管理人がどうやってオンライン小説サイトを作っていったのか、その実体験によるノウハウや悪戦苦闘の日々をつづるWEB小説制作日記ブログです。
ちょっと変わった独自システム付きのネット小説サイトを運営しています。
ファンタジー小説と言えば、例えば〝魔法〟であったり〝異能〟であったり〝異世界〟であったり〝異種族〟であったりと、その世界観の中に〝今のこの世界(時代)には無い何か〟があることが特徴であり、魅力です。
しかし、そんな世界観が、ファンタジー小説の書き手を悩ませるモノであったりもするのです。
ファンタジー小説を書くためには、それなりの〝設定〟を作り込まなくてはなりません。
設定の作り込みが甘いと、執筆途中に筆が止まったり、下手するとスランプにまで陥ってしまいますし、設定の出来次第で作品のクオリティーが左右されてしまうこともあります。
なので、そんな〝設定〟を創るにあたり、資料を調べて〝これから書きたい物語〟に関連した〝知識〟を収集する人は多いかと思います。
既存の知識を小説の中に取り込めば、〝本格感〟が増しますし、ストーリーにいくらかの〝リアリティー〟をプラスすることもできます。
それに作者が元々そういった〝ファンタジーな知識を覚えるのが好きな人間〟であれば、資料調べ自体が楽しい作業ですし、モチベーションを上げる効果も期待できます。
しかしながら、調べた資料の内容を〝全て〟物語の中に投入することなどできるはずもなく、そこには「どの知識を取り入れて、どれを捨てるのか」という取捨選択の問題が発生してきます。
これが個人的には結構、悩みの種だったりします。
作者的には「せっかく調べた知識なので是非とも小説に取り入れたい」という思いがあり「アレも入れたい、コレも入れたい」となるのですが、ストーリーの本筋と関係のない知識を制限なくバンバン取り入れていては、話が脇に逸れ過ぎてしまいますし、物語の〝核心〟がボヤけてしまいかねません。
それに、場合によってはそれらの知識の説明にそれなりの文章量を割かなくてはいけませんので、ボリューム的な意味でもそう多くの知識は入れられません。
そもそも、作者が好きで入れたい知識だとしても、そこに読者のニーズがあるかどうかも分かりません。
中にはディープな知識を求める本格ファンタジー好きの方も当然いらっしゃるでしょうが、全ての読者がそうとは限りませんし、〝深い知識を求めず、ライトに話の筋だけを楽しみたい〟読者だった場合、マイナーな知識についての事細かな説明文は退屈だと思われかねません。
なので自分の場合も〝知識としては面白いけど、物語上、出て来る必然性が全くない知識〟は泣く泣く入れるのを諦めたりもしています。
ただし、入れられる隙を少しでも見つけられると、むしろ〝おまけの雑学〟のような感じで積極的に取り入れていたりもするのですが‥‥。
(「花咲く夜に君の名を呼ぶ」で「神輿をやたら乱暴に振り動かす理由」だとか「〝高橋〟姓の由来」やら「唐菓子」やら「うなぎ松明」やら、やたらとマニアックな知識がちょこちょこ出て来るのはそのせいです。あと、登場する神様自体、日本神話の中ではビミョウにマイナーだったり‥‥。)
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ネット上に小説を載せるにあたり、数ある作品アイディアのストックの中から「最初の作品をどれにするのか」は、〝それなりの戦略的意図〟を持って決めました。
自分の場合それは「きちんと完結する物語であること」でした。
小説の中には「特に完結という区切りはなく、ネタさえあればいくらでも物語を続けられる」という種類のものも存在しますし「内容が壮大過ぎて、ちょっとやそっとでは終わらない」ものもあります。
どんなタイプの作品をネット・デビュー作に選ぶかは、もちろん作者の自由です。
ただ、自分の小説サイトを作る前、ネットでいろいろと調べていた時に「ずっと完結しないままのネット小説って、読者にとってイヤ〜なものなんだな」と、個人の方の感想・意見などを読んでいて改めて思ったのです。
なので、とりあえずは1作だけでも、きちんと完結する小説を載せよう、と決めたのでした。
読者の方にとって、その作者の実力や性質を推し測る術は既存の作品しかありません。
ならば、完結作品がひとつでもあれば、少なくとも「この作者、物語を完結させる能力はあるんだな」とは思ってもらえるだろうーーそう、単純に考えたのでした。
そうして実際にネット・デビュー作に選んだのが「花咲く夜に君の名を呼ぶ」と「夢見の島の眠れる女神(夢の降る島オムニバス第1話)」の2作品(!)なのですが‥‥(ここで2作同時連載を選択する辺り、我ながら本当にデタラメだとは自覚しています‥。でも一応、勝算があってのことだったのです。)この2作、そういう視点で選んだだけあって、それはもうスパッと〝完結〟しています。
(もっとも「夢見の島‥」の方は、同じ島を舞台に展開する4つのオムニバス・ストーリー「夢の降る島」のうちの1つが完結した、という位置付けですが‥。)
そうやって2つの作品を完結させて、気づいたことがあります。
