管理人がどうやってオンライン小説サイトを作っていったのか、その実体験によるノウハウや悪戦苦闘の日々をつづるWEB小説制作日記ブログです。
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念のため書いておくと、習作とは文字通り「練習」のために書く「作品」です。
どんな分野であれ、ひたすら作業をこなして“慣れ”ていけば技術は向上するものですから、「習作」という形ではなく、ただ普通に作品を書いていくだけでも、ある程度のスキルUPは見込めると思います。
ただ、もっと確実に、目に見えるほどの成果が欲しい、という場合には「習作」を書くのがとてもオススメです。
「習作」とは言え、何も最初から「誰にも見せない練習用」にする必要はなく、出来が良ければネットにUPすれば良いですし、「ダメだコレ、人に見せられるレベルじゃない」という作品になりそうな場合には、どこにも出さずこっそり闇に葬れば良いだけです。
「習作」の何が「その他の普通の作品」と違うかと言えば、「何も考えずに書くのではなく、小説の中の“何か”を意識して書く」という、それだけのことです。
その“何か”は、文体かも知れませんし、構成かも知れませんし、執筆スタイルかも知れません。
最低でも何かひとつ、自分が現在苦手だと思っている“何か”、あるいは今後極めていきたいと思っている“何か”を意識し、それに対する“努力目標”を設定して一作品を書き切ると、たぶん、その後の小説のクオリティーが恐ろしく上がります。
(あくまで管理人個人の経験からの話なので、万人に通用するかどうか保証はできませんが…。)
管理人個人の経験から具体例を挙げるなら、たとえば自分が「花咲く夜に君の名を呼ぶ」という和風ファンタジー小説を書き始めた時、「コメディ要素の無い、超シリアスな内容で。だけど“面白い”小説を」という目標を掲げていました。
と言うのも、それまでの自分の作風が、どうにも「“面白さ”を“コメディ要素”に頼りがち」な気がしていたので、そういう「“コミカルな要素”を封印しても、なお“小説自体の面白さ”を出せる」ようにしたかった、というのがあります。
(あと、同時連載のもう1つのネット・デビュー作「夢の降る島」と差別化を図りたかったというのもあります。そっちはコメディ要素に封印をかけていなかったので。)
安易にコメディに逃げられない、常にシリアスな展開の小説というのは、正直なかなかハードルの高いものでした。
…で、コメディ無しにどうしたら面白くできるのか悩んで考えて辿り着いた答えが「アクション」と「サプライズ」だったのですが…
気づけばこの「花咲く夜に君の名を呼ぶ」、アクション・シーン(バトル・シーン含む)と「どんでん返し」の回数が半端でなく多くなっていました…。
(少なくとも1~2章に1回は何らかのアクションがあります…。サプライズの回数は…どの程度までをカウントして良いのか分からないので、作者には数えられません…。)
それが良いのか悪いのかは分かりませんが、実は自分、この作品を書くまで自分にアクション・シーンやバトル・シーンが書けると思っていなかったのですが(と言うか「食わず嫌い」ならぬ「書かず嫌い」な苦手意識があったのですが)、数をこなしているうちに、気づけば何の抵抗も無くアクション・シーンが書けるようになっていました。
当初は特に「アクション・シーンを書けるようになるための習作を書こう」と思って書き始めたわけではなかったので、これは予想外の思わぬ副産物でした。
…と、このように、普段、何の気なしに使っている要素をあえて封印してみたり、「今回はこういう技法を使って小説を書いてみよう」などと様々な“縛り”をかけて小説を書いてみることで、思わぬスキルUPや、今までに持っていなかった新しい技術を得ることがあります。
…ただ、先に言っておきますが、コレ、長編でやるべきではありません。
「習作」などの実験的な作品を創ってみるなら、まずは短編、あるいはもっと短いSSなどで試しておくべきだった…と、管理人は過去の実体験から痛感しています。
慣れない技法、あえて難しい書き方にチャレンジ、というのを長編でやってしまうと、時間はかかりますし、途中で詰まることはありますし、下手をすると完結しないリスクが出て来てしまいますので…。
(自分の場合、“下書き(プロットよりもっと詳細なレベルのモノ)”がラストまでできていたので意地でも完結させましたが…。)
どんな分野であれ、ひたすら作業をこなして“慣れ”ていけば技術は向上するものですから、「習作」という形ではなく、ただ普通に作品を書いていくだけでも、ある程度のスキルUPは見込めると思います。
ただ、もっと確実に、目に見えるほどの成果が欲しい、という場合には「習作」を書くのがとてもオススメです。
