニマル・エッセイ&フォト「ペットはいつでも突然に」
アクセス・カウンター
P R
忍者ブログ [PR]