それは「曲がりなりにも1つの作品を始まりから終わりまで通して書くと、小説を書くスキルがアップする」という事実です。
小説が完結しているということは、大概の場合、その中で〝起承転結〟が最低でも1回は展開している、ということになるかと思います。
〝起承転結〟は物語創作の基本です。
それを〝通し〟で書き上げる、ということは〝小説を書くスキル〟を磨く上で重要な意味を持つのです。
実際、自分もこの2作を通して「物語全体の構成」や「〝起〟→〝承〟への移行の仕方」「〝転〟のタイミング」「〝転〟へ至るための〝承〟での伏線の張り巡らせ方」そして「〝結〟でいかに綺麗に物語を〝畳む〟か」など様々なことを考えながら小説を書き、この2作を書き始める前と後とでは、別人のようにスキルのレベルが変わった、と感じています。
それに、1作を書き上げたという〝経験〟があれば、その記憶を元に次の作品で「ココはもう少しこうしておかないと、後々の展開がツラくなるな」だとか「この書き出しだと続きを書きにくいな」などといった〝カン〟が働くようになります。
(少なくとも自分の場合はそうなりました。)
何にせよ、(作品のクオリティーや評価については読者の皆様に委ねるとしても)「1作を書き上げた」ということ自体は紛れもない事実ですので、そこは自信を持って良いことだと思うのです。
そしてそんな〝自信〟は、次の作品を書く上でも何かと作者を助けてくれます。
「この小説、ちゃんと終わらせられるかなぁ?」と不安になることがあっても「いやいや大丈夫だって。前の小説だって、あんなに大変だったのに完結させられたじゃん」と、過去の実績がモチベーションの低下を防いでくれるのです。
そんなわけで、できることなら完結作品を1つでも作っておくことは、長い目で見たら絶対オススメです。
まぁ、物語を完結まで持っていくこと自体、それ相応のスキルや精神力が必要なことですので、いろいろとアレなのですが‥。
小説執筆中、「今書いてるコレって、ちゃんと面白いものになってるんだろうか?」などと、ふいに自分の実力や作品の出来に不安を感じて筆が止まるーーそんな経験をしたことのある方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
自分自身に対するネガティブ思考はモチベーション低下の大きな要因となります。
そして執筆中のモチベーション低下は、下手をするとスランプにもつながり、連載の続行や物語の完結を危うくする〝深刻な危機〟です。
自分自身の実力や自作品のクオリティーを疑問視すること自体は、スキルの向上や作品の改善にもつながりますので、悪いことではありません。
ただ〝それ〟をするタイミングが重要なのです。
小説に限らずあらゆる分野で言えることだと思いますが、ネガティブ思考に陥り、自分自身を卑下し、精神的に萎縮した状態では〝ベストなパフォーマンス〟は引き出せません。
むしろ自分に自信を持ち、気分的に〝ノリノリ〟な状態の方が良いものが書ける、という人の方が多いのではないでしょうか。
例えば面接やプレゼンテーションなどでも、自信に満ちた話し方か、自信の無さそうな話し方かによって、内容が同じでも受け手の印象が変わってくるように、思い切り良く勢いのある文章というものは、読者に〝より良い〟印象を与える可能性があります。
なので「執筆中には〝ポジティブ・シンキング〟でいることが大事」だと自分は思っているのです。
例えば、今の実力がド下手クソであろうと、読者様から酷評をもらって凹んでいようと、そんな諸々のネガティブなことは〝執筆中には〟一旦全て忘れる、もしくは脇に置いて見ないことにするのです。
そして「小説を書くのが好きだー!」という気持ちだとか「この小説で読者の皆をあっと言わせてやるんだー!」だとか、過去にいただいた好意的な評価だとか、そういうポジティブなモノたちで心を満たして、気分を〝アゲて〟いくのです。
あるいは〝いつかの未来で沢山の人々から賞賛されている自分の姿〟や〝ネットの海の向こう側で自分の作品を読んでくれている誰かの喜んでいる顔〟を想像するのも良いかも知れません。
実際にはそんなものは存在しないのかも分かりませんが〝想像するだけならタダ〟なのです。
自分の作品がボロクソに言われている未来を想像して頑張れる人というのはそうそういないでしょうし、例えそれが妄想と呼ばれるようなものだとしても、そんなお金もかからずにできるラクで楽しい頭脳労働だけでモチベーションがアップするとしたら、こんなにコスト・パフォーマンスの良いものはそうはないと思います。
もちろん、そんな〝妄想〟を執筆の終わった後もずっと引きずっていては〝ヘンな勘違いをした天狗〟になりかねませんので、執筆後は冷静になって、むしろネガティブなくらいの厳しい目で作品を見つめ直し〝推敲〟していくことも重要です。
大事なのは、必要に応じてポジとネガを切り替えていくことなのです。
とは言え、人間の心理というものは、そんな風にスイッチを切り替えるようにカンタンには切り替えられないかも知れません。
性格的にどうしてもネガティブなことを考えがちな人もいれば、言われなくても最初からポジティブなことしか考えていない人もいるでしょう。