「習作」とは言え、何も最初から「誰にも見せない練習用」にする必要はなく、出来が良ければネットにUPすれば良いですし、「ダメだコレ、人に見せられるレベルじゃない」という作品になりそうな場合には、どこにも出さずこっそり闇に葬れば良いだけです。
「習作」の何が「その他の普通の作品」と違うかと言えば、「何も考えずに書くのではなく、小説の中の“何か”を意識して書く」という、それだけのことです。
その“何か”は、文体かも知れませんし、構成かも知れませんし、執筆スタイルかも知れません。
最低でも何かひとつ、自分が現在苦手だと思っている“何か”、あるいは今後極めていきたいと思っている“何か”を意識し、それに対する“努力目標”を設定して一作品を書き切ると、たぶん、その後の小説のクオリティーが恐ろしく上がります。
(あくまで管理人個人の経験からの話なので、万人に通用するかどうか保証はできませんが…。)
管理人個人の経験から具体例を挙げるなら、たとえば自分が「花咲く夜に君の名を呼ぶ」という和風ファンタジー小説を書き始めた時、「コメディ要素の無い、超シリアスな内容で。だけど“面白い”小説を」という目標を掲げていました。
と言うのも、それまでの自分の作風が、どうにも「“面白さ”を“コメディ要素”に頼りがち」な気がしていたので、そういう「“コミカルな要素”を封印しても、なお“小説自体の面白さ”を出せる」ようにしたかった、というのがあります。
(あと、同時連載のもう1つのネット・デビュー作「夢の降る島」と差別化を図りたかったというのもあります。そっちはコメディ要素に封印をかけていなかったので。)
安易にコメディに逃げられない、常にシリアスな展開の小説というのは、正直なかなかハードルの高いものでした。
…で、コメディ無しにどうしたら面白くできるのか悩んで考えて辿り着いた答えが「アクション」と「サプライズ」だったのですが…
気づけばこの「花咲く夜に君の名を呼ぶ」、アクション・シーン(バトル・シーン含む)と「どんでん返し」の回数が半端でなく多くなっていました…。
(少なくとも1~2章に1回は何らかのアクションがあります…。サプライズの回数は…どの程度までをカウントして良いのか分からないので、作者には数えられません…。)
それが良いのか悪いのかは分かりませんが、実は自分、この作品を書くまで自分にアクション・シーンやバトル・シーンが書けると思っていなかったのですが(と言うか「食わず嫌い」ならぬ「書かず嫌い」な苦手意識があったのですが)、数をこなしているうちに、気づけば何の抵抗も無くアクション・シーンが書けるようになっていました。
当初は特に「アクション・シーンを書けるようになるための習作を書こう」と思って書き始めたわけではなかったので、これは予想外の思わぬ副産物でした。
…と、このように、普段、何の気なしに使っている要素をあえて封印してみたり、「今回はこういう技法を使って小説を書いてみよう」などと様々な“縛り”をかけて小説を書いてみることで、思わぬスキルUPや、今までに持っていなかった新しい技術を得ることがあります。
…ただ、先に言っておきますが、コレ、長編でやるべきではありません。
「習作」などの実験的な作品を創ってみるなら、まずは短編、あるいはもっと短いSSなどで試しておくべきだった…と、管理人は過去の実体験から痛感しています。
慣れない技法、あえて難しい書き方にチャレンジ、というのを長編でやってしまうと、時間はかかりますし、途中で詰まることはありますし、下手をすると完結しないリスクが出て来てしまいますので…。
(自分の場合、“下書き(プロットよりもっと詳細なレベルのモノ)”がラストまでできていたので意地でも完結させましたが…。)
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- 津籠睦月(つごもりむつき)
- 職業:
- 社会人(毎日PCを使う仕事。残業も休日出勤も普通にあります。)
- 趣味:
- 小説・HP制作、読書、猫と遊ぶこと。
- 好きな小説ジャンル:
- ファンタジー、冒険、恋愛、青春、推理、濃い人間ドラマの展開するモノ。
- 備考:
- 漢検2級(準1以上は未受験)。国語の最高偏差値80(高2時点)。
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— 津籠 睦月【つごもり むつき(※HN)】 (@mutsukitsugomor) July 5, 2020
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— 津籠 睦月【つごもり むつき(※HN)】 (@mutsukitsugomor) July 5, 2020
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