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管理人がどうやってオンライン小説サイトを作っていったのか、その実体験によるノウハウや悪戦苦闘の日々をつづるWEB小説制作日記ブログです。 ちょっと変わった独自システム付きのネット小説サイトを運営しています。
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世界観や状況の説明、キャラクターの背景や特殊能力の説明等々‥‥物語を書き進めていくには、何かと〝説明〟というものが必要になってきます。
説明が足りなければ、読者は小説の中で何が起こっているのか・どんな状況なのか分からず〝おいてけぼり状態〟になってしまいますし、逆に説明が過剰だと、「説明ばっかり多くて読むのが面倒くさい」となりかねません。

〝ちょうどいい〟説明の量というのは、読者の方の知識量や理解力によっても変わってきますし、プロの作家の方でも悩ましく思うような難しい問題なのではないかと思います。

今回はそんな〝過不足のない説明量〟を目指す上で、個人的にポイントだと思っている点をいくつか書き出していきたいと思います。

まず最初のポイントは(初歩であり基本ではありますが)「うっかり説明をはしょらないように気をつける」ということです。

作者は大概の場合、その小説の世界観・キャラクター等あらゆるオリジナル要素の〝設定者〟でもあるわけですから、説明されるまでもなく初めから全てを理解しています。
しかし、〝そこ〟が間違いを犯しやすいポイントなのです。

読者の方は、その物語の設定を何も知らない〝白紙状態〟で小説を読み始めます。
作者であれば当然知っている〝主人公が置かれた状況〟や〝舞台となる国や世界がどんな特徴を持っているのか〟〝どんな生物が住んでいて〟〝どんな問題が発生しているのか〟等々の情報を一切持たない状態からスタートするわけです。

作者も、物語の冒頭の辺りであれば「さぁ!これから小説を書くぞー!」とモチベーションも意識も高い状態なので、説明もしっかり気を配って書いていくことでしょう。
しかし途中、慣れたりダレたりしてきた時、うっかり〝しておかなくてはいけない説明〟を忘れたまま進んでしまうと、後で読者が「え?このキャラって、こんな能力持ってたっけ?」だとか「‥‥って言うか、コレ誰?」だとか「このキャラ、何で(主人公と読者(と作者)しか知らないはずの)この事実を知ってるんだ!?」などとプチ・パニックを起こしかねません。

それと、説明には「説明するのにちょうどいいタイミング」というものがあったりするものなので、そこを逃さず忘れずきちんと説明しておく、というのも重要です。
説明を忘れていたことに後で気づいて入れようとしても、それが説明したい事柄と何の関係もないシーンだったりすると、〝唐突感〟が否めません。

第2のポイントは「自分の知っている知識は読者も知っている、という前提で書かない」ということです。

たとえばファンタジー小説だったり時代小説だったり特殊な舞台を持つ物語では、小説の中に様々な知識や特殊用語が登場します。

そんな知識や特殊用語について「このくらいのことは皆知ってるだろうから、わざわざ説明しなくてもいいだろう」と安易に判断してしまうのは、読者層を狭めてしまう危険があります。

読者の知らない単語について何の説明もないまま話がどんどん進んでしまうと(しかも、そんな意味の分からない単語が次から次へと増えていってしまうと)、読者の頭の中は〝?マーク〟だらけになってしまいます。
中には途中でギブアップして読むのをやめてしまう方も出てくることでしょう。

とは言え、先ほども書きましたが、読者の持つ知識量は人それぞれです。
義務教育で習うレベルの知識でも(忘れてしまっていたり、苦手教科だったために覚えられなかったり、あるいはそもそも年齢的にまだ習っていなかったりで)説明しなければ分かってもらえない方もいれば、その一方で、単語を出しただけでその意味から歴史的背景まですぐに思い出してくれる方もいることでしょう。

知識の少ない方にとっては「説明が足りない」と思うようなことでも、知識を既に充分過ぎるほど持った方には「こんな説明わざわざ要らないのに。この作者、読者をナメてないか?それともコレ、もっと低年齢向けなのか?」などと受け止められてしまう可能性はあります。
しかも多くの場合、読者の方は自分自身の知識レベルだけを基準に物事を判断するので、同じ物語を読む〝自分とは知識量の違う他人〟のことなど頭には浮かばないのです。
( ↑ 個人的見解ですが、Amazonのレビューなど読んでいると、こういう風に思えてならない時がよくあります。) 

そんな千差万別の知識の違いに完璧に対応した「誰にとっても過不足のないベストな説明」というのは、現実的に不可能です。
しかし理想としては「その分野の知識を持っていない読者層も新たに取り込めて、なおかつ既に知識を持っている読者も飽きさせない」どちらにとってもベターな説明量というものを追求していきたいな、と思うのです。

第3のポイントは「言葉にしないと伝わらないことは、ちゃんと言葉にしなくてはいけない」ということです。

これは特に、キャラクターの心理描写などで言えることかと思います。

キャラクターの頭の中を常に覗き見できるも同然の作者とは違い、読者にとって、キャラの頭の中を想像する材料は、小説の中の文章だけです。
それゆえ〝セリフ〟や〝モノローグ〟や〝動作〟などで〝表現(←文字通り、表に現すことで表すこと)〟をしないと、読者にキャラの考えや想いは伝わりません。
しかし、作者は誰に説明されるまでもなくキャラクターの心情を把握しているため、うっかり描写を怠ってしまったり、描写が足りなくて説明不足になってしまう可能性があります。

そうすると、読者がキャラクターの言動を理解できなかったり、共感や感情移入ができないという事態が発生してくるわけです。

とは言え、あまりにも何から何まで全て説明してしまっては、かえって〝興醒め〟になりかねませんし、言外に、あるいは行間に託して登場人物の心情を描くことや、あえて明瞭な描き方をせず、読者に〝想像の余地を残す〟というのは小説の書き方としてよくあることです。

つまりはここでも、十人十色な読者の読解力と、作者が〝どれだけ〟心情について描写を割くかの「せめぎ合い」ということになってしまうかと思います。

まぁ、総じて言えば「作者と読者とでは作品に関する情報量も、作品のベースとなる知識の量も、キャラクターの心情把握能力も違うのだから、そこを意識して書こう」ということになるかと思います。

ただ、あまりにも「説明が足らなくならないようにー!もっと書かなきゃー!」となると説明が過剰になる上、小説自体のボリュームも大変なことになってしまうので、そこは〝簡潔〟でスッキリした〝ちょうどいい〟説明を目指さないとダメなんだろうな、と思います。

正直、〝過不足なく〟〝ちょうどいい〟というのは、コレといった答えがなく、常に追い求めていかなければいけないタイプのものですので、「文章力を高める!」とか「知識を増やす!」とか「キャラクターの魅力をアップさせる!」のような単純に高みを目指していけば良いものよりよほど難しいのですが‥‥。

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