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管理人がどうやってオンライン小説サイトを作っていったのか、その実体験によるノウハウや悪戦苦闘の日々をつづるWEB小説制作日記ブログです。 ちょっと変わった独自システム付きのネット小説サイトを運営しています。
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小説投稿サイトでの活動」で個人的に1番重要だと思っている「メンタル面での備え(メンタル・マネジメント、モチベーションの管理)」に関する「まとめ」第2弾です
 
<第1弾はコチラ→投稿活動を始める前に準備しておくこと(1番大事なメンタル面での「備え」1)
 
毎度書いていることで恐縮ですが、このブログはあくまで「管理人本人にとって」役立ったものをまとめていますので、人によっては合わないものもあるかと思います。
 
そのことをご了承の上、参考程度にお読みください。
 
「人気がある=おもしろい」の思い込みから脱け出す
小説投稿サイトでは、その小説の「順位」が表示されるものが少なくありません。
 
自分の小説の順位に落ち込み、自分より高い順位の小説に嫉妬を抱く物書きさんも多いのではないでしょうか?
 
中には「どうして、あんな『おもしろくない』小説がランキングに載っているんだ?」という思いを抱かれている方もいらっしゃるでしょう。
 
しかし、その考え、そもそも根本からして間違っています
 
なぜなら「順位」とは、あくまで「人気」の指標であり、それは必ずしも小説のクオリティーや「おもしろさ」とは関係無いからです。
 
人気」は、どれだけ人を集められたか――すなわち「集客力」で決まります。
 
そして集客には、小説の質を高めるのとは「別の能力」が必要になるのです。
 
とある缶コーヒーが「缶の形(パッケージ)を変えただけで、売上が急激に上がった」という事例があります。
 
投稿小説にも「タイトルやあらすじを変えただけで、読者が増えた・順位が上がった」という事例が存在します。
 
(どちらも「中身」は変わらず「見かけ」が変わっただけです。…何と言うか、人って単純で哀しい生き物ですね…。)
 
「人気」を得るために必要なのは、そういった「イメージ戦略」「マーケティング能力」であって、「物語をおもしろく書く能力」とは別物なのです。
 
人気が無いからと言って、その小説が「おもしろくない」とは限らず、逆に人気のある小説が「おもしろい」とも限りません。
 
残念ながら、現状、小説投稿サイトは「そういう仕組み」になってしまっているのです。
 
逆に言えば、それゆえに「人気が出ない」からと言って凹む必要は全く無いのです。
 
それは単に「集客のための能力(いわば商才のようなもの)」が足りないだけで、読まれさえすれば、その小説の価値に気づいてもらえるかも知れないのですから。
 
(…もっとも、その「集客力が無い小説は、どんなに面白くても読んでもらえない」ことが問題なわけですが…。そこは自分もいろいろ試行錯誤していますが、未だ有効な問題解決策を見出せていないのが現状です。)
 
<関連記事(別サイト:note)> 
自分にとっての「好き」を見失わない
上の「『人気がある=おもしろい』の思い込みから脱け出す」とも関連することなのですが…
 
ランキングに惑わされ、何とか人気を得ようと、ランク上位の作品の「真似」をしようとする方、結構いらっしゃるのではないかと思います。
 
しかし、人には「書ける物語」と「書けない物語」があります。
 
そもそも「何を面白いと感じるか」は人それぞれで、ランク上位の作品を「おもしろくない」と感じる方も多くいらっしゃることでしょう。
 
(そもそも「ランキング1位」も結局は全体の何パーセント(~何十パーセント)かに過ぎない(100%支持されているわけではない)という事実、皆さま気づいていらっしゃいますよね?)
 
参考にしようとしている「ランク上位作品」が、「自分にとっても面白く、心からそういう作品が書きたいと思っている」なら良いのですが…
 
そうでないのだとしたら…それを真似るのは、とんでもない苦行のはずです。
 
どんな小説も、書き上げるためには「それなりの時間」「それなりの手間」「それなりの労力」が必要です。
 
それを「好きでも何でもない物語」のために消費するのは、クリエイターにとって「苦痛以外の何ものでもない」のではないでしょうか?
 
そもそも「おもしろくない」と思っている内容を、「おもしろく」書くことは可能なのでしょうか?
 
(中にはそういう器用な方もいらっしゃるのかも知れませんが…)
 
「おもしろくない」物語を、何とか書き上げようと頭をひねるより、自分が本当に「おもしろい」と思える物語に全神経を注ぎ込む方が、よほど良い作品が出来ると思うのは、自分だけでしょうか?
 
どんなに真似ようとしたところで、書ける小説は書けますし、書けない小説は書けません。
 
そもそも完全に真似てしまっては「盗作」ですし、そうでなくても「二番煎じ」が好まれない可能性もあります。
 
それに、たとえランク上位作品と同じ属性・同じジャンルの作品を高クオリティーで書けたとしても、それが人気を獲れるとは限りません
 
なぜなら、上でも書いたように、小説の「人気」は「内容」ではなく「集客力」で決まるからです。
 
集客には「人を集める能力」の他、「」も大きく関わってきます。
 
おそらく、全く同じ作品だったとしても、タイミングや投稿先によって、人気に大きな差が出てしまうこともあるのではないでしょうか。
 
(「流行」は時代の流れによって移り変わるものですし、時間帯やサイトによって「読者層」は変化します。)
 
「こういう部分が支持されているのだろう」と思って真似たその要素・そのテクニックが、本当に読者の支持を得ているのかどうかすら、よく分からない(ただ運が良かっただけなのかも知れない)――それが、小説投稿サイトの現実なのです。
 
自分の得意でもない、おもしろいとも感じていない小説を書いた挙句、それが報われなかった場合、その精神的ダメージは量り知れません。
 
なので物書きは「自分にとっての好き」「自分にとっての面白い」を見失わないことが大切だと、個人的に思っています。
 
人の好みは十人十色。「あなた」と同じものを「好き」「おもしろい」と思ってくれる読者は、どこかに必ず存在します
 
ただ、そんな読者と作者を結びつける「マッチング」が、現在の小説投稿サイトでは充分に機能していないだけなのです。
 
自分は現在、個人的にそこの問題を解決すべく「Web小説の検索の仕方・され方」を研究しています。
 
<関連記事(別サイト:note):小説の見つけ方・見つけられ方(web小説の検索方法研究)|もくじ
 
研究したからと言って、小説投稿サイトの問題が「今すぐにどうにかなる」というものでもないでしょうが…「本当に面白い小説は、自分の手で探さなければ見つからない」という事実に、1人でも多くの人が気づいてくれることが重要だと思っていますので。
 


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趣味:
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好きな小説ジャンル:
ファンタジー、冒険、恋愛、青春、推理、濃い人間ドラマの展開するモノ。
備考:
漢検2級(準1以上は未受験)。国語の最高偏差値80(高2時点)。

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