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管理人がどうやってオンライン小説サイトを作っていったのか、その実体験によるノウハウや悪戦苦闘の日々をつづるWEB小説制作日記ブログです。 ちょっと変わった独自システム付きのネット小説サイトを運営しています。
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短期消滅型ポイントのあるサイトで、ポイントUPのためにどんな「戦略」があり得るのか、管理人が行ったもの・行えなかったもの含めての「まとめ」第3弾です。
 
(他の「まとめ」はコチラ→小説投稿サイトの短期消滅型ポイント戦略1
 
以前の記事にも書きましたが、戦略の成否には「運(めぐり合わせ)」も大きく影響してきます。
 
また、投稿サイトさんのシステム変更などにより、それまでの戦略が通用しなくなることもあります。
 
そのあたりを予めご理解の上、参考程度にご覧ください。
 

完結したら設定を「完結」に変更する
サイトによって違いはありますが、小説投稿サイトには「連載中」「完結」など、小説の「状態」を設定できるものがあります。
 
こういったサイトでは、小説が完結したなら、必ず設定を「完結」に変えておくべきです。
 
なぜなら「完結」設定にすることにより、「最近完結した小説一覧」に小説が載ったり、「完結した小説だけ読みたい」という読者層に「検索してもらえる」からです。
 
投稿小説サイトの小説は、大概が素人の手によるものです。
 
なので、未完に終わってしまうものも少なくありません。
 
「未完で終わってしまうものより、ちゃんと完結しているものを読みたい」という層は、一定数いるものと思われます。
 
そういった層へ向けてアピールするためには、完結していることが「目に見える」こうした「完結」設定が必要なのです。
 
また、アルファポリスさんなどのように「完結小説」だけのランキングがあるサイトもあります。
 
このように、設定を「完結」に変えると、何かと露出が増えたり、チャンスが増えるものなのですが…
 
この「完結」設定は、物語が終わったからと言って勝手に変わるものではなく、作者が手動で設定変更しなくてはなりません
 
うっかり忘れると、完結したにも関わらず、設定がずっと「連載中」のままで「損をする」場合がありますので、ご注意ください。
 
小説タイトルにも「完結」の文字を入れる
投稿小説の設定を「完結」に変えると、小説情報に「完結」マークが付いたりするのですが…
 
この「完結」マーク、小さくて、意外と目立ちにくいのです…。
 
また、この「完結」マーク、コーナーによっては付いていない(見えない)こともあるのです。
 
たとえばアルファポリスさんで小説ページの下部に表示される「この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!」のコーナーには、「完結」や「長編」「短編」など小説の状態や形態を表すマークは付いていません。
 
そのためか、投稿小説の中にはタイトルに【完結】(完結)などの文言が入っているものが結構あります。
 
小説の「タイトル」は、どんなコーナーに掲載される場合でも、必ず「見える」情報ですので、「そこに『完結』という情報も入れてしまおう」ということでしょう。
 
また、タイトルは一番「目につきやすい」情報でもありますので、「完結小説を読みたい」読者に、すぐに「完結小説だ」と分かってもらえて便利なのではないかと思われます。
 
ただし、実際にはまだ完結していないのに【完結】(完結)などの文言を入れるのは、よろしくありません。
 
たとえ下書きや予約投稿上は完結済みでも、「読者の読める部分」がまだ完結していないなら、完結と入れるべきではないでしょう。
 
完結の文言に惹かれてアクセスしてくる読者は、当然のことながら、物語が「結末まで全て読める」ことを期待して訪れるのです。
 
にも関わらず、物語が途中で切れていれば、失望するでしょうし、反感を持たれたとしても仕方がありません。
 
また「完結していないにも関わらず【完結】(完結)が付いている」という作品が増えれば、その【完結】(完結)という文言自体の信頼が揺らいでしまいます。
 
(【完結】(完結)が付いていても「どうせコレも完結していないんだろう。完結詐欺だろう」と信じてもらえない可能性が出て来る、ということです。本人の信頼が失われるだけでなく、他の作者にも影響してしまう可能性があります。)
 
「物語は最後まで出来ているけど、投稿済みなのは途中まで」という方で「必ず完結する」ことをアピールしたい方は、「完結予定」「完結保証」「完結まで予約済」などのワードを使ってみてはいかがでしょうか。
 
(他には「第○部完結」や「本編完結」などのワードも見たことがあります。)
 


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短期消滅型ポイントのあるサイトで、どんな「戦略」があり得るのか、管理人が行ったもの・行えなかったもの含めての「まとめ」第2弾です。
 
(他の「まとめ」はコチラ→小説投稿サイトの短期消滅型ポイント戦略1
 
以前の記事にも書きましたが、戦略の成否には「運(めぐり合わせ)」も大きく影響してきます。
 
また、投稿サイトさんのシステム変更などにより、それまでの戦略が通用しなくなることもあります。
 
そのあたりを予めご理解の上、参考程度にご覧ください。 
(短期集中で)毎日投稿する
アルファポリスさんでは、読者からのアクセスがあろうと無かろうと、小説を更新すれば(新しいページをUPすれば)、1日1回を上限として200ptが付きます。
 
この200ptを切らさないように、前回の投稿から24時間以内に次の話を投稿(更新)すれば、見た目上、一定以上のポイントを保ち続けることができます
 
読者の中にはポイントだけで「読む・読まない」を決める方もいないとは限りませんので、ポイントをある程度以上に保つことは、そういった層に対しては有効です。
 
また、毎日投稿することにより、サイト内での「露出」が増えます。
 
「最近更新された小説」の一覧などに載ることで、読者の目に留まる機会が増えるのです。
 
どんなにクオリティーの高い小説も、読者の目に触れないことにはどうにもなりませんので、こういった「露出機会」はとても大切で貴重なのです。
 
ただ…「毎日投稿」は、それ自体が「書く人を選ぶ」難事業です。
 
環境的に執筆時間を取れない方、遅筆なためになかなか文字数が稼げない方etc…「できる・できない」が明確に分かれてしまうのです。
 
特に「環境的に無理」な方が、睡眠時間を削ったり、無理に時間を使えば、下手をすると健康を致命的に害してしまう恐れがあります
 
なので、個人的に毎日投稿はオススメしていません(現実問題として、毎日投稿の方が、システム的にも確実に有利というのは置いておいて)。というか、勧められません。
 
むしろ個人的には「そこまでして毎日投稿しても、報われるとは限らないので(←小説の質うんぬんだけでなく、運にもよります)、身体を大切にしましょう」という意見です。
 
しかし、やり方によっては、そういった「普通は毎日投稿が無理」な人間でも、毎日投稿することが可能です。
 
それは「先にストックを用意しておき、短期集中で毎日投稿する」という方法です。
 
1日に1000~2000文字が書けない人でも、何日も何十日もかけて1000~2000文字×数ページを先に書き上げておき、それを「1日1ページずつ投稿していく」ことならできます。
 
(上の文字数は「少し前まで」の1ページあたりの文字数の「だいたいの平均値」で書いています。最近は文字数がより少なくなってきている気がします。←毎日投稿が主流になっている影響でしょうか?)
 
一番良いのは、短編や中編を最後まで書き上げておき、それを1ページずつ毎日投稿していくことかと思いますが…
 
長編でも、序盤の良いところまで毎日投稿し、途中からは更新スピードを落とすというパターンはアリかと思います。
 
(更新スピードが落ちることにより、一定の読者離れが起きるリスクはありますが…作者の健康には代えられないかと。)
 
ちなみに自分は「毎日投稿できる・できないでポイントに差がつくのは不公平感がひどいので、何とか毎日投稿によらずに『おもしろい小説がちゃんと評価される』方法を見出したい」と考え、執筆活動の合間合間に、ユルくいろいろ考えたり、活動したりしているのですが…
 
未だ、あまり効果的な手が打てていないのが現状です。
 
ちなみに、同じように短期消滅型ポイントを採用しているツギクルさんでは、投稿によるポイントは付きません。
 
なので、毎日投稿による差は(アルファポリスさんほどには)つかないのではないかと…。
 
(なので、短期消滅型ポイントのサイトに投稿したい&無理せずマイペースにやりたい方は、ツギクルさんの方が向いているかも知れません。)
 
SNSで「宣伝」する
小説を読んでもらうためには、まず読者にその小説の存在を知ってもらうことが必要です。
 
そんな「存在を知ってもらうための機会」として、SNSを利用するという手段があります。
 
多くの投稿小説サイトには、小説ページにTwitterさんやfacebookさん等の「ソーシャルボタン」が付いていて、アカウントさえ持っていれば、ボタンひとつ(&ログイン&投稿ボタン)で小説をアピールできます。
 
アルファポリスさんにも当然この機能が付いているのですが…
 
ひとつ注意が必要なのが、アルファポリスさんのツイートボタンの場合、デフォルト(初期設定)の投稿画面に「アルファポリスの投稿小説○○が面白い!!」という文章が入っていることです…。
 
(○○には、その小説のタイトルが入ります。)
 
この「○○が面白い」の部分、削除しても投稿自体はできますので、自分はここを削って、代わりにハッシュタグなどを追加しています…。
 
(自分で自作品を「おもしろい!!」と投稿するのは、さすがに気がひけますし、何だか恥ずかしいので…。)
 
文章の下のURL部分は、削ると小説へのリンクがなくなってしまいますので、消さないように注意してください。
 
それと「#アルファポリス」も消さない方が良いと思います。
 
なぜなら、ただ単に「ツイッターの利用者」にアピールするより、「アルファポリスのユーザー」にアピールできた方が、「お気に入り数UPのチャンス」が増えるからです。
 
前の記事にも書きましたが、アルファポリスのアカウントを持っていなければ「お気に入り」登録はできないので、アルファポリス・ユーザーが訪問してくれる方がより「望ましい」のです。)
 
…ただ、このSNSでのアピール、どの程度の効果があるのか、イマイチよく分からない所があります。
 
ツイートにハートやRTが付いても、作品のアクセスアップにはあまり繋がっていなかったり、逆にハートやRTが全く付いていないのに、アクセス数がすごい作品があったりするので…(←そもそもそのアクセスも、SNSからの流入なのかどうか調べようがないのですが…)。
 
なので、「これでポイントを稼ぐ!」と意気込むよりは「あわよくば、これでアクセスが増えれば良いなぁ」くらいの感覚で、無理せず気軽に気楽にやるのが良いかと思います。
 
(ちなみに自分はfacebookさんのアカウントを作っていないので、そちらのことは分かりません。スミマセン。)
 
<関連記事(外部サイト):投稿小説ヘルプ「アルファポリス・小説をツイッターに載せる」> 


過去記事一覧(サイトマップ)はコチラ

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小説投稿サイトの選び方~自分に合ったサイトを選ぶ3~」で、短期消滅型ポイントについて「戦略が重要」ということを書きましたが…
 
今回は、実際どんな「戦略」があるのか、管理人が実際に行ったもの・行えなかったもの含めて、まとめていきたいと思います。
 
(長くなるため、今回も分割してまとめていきます。)
 
ただ…以前の記事にも書きましたが、戦略の成否には「めぐり合わせ)」も大きく影響してきます。
 
どれほど戦略を練り、実行しようと、結果が出ない時には出ないものです。
 
また、どんなに「ポイント戦略で」人を集めたところで、小説自体が面白くなければリピーターは得られません。
 
個人的には「ポイント戦略」はあくまで「補助」的な扱いとし、あくまで「小説の面白さを追求」することを「メイン」に据えた方が良いと思っています。
 
(と言うか、ポイント戦略をメインに据えてしまうと、心と頭の消耗が激しくて精神衛生上よろしくない気がするので、そもそもポイントをそこまで気にしないようにして(そもそも「ポイント=小説の評価」だと捉えないようにしています)、戦略も「できる範囲で(無理をしないで)」を心がけているのですが…。)
 
<他のまとめはコチラ→小説投稿サイトの短期消滅型ポイント戦略2
 
先にポイントの仕組みについて学んでおく
以前の記事で「小説投稿サイトのシステムを知る方法」というものを書きましたが…
 
ポイントについても、先に「どんな仕組みでポイントがついていくのか」を学び、無駄な労力を使わないようにしていくことが大事です。
 
(「労力を使ったにも関わらず結果が出ない・報われない」は精神消耗が激しいので、やっても無駄な努力は予め避けていくべきです。)
 
たとえば、以下は他の方の考察記事やサイトのヘルプ・ガイドラインで学んだことなのですが…
 
アルファポリスさんでは、小説を更新(新しいページをUP)すると、ポイントが付くのですが、これは1日に1回しか反映されず、1日に何回新しいページをUPしようと、もらえるポイント数に変わりはありません。
 
よって「1日に10ページを投稿すれば、200×10で2000pt手に入る」と「取らぬタヌキの皮算用」をしてはいけないわけです。
 
(ただし、1日に複数ページを投稿することは「戦略」としては有効です。理由は下の項目にまとめています。)
 
また、小説ページへのアクセスによって得られるポイントも同様です。
 
アルファポリスさんの場合、24時間以内に何回アクセスしようと、反映されるのは、そのうち1回のアクセスのみです。
 
(さらに言えば、アルファポリスさんのアクセスポイントはPVでカウントしているわけではないので、何ページ読んでもポイントは変わりません。)
 
ポイントの推移を見るために「モニタリング」をするのは大事ですが、ポイントを稼ぐ目的で何回もページ訪問するのは時間の無駄です。
 
戦略を練る際には、まず、そのサイトのポイントが「どんな仕組みで上下するのか」、サイトのヘルプ・ガイドラインを読み込んだり、他の方の考察記事を検索するなどして、よく勉強しておきましょう。
 
(ただし、以前の記事にも書いた通り、ポイント制度は予告なく変更されることがあります。情報の鮮度には気をつけましょう。)

そして何より大切なのが「ポイントは必ずしも作品のクオリティーを反映しない」ということを常に“意識”しておくことです。
 
過去記事にも書いた通り、ポイントは戦略により増減しますし、運の有無によっても変わってきます。
 
ポイントの増減でいちいち気分をアップダウンさせていては、モチベーションを維持するどころではありません
 
「ポイントはポイント」と割り切って、過剰に落ち込まないよう注意しましょう。 
 
1日に複数ページUPする
上記の通り、アルファポリスさんでは1日に何回更新しようと、もらえるポイントに変わりはありません。
 
しかし、ランキング上位者の中には、新作UPの初日に、複数ページをUPしている方も、それなりに存在します。
 
なので、自分も試しに新作UPの初日に2ページをUPしてみたのですが…結果、初日のポイントは前の記事に書いた通りですので、実際のところ効果はあったものと思われます。
 
理由として考えられるのは、まず「ある程度、小説の面白さが分かる所まで“まとめ”てUPすることで、読者を獲得できる」というのが一点。
 
ネット小説は無料でいつでも読める小説であるがゆえに、(読者が)面白くないと判断すれば、(最後まで読まれることなく)途中で切られてしまう恐れがあります。
 
しかし、作者の誰もが“出だしの1話目”で面白さのエンジンをかけられるとは限りません。
 
「面白くなるのは“これから”なのに…」という所で切られてしまわないためには、その「おもしろい場面」まで、一気にまとめてUPしてしまうのは有効なのかも知れません。
 
また、複数ページを時間をズラして投稿すれば、その分「露出」が増えます。
 
大概の小説投稿サイトには「最近更新された小説」が表示されるコーナーがあるのですが…
 
複数話を時間をズラして投稿すれば、複数回そこに自分の小説が掲載されるわけです。
 
(複数話ある場合、同時に投稿することも可能なのですが、それだとたぶん、1回しか掲載されないかと思われます。)
 
また、他の方の考察を読んでいると「『読者になってくれそうなユーザー』がいそうな時間帯を狙って投稿する(→その時間帯を割り出すために、様々な時間帯に投稿してみる)」という記事を見かけます。
 
時間をズラして投稿することは、様々な層のユーザーにアプローチするという意味で、有効なのかも知れません。
 
(ただ…日中に仕事をしている身では、そんなに様々な時間帯を試せるわけではないので、難しいのですが…。)
 
ちなみに管理人の場合、まず1話目をUPし、その投稿によるポイントが反映されるのを待ってから(←だいたい1時間~2時間の間くらい?)2話目をUPしてみました。
 
(ただ待つのは時間がもったいないので、先に1話目を作ってUPし、2話目を制作(清書)しながらポイント反映を待つ、という方法をとっていました。)
 
新作の最初の1~2時間は、必ずポイントが0ptですので、「ポイントだけで小説の良し悪しを判断するユーザーだったら、この0ptを見ただけで去って行ってしまうだろう」と判断しての戦略です。
 
(これまでにも書いてきた通り、短期消滅型ポイントの数値は、タイミングによってかなり変わりますので、そこで小説のクオリティーを評価することはできないのですが…おそらく、そこまで分かっていないユーザーの方も、一定数いらっしゃるかと思われますので…。)
 
ただ…元々ページ数が少ないものを、一気に複数ページUPしてしまうと、連載期間自体が短くなってしまったり…
 
また、あまりにも大量のページを、1時間に1ページずつ「ちまちまと」UPしていくのは、個人的に、何となく、読者の方から見て煩わしいのではないかと思ってしまうのです(←あくまで個人的な感覚ですので、実際のところは分かりませんが…)。
 
(なので自分も1日2ページ(しかも初日だけ)を限度にしてみたのですが…。)
 
もし、実際に1~2時間に1回くらいペースで10ページも20ページもUPして「成果があった」という方がいらっしゃったら、拍手コメントからでもサイトのアンケートフォーム(←タイトルが「ご要望」になっていますが、内容何でもアリのフリーなアンケートフォームのつもりで使っています。)からでも情報提供いただけると、参考になってありがたいです。
 


過去記事一覧(サイトマップ)はコチラ

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小説投稿サイトポイントなどの数値を「どう読み解けば良いのか」「どう受け止めれば良いか」の「まとめ」第3弾です。
 
<他のまとめはコチラ→小説投稿サイト・数値のからくり1小説投稿サイト・数値のからくり2

(第1弾でも書きましたが、どんなシステムも、メリットもあればデメリットもあります。ここでは記事のテーマ上、デメリットを挙げていることが多いですが、各サイトさんのシステムを批判・非難しているわけではありませんので、ご了承ください。) 
お気に入りやブクマの増減理由を知るのは、ただ一人だけ
まとめ第1弾でも書きましたが、アクセス数から読者の「満足度」を読み取ることはできません。
 
それは「お気に入り」や「ブックマーク」の数についても言えることです。
 
大概の投稿サイトさんには、読者が「気になった小説」にいつでもアクセスできるよう、マイページに「保存」しておく機能があります。
 
このシステム、投稿サイトさんによって名前が違い、「ブックマーク」としている所もあれば、「お気に入り」「本棚」などとしている所もあります。
 
SNSで言えば、noteさんなどでは「スキ」ですし、ツイッターさんではハートマークになっています。
 
「お気に入り」や「スキ」などの名前が付いていると、誤解してしまう方もいるかも知れませんが…
 
この数値、必ずしも本当に読者が「気に入ってくれた」「好きになってくれた」ということではありません。
 
もちろん、本当に気に入って「お気に入り」してくださったり、本当に好きだから「スキ」してくださる方もいます。
 
しかし、こういったシステムの使い方は、人それぞれです。
 
「ブックマーク」すなわち「しおり」や「目印」感覚で付け、読み終わったら即消去という読者もいることでしょう。
 
気になるものに片っ端から付け、そのうち「読み切れないから」と、読んでいない作品も「整理」して消去していく読者もいることでしょう。
 
「付けた時には気になってたけど、気が変わって、今はあまり気にならない」と消去する読者もいることでしょう。
 
「『俺TUEEE』や『チート』な作品かと思って付けたのに、『俺TUEEE』でも『チート』でもなかった」など、勘違い解釈違いで付けたり消したりする読者もいることでしょう。
 
新作ブーストでポイントが伸びたり、ランキングに載った時に「数値が高いから」「ランキングに載っているから」という理由で付け、ブースト終了、ランキング圏外落ちした途端に外していく読者もいるかも知れません。
 
ブックマークやお気に入りが、どんな理由で増減するかは、作者の目にも、おそらくサイト運営さんにも読めないことです。
 
その理由を知るのは、ただ1人――それを増減させている読者本人だけなのです。
 
理由が分からないのですから、減ったからと言って「自分の作品は面白くないんだ…」と過度に凹む必要はありません。
 
(もちろん、作品自体に理由がある可能性もありますので「全く気にしない」というのも考えものですが、要は「それで心が折れてはいけない」ということです。)
 
システムの使い方は各自の「自由」ですので、作者には何を言うことも、どうする権利もありません。
 
クヨクヨ考えても、悩んでも、数値から読者の感情は読み取れませんので、それを考え続けるのは、時間と精神の無駄遣いです。
 
(もっと詳細なデータがあれば、あるいは「推測」できるかも知れませんが、それも推測に過ぎませんし、そもそもそんなデータが入手できないでしょう。)
 
なので、悩まず、凹まず、まずは目の前の小説に全力を注ぎましょう。
 
(ちなみに自分は、一度付けたブクマ・お気に入りを滅多に消さない(と言うより消せない)タイプです(そもそも匿名で付けられるものしか付けていないのですが…)。自分が「数字が減って哀しかった」経験から、消せなくなってしまったのというのもありますが…Web小説との出逢いは一期一会ですし、素人の書いたものであるからこそ、今後どう化けるか分からないので「もったいなくて消せない」のが正直なところです。)
 
最初に必要なのは、露出→印象→中身そして、運
悲しいことですが、現状Web小説の世界では「どんなに中身が良くても、数値が上がらない(評価されない)」という事例が多々あります。
 
それは、簡単言ってしまえば「まだ読まれていない小説に、評価がつくことはない」からです。
 
Web小説が評価されるために、最初に必要なのは「読者の目に留まること」です。
 
存在にすら気づかれていない小説は、たとえどれほど面白かったとしても読まれることはありません。
 
そして、目に留まった後に必要なのが「印象」…それも「良い意味での」印象です。
 
読者が最初に出逢うのは、その小説のタイトルや「あらすじ」あるいは表紙画像のみ(たまに、最初の数行が見えているサイトもありますが…)で、中身ではありません
 
つまり、どんな中身か分からないまま印象だけ」で読む小説を決めているのです。
 
しかし残念なことに、小説(の本文)を書く才能と、タイトル・あらすじをキャッチ―に作るセンスは別物です。
 
(両方を兼ね備えている方も、世の中にはいるのでしょうが…。)
 
また、読者の側にも「第一印象だけで小説の中身を見抜く才能」が備わっているとは限らない(…と言うか、持っている人の方が稀だと思いますが…)のです。
 
そもそも、どんなタイトル・あらすじを「好ましい」と思うかは、人それぞれです。
 
どんなに趣向を凝らしてセンスの良いタイトル・あらすじを作ったとしても、「逆に“作り込み”過ぎてて、うさん臭い」と避けられる可能性はあるわけです。
 
つまり、最終的には、結構な割合で“めぐり合わせ”の「運」に左右されることが多い、ということです。
 
「中身」が判断されるのは、そんな何段階にもわたる関門を乗り越えた先のことなのです。
 
このことは逆に言えば「実はとんでもない名作なのに、運悪く数値が伸びず、埋もれている」作品が「無いわけがない」ということでもあるのですが…。
 
果たして、そのことに気づいている読者が、どれくらいいるのか…それが問題ですね…。
 
ちなみに、小説を読む際の決め手となる「印象」…もちろん、数値や星の数によっても左右されるものと思われます。
 
(そして、それが両極端なスパイラルを生み出しているのではないかと…。)
 


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小説投稿サイトのポイントなどの数値を「どう読み解けば良いのか」の「まとめ」第2弾です。
 
<第1弾はコチラ→小説投稿サイト・数値のからくり1

(第1弾でも書きましたが、どんなシステムも、メリットもあればデメリットもあります。ここでは記事のテーマ上、デメリットを挙げていることが多いですが、各サイトさんのシステムを批判・非難しているわけではありませんので、ご了承ください。) 
お気に入り・ブクマはアカウントユーザーからしかもらえない
小説投稿サイトに登録し、実際に利用を始めれば気づくことでしょうが…
 
各小説に付けられる「お気に入り」や「ブックマーク」…大概の投稿サイトでは、そのサイトのアカウントを持っていないと、付けることができません
 
つまり、そのサイトに登録していない読者をどれだけ集めることができても、お気に入り数やブクマ数には反映されないということです。
 
(もちろん、アクセスがあれば、PV数などの他の数値には反映されるわけですが。)
 
たとえば、ツイッターやブログなどのSNSを見て、その小説を訪問し、面白いと思ってくれる読者がいたとします。
 
しかし、その読者が、その小説サイトのアカウントを持っていなかったとしたら…
 
果たして、その小説を「お気に入り登録」または「ブックマーク」するためだけに、わざわざそのサイトのアカウントを取ってくれるでしょうか?
 
よほど熱烈にその小説を愛してくれる方でもなければ、そこまでしてくれないのではないでしょうか?
 
そもそも、わざわざサイトのアカウントを取って「お気に入り登録」or「ブクマ」しなくても、ブラウザのお気に入りorブックマーク、あるいはオンライン・ブックマークサービスで登録しておけば、いつでもその小説にアクセスすることはできるのです。
 
つまり、お気に入りやブックマークの数が欲しいなら、いかにサイト「内部」の読者を集めるかがポイントとなってきます。
 
(しかも、アカウントユーザーでも「ログイン状態」でないと「お気に入りorブクマ」できないので、いかに「今ログインしている読者」を集めるかがポイントという…。)
 
以前の記事で「最近更新された小説」などの「露出」の重要性を書きましたが、それはSNSなどで「外部」の読者を集めるよりも、そのサイト内のページで露出して「内部」の読者を集める方が、お気に入り・ブクマ数に繋がりやすいからなのです。
 
<関連記事:小説投稿サイトの選び方~自分に合ったサイトを選ぶ2~
 
ちなみに、レビューや★の数、感想などについても、アカウントを持っているユーザーでないと付けられないことが多いです(例外もありますが)。
 
24時間で1カウントだと、前のめりな読者はカウントされない?
投稿小説サイトには、ポイント不正が起こらないように防衛策をとっている所もあります。
 
たとえばアルファポリスさんなどでは、アクセスポイントとして加算されるのは、24時間につき1アクセスのみで、1日に何回アクセスしようと、もらえるポイントは変わりません(ちなみに他の方の書かれた考察記事によると、1アクセスにつき7ポイントだそうです)
 
しかし…24時間で1アクセスをカウントするということは「2日に1度、失われてしまうポイントがあるかも知れない」ということでもあります。
 
たとえば毎日更新される小説を、毎日閲覧してくれている読者がいたとして…
 
その読者が、前日の閲覧時刻より10分早く小説にアクセスしてきたとします。
 
すると、そのアクセスは前日のアクセスから数えて24時間以内になってしまうため、ポイントに反映されない可能性がある、ということです。
 
つまり「早く読みたい」と前のめりになって、前日よりも早くアクセスしてきてくれる読者ほど、ポイントには表れないということです。
 
実際のアクセスポイント計算がどうなっているのかは明かされていませんし、もしかしたらその辺りのギリギリの時間帯は大目に見てくれるようになっているかも分かりませんが…(ただ、24時間でキッチリ切ってしまった方がシステム的に分かりやすいので、「キッチリ24時間で1カウント」でやっている可能性の方が高いと思います)
 
毎日投稿しているのに、2日に1度なぜかポイントが減ってしまうという方は、もしかしたら、こういう理由からなのかも知れません。
  
「評価」は「性善説」頼り
サイトによっては、ユーザーが星の数レビューなどで小説を評価できるシステムがあります。
 
しかし…こういった星の数やレビューは、基本的に性善説…「人は元々善なる存在である」→「だから、嘘の評価をする人なんているはずがない」が成り立たなければ、意味をなさないものです。
 
Amazonさんなどの通販サイトでも「やらせレビュー」が問題となったことがありますが…
 
小説の評価においても、そういう「不正」が無いとは言い切れない、ということです。
 
中には「自分の小説を良く見せよう」だけでなく、「ライバルの小説の評価をわざと悪くつけよう」という人もいないとは限りません。
 
各投稿サイトには、小説を評価するシステムはあっても、その評価の「信頼性・正当性」を判断するシステムは(おそらく)ありませんので、そこは評価者のモラル頼りになってしまうのです。
 
そもそも、人が他人を評価するというのは、とても難しいものです。
 
同じクオリティーの作品であっても、その日の気分によって、良く見えたり悪く見えたりということがあるかも知れません。
 
また、ストーリー展開的には優れていても「自分の好みじゃない」という理由で点を辛くつける人もいるかも知れません。
 
「えこひいき」せず、その日の気分や先入観に左右されずに「公平に」評価ができるか否かも、評価者の「人間性・能力」頼りになってしまうのです。
 
ちなみに、自分がAmazonさんなどでレビューを見る際、必ず評価者の「人数」を気にします。
 
評価者の数が1~2人くらいだったとしたら、たとえ評価が良くても悪くても、それは「たまたま」かも知れないからです。
 
(…まぁ、評価者の数が多かったとしても、組織票などあったら無意味なわけですが…。)
 
そしてレビューがある場合には、単純に星の数だけでなく、レビューの「内容」を見ます。
 
そしてその「内容を見る」とは、単に「おもしろい」「つまらない」という評価者の「主観」を見るのではなく、「どんな内容なのか」判断できそうなキーワードを見ていく、ということです。
 
<参考記事(別ブログ):レビューの見方・読み方~絶賛・酷評に「ダマされない」ために~
   


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津籠睦月(つごもりむつき)
職業:
社会人(毎日PCを使う仕事。残業も休日出勤も普通にあります。)
趣味:
小説・HP制作、読書、猫と遊ぶこと。
好きな小説ジャンル:
ファンタジー、冒険、恋愛、青春、推理、濃い人間ドラマの展開するモノ。
備考:
漢検2級(準1以上は未受験)。国語の最高偏差値80(高2時点)。

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