管理人がどうやってオンライン小説サイトを作っていったのか、その実体験によるノウハウや悪戦苦闘の日々をつづるWEB小説制作日記ブログです。
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前回、小説のクオリティーを上げるための「習作」の書き方として、「小説の中の“何か”を意識して書く」ということを挙げましたが、今回はそれとは別の“習作の書き方”を挙げていきたいと思います。
それは一言で言ってしまえば「バリエーションを増やす」ということです。
たとえば、前回「三人称」で小説を書いたなら、今回は「一人称」で書いてみるだとか、前回が男主人公だったなら、今回は女主人公にしてみる等、これまでにやらなかったことをやって「引き出しを増やす」ことです。
中には実際に書いてみて「これ苦手だ、無理だ」と思ってしまうモノもあるでしょう。
しかし、もし成功して新たな“得意”を手に入れたなら、それは確実に物書きとしての“財産”になります。
自分も実はネット・デビュー当時からこの「バリエーション」を意識していて、実際ネット・デビュー作の2作(「夢の降る島」と「花咲く夜に君の名を呼ぶ」)は、三人称と一人称、コメディ要素ありと完全シリアス、現代と古代、という風にいろいろな面で差異があります。
最近、特にその「バリエーション」を意識して書いているのがオムニバス恋愛SS(ショートショート)シリーズの「純恋結晶(まるで純度の高い恋の結晶のような…)」です。
SSなので、1作1作が短くて済みますので、習作には「もってこい」ですし、オムニバスなので1作1作で設定を変えられ、バリエーションが増やせます。
…で、具体的にどうバリエーションを増やしているかと言うと…
まず、1作ごとに奇数回は女性視点、偶数回は男性視点と、主人公が女か男かを入れ替えています。
(つまりは同性でも異性でも書けるようになるための“練習”です。)
それと「自分」と「相手」の「呼び方」のバリエーション、それに伴う関係性のバリエーションを意識しています。
同じ男であっても一人称が「俺」か「僕」かで印象は変わりますし、相手への呼びかけも「お前」「あんた」「あなた」「君」などと変わることにより印象が変化し、また主人公との関係性の印象も変わります。
(「お前」だと親しげだとか、「あなた」だと少し遠い感じがするだとか…。)
そうして主人公の“性格”に様々なバリエーションを持たせ、関係性を変えることで、描かれる“恋の形”にもバリエーションを持たせようという試みです。
「恋」と一口に言っても、片想い、両想い、無意識の恋、失恋、禁断の恋など、その形は様々ですから…。
様々な恋の形、そしてそれに伴う主人公の感情を描くということは、自分の物書きとしての可能性を広げてくれるような気がするのです。
(とは言え、所詮は同じ人間が書いているモノですので、バリエーションを増やそうとしても、どこか似たりよったりな話になってしまっている可能性は否めないのですが…。)
…ただ、この「バリエーションを増やす」ですが、小説スキルをUPさせたり、小説のクオリティーをUPさせるための“習作”としては役立つかも知れませんが、読者のニーズに応えるという点においては逆に「よろしくない」ことかも知れません。
「特定のジャンルや特定のシチュエーションしか好きでない」という読者にとっては、バリエーションが多いということは、それだけ「自分の好みでないジャンル・シチュが多い」ということになるでしょうし…。
…まぁ、そんなストライク・ゾーンの狭い読者様にも「こういうジャンルもアリかも!」「今まで見向きもしなかったけど、こういうシチュエーションもイイじゃん!」と思わせるような小説がジャンジャン出て来ないことには、特定のジャンルばかりが飽和状態に陥って、何だか小説界全体の未来が暗い気がしてならないので(←個人的に生物学的な観点(?)から、多様性が失われることに過剰な不安を覚えるのです。)いろいろ悩ましいところなのですが…。
それは一言で言ってしまえば「バリエーションを増やす」ということです。
たとえば、前回「三人称」で小説を書いたなら、今回は「一人称」で書いてみるだとか、前回が男主人公だったなら、今回は女主人公にしてみる等、これまでにやらなかったことをやって「引き出しを増やす」ことです。
中には実際に書いてみて「これ苦手だ、無理だ」と思ってしまうモノもあるでしょう。
しかし、もし成功して新たな“得意”を手に入れたなら、それは確実に物書きとしての“財産”になります。
自分も実はネット・デビュー当時からこの「バリエーション」を意識していて、実際ネット・デビュー作の2作(「夢の降る島」と「花咲く夜に君の名を呼ぶ」)は、三人称と一人称、コメディ要素ありと完全シリアス、現代と古代、という風にいろいろな面で差異があります。
最近、特にその「バリエーション」を意識して書いているのがオムニバス恋愛SS(ショートショート)シリーズの「純恋結晶(まるで純度の高い恋の結晶のような…)」です。
SSなので、1作1作が短くて済みますので、習作には「もってこい」ですし、オムニバスなので1作1作で設定を変えられ、バリエーションが増やせます。
…で、具体的にどうバリエーションを増やしているかと言うと…
まず、1作ごとに奇数回は女性視点、偶数回は男性視点と、主人公が女か男かを入れ替えています。
(つまりは同性でも異性でも書けるようになるための“練習”です。)
それと「自分」と「相手」の「呼び方」のバリエーション、それに伴う関係性のバリエーションを意識しています。
同じ男であっても一人称が「俺」か「僕」かで印象は変わりますし、相手への呼びかけも「お前」「あんた」「あなた」「君」などと変わることにより印象が変化し、また主人公との関係性の印象も変わります。
(「お前」だと親しげだとか、「あなた」だと少し遠い感じがするだとか…。)
そうして主人公の“性格”に様々なバリエーションを持たせ、関係性を変えることで、描かれる“恋の形”にもバリエーションを持たせようという試みです。
「恋」と一口に言っても、片想い、両想い、無意識の恋、失恋、禁断の恋など、その形は様々ですから…。
様々な恋の形、そしてそれに伴う主人公の感情を描くということは、自分の物書きとしての可能性を広げてくれるような気がするのです。
(とは言え、所詮は同じ人間が書いているモノですので、バリエーションを増やそうとしても、どこか似たりよったりな話になってしまっている可能性は否めないのですが…。)
…ただ、この「バリエーションを増やす」ですが、小説スキルをUPさせたり、小説のクオリティーをUPさせるための“習作”としては役立つかも知れませんが、読者のニーズに応えるという点においては逆に「よろしくない」ことかも知れません。
「特定のジャンルや特定のシチュエーションしか好きでない」という読者にとっては、バリエーションが多いということは、それだけ「自分の好みでないジャンル・シチュが多い」ということになるでしょうし…。
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- 小説・HP制作、読書、猫と遊ぶこと。
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- 備考:
- 漢検2級(準1以上は未受験)。国語の最高偏差値80(高2時点)。
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