ただ、そんな人でも「今は〝ポジティブ〟が必要な時だ!」などと意識するだけで何かが違ってくると思うのです。
‥ということで、もしもこの先、モチベーションが下がって小説が書けなくなってしまうことがあったなら、自分の心がネガティブなことで満たされてしまっていないか、見つめ直してみてはいかがでしょうか。
そしてもしそうであったなら、自分が小説を書き始めようとした時の最初の気持ちだとか、自作品や自分の作ったキャラクターたちへの愛だとか、様々な〝ポジティブ〟を思い出してみてはいかがでしょうか。
少しはモチベーションの回復に役立つかも知れません。
(今回、記事の内容が多少、自作品「夢の降る島(第1話「夢見の島の眠れる女神」)」の本編内容と被っていると言うか、ある意味、焼き直しのようになっています。「夢見の‥」を読了済で「あまり目新しい内容じゃなかった」とガッカリされてしまった方はスミマセン‥。)
ファンタジー小説サイト「言ノ葉ノ森」の本文ページには左サイドに用語解説用の小窓(フレーム)がついています。
そしてその小窓には、古代用語やファンタジー用語、オリジナル設定の用語の他、一般の現代用語なども表示されるのです。
なぜ現代用語まで解説するのかと言うと、現代用語であっても一部の単語については、その意味や用法を誤解されているものがあるかも知れないと思うからなのです。
実際「この言葉の意味をこういう風に誤解している人が○○%いる」ということが時々ニュース等で取り上げられますし、管理人自身も学生時代は国語の模試などでたびたび「この単語の意味はこっちが正解だったのか!」という驚きを味わってきましたので、他人事とは思えません。
そんなわけで、現代用語にも一部、用語解説をつけることにしました。
既にその言葉の意味を正しく理解している方にとっては必要のない機能でしょうが、「知らなかった」という方には小説を読むついでに国語力もUPして一石二鳥なのではないかと…。
さらに言えばこの機能、学生時代に管理人が「こんなのがあったらいいのにな」と夢想していた機能でもあります。
小説を読んでいれば新しい言葉・知らなかった言葉に出会う機会は増えますが、特に辞書を引くわけでもなくそのまま読み流してしまえば、その言葉の(正確な)意味を知らないままどころか、下手をするとその言葉の意味を微妙に誤解して覚えてしまう可能性だってあるわけです。
かと言って、辞書を引くのは少々面倒くさいですし、引いたところで載っていないこともあります。
だから「今見つけたこの言葉の意味がワンタッチでパッと分かったらいいのにな…」などと夢のようなことを思っていたわけなのです。
まぁ、実際の用語解説の内容は管理人が書いていますので(各種資料は参考にしていますが文章は管理人です。プロフィール備考欄の通り国語の最高偏差値は80ですが、満点をとっての結果ではありませんし。)、これが実際に読者の皆様の学力・知識力UPにつながるかどうかは分からないのですが、一応「辞書よりも分かりやすく」を目標に頑張っていますので、ぜひとも活用いただきたいな、と思うのです。
小説の中でバトル・シーンやアクション・シーンを描くのは、結構大変なことです。
今の時代に生きているのであれば、少年マンガやアニメやドラマ、時代劇やハリウッド映画などなど、バトル・シーンやアクション・シーンの〝参考〟にできるメディアは山ほどあります。
しかしそれを〝文章〟で、しかもオリジナルで書くというのは、なかなかに難しいものなのです。
まず、マンガなら絵で、アニメやドラマであれば動画で表現できることを、文字だけで表現しなければならない、という難しさがあります。
しかもそれをカッコよく、かつテンポ良く〝魅せ〟なければ読者の皆様に退屈に思われてしまうかも知れません。
さらに理想を言うなら、そんなシーンの中には読者の皆様を「あっ」と言わせるサプライズ的な戦略・戦術があることが望ましいのです。
ですがそれには当然、テクニックが必要だったり、作者自身が知恵を絞りまくらなければならないのです。
自分の場合、その「知恵」として現実世界の物理法則や古の哲学的思想を利用させてもらうことが多いです。
自分に知恵が足りないなら、知識から補おう、ということです。
たとえば「花咲く夜に君の名を呼ぶ」の中のバトル・シーンでは雷のメカニズムを参考にしたり、陰陽五行思想の『土剋水(どこくすい)』の考え方を参考にしたり…という風に使っています。
現実の法則や思想を参考にすることにより、ストーリー展開にも「それなりのリアリティ」が加わる気がして個人的にはとても好きな方法なのですが、実際のところ読者様にどう思われているのかは「バトル・シーンのココがこうだから良かった」もしくは「悪かった」などシーンひとつひとつについての細かい感想をくださる方がいないので、よく分からなかったりします。
あとは、そのシーンを頭の中でビジュアルとして想像した際に〝映える〟ことを目指して書いています。
あとは、そのシーンを頭の中でビジュアルとして想像した際に〝映える〟ことを目指して書いています。
ただ火の弾がバシュン!と飛んでいくだけではなく、「いくつもの流星のように」飛んでいくだとