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管理人がどうやってオンライン小説サイトを作っていったのか、その実体験によるノウハウや悪戦苦闘の日々をつづるWEB小説制作日記ブログです。 ちょっと変わった独自システム付きのネット小説サイトを運営しています。
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小説投稿サイトポイントなどの数値を「どう読み解けば良いのか」「どう受け止めれば良いか」の「まとめ」第3弾です。
 
<他のまとめはコチラ→小説投稿サイト・数値のからくり1小説投稿サイト・数値のからくり2

(第1弾でも書きましたが、どんなシステムも、メリットもあればデメリットもあります。ここでは記事のテーマ上、デメリットを挙げていることが多いですが、各サイトさんのシステムを批判・非難しているわけではありませんので、ご了承ください。) 
お気に入りやブクマの増減理由を知るのは、ただ一人だけ
まとめ第1弾でも書きましたが、アクセス数から読者の「満足度」を読み取ることはできません。
 
それは「お気に入り」や「ブックマーク」の数についても言えることです。
 
大概の投稿サイトさんには、読者が「気になった小説」にいつでもアクセスできるよう、マイページに「保存」しておく機能があります。
 
このシステム、投稿サイトさんによって名前が違い、「ブックマーク」としている所もあれば、「お気に入り」「本棚」などとしている所もあります。
 
SNSで言えば、noteさんなどでは「スキ」ですし、ツイッターさんではハートマークになっています。
 
「お気に入り」や「スキ」などの名前が付いていると、誤解してしまう方もいるかも知れませんが…
 
この数値、必ずしも本当に読者が「気に入ってくれた」「好きになってくれた」ということではありません。
 
もちろん、本当に気に入って「お気に入り」してくださったり、本当に好きだから「スキ」してくださる方もいます。
 
しかし、こういったシステムの使い方は、人それぞれです。
 
「ブックマーク」すなわち「しおり」や「目印」感覚で付け、読み終わったら即消去という読者もいることでしょう。
 
気になるものに片っ端から付け、そのうち「読み切れないから」と、読んでいない作品も「整理」して消去していく読者もいることでしょう。
 
「付けた時には気になってたけど、気が変わって、今はあまり気にならない」と消去する読者もいることでしょう。
 
「『俺TUEEE』や『チート』な作品かと思って付けたのに、『俺TUEEE』でも『チート』でもなかった」など、勘違い解釈違いで付けたり消したりする読者もいることでしょう。
 
新作ブーストでポイントが伸びたり、ランキングに載った時に「数値が高いから」「ランキングに載っているから」という理由で付け、ブースト終了、ランキング圏外落ちした途端に外していく読者もいるかも知れません。
 
ブックマークやお気に入りが、どんな理由で増減するかは、作者の目にも、おそらくサイト運営さんにも読めないことです。
 
その理由を知るのは、ただ1人――それを増減させている読者本人だけなのです。
 
理由が分からないのですから、減ったからと言って「自分の作品は面白くないんだ…」と過度に凹む必要はありません。
 
(もちろん、作品自体に理由がある可能性もありますので「全く気にしない」というのも考えものですが、要は「それで心が折れてはいけない」ということです。)
 
システムの使い方は各自の「自由」ですので、作者には何を言うことも、どうする権利もありません。
 
クヨクヨ考えても、悩んでも、数値から読者の感情は読み取れませんので、それを考え続けるのは、時間と精神の無駄遣いです。
 
(もっと詳細なデータがあれば、あるいは「推測」できるかも知れませんが、それも推測に過ぎませんし、そもそもそんなデータが入手できないでしょう。)
 
なので、悩まず、凹まず、まずは目の前の小説に全力を注ぎましょう。
 
(ちなみに自分は、一度付けたブクマ・お気に入りを滅多に消さない(と言うより消せない)タイプです(そもそも匿名で付けられるものしか付けていないのですが…)。自分が「数字が減って哀しかった」経験から、消せなくなってしまったのというのもありますが…Web小説との出逢いは一期一会ですし、素人の書いたものであるからこそ、今後どう化けるか分からないので「もったいなくて消せない」のが正直なところです。)
 
最初に必要なのは、露出→印象→中身そして、運
悲しいことですが、現状Web小説の世界では「どんなに中身が良くても、数値が上がらない(評価されない)」という事例が多々あります。
 
それは、簡単言ってしまえば「まだ読まれていない小説に、評価がつくことはない」からです。
 
Web小説が評価されるために、最初に必要なのは「読者の目に留まること」です。
 
存在にすら気づかれていない小説は、たとえどれほど面白かったとしても読まれることはありません。
 
そして、目に留まった後に必要なのが「印象」…それも「良い意味での」印象です。
 
読者が最初に出逢うのは、その小説のタイトルや「あらすじ」あるいは表紙画像のみ(たまに、最初の数行が見えているサイトもありますが…)で、中身ではありません
 
つまり、どんな中身か分からないまま印象だけ」で読む小説を決めているのです。
 
しかし残念なことに、小説(の本文)を書く才能と、タイトル・あらすじをキャッチ―に作るセンスは別物です。
 
(両方を兼ね備えている方も、世の中にはいるのでしょうが…。)
 
また、読者の側にも「第一印象だけで小説の中身を見抜く才能」が備わっているとは限らない(…と言うか、持っている人の方が稀だと思いますが…)のです。
 
そもそも、どんなタイトル・あらすじを「好ましい」と思うかは、人それぞれです。
 
どんなに趣向を凝らしてセンスの良いタイトル・あらすじを作ったとしても、「逆に“作り込み”過ぎてて、うさん臭い」と避けられる可能性はあるわけです。
 
つまり、最終的には、結構な割合で“めぐり合わせ”の「運」に左右されることが多い、ということです。
 
「中身」が判断されるのは、そんな何段階にもわたる関門を乗り越えた先のことなのです。
 
このことは逆に言えば「実はとんでもない名作なのに、運悪く数値が伸びず、埋もれている」作品が「無いわけがない」ということでもあるのですが…。
 
果たして、そのことに気づいている読者が、どれくらいいるのか…それが問題ですね…。
 
ちなみに、小説を読む際の決め手となる「印象」…もちろん、数値や星の数によっても左右されるものと思われます。
 
(そして、それが両極端なスパイラルを生み出しているのではないかと…。)
 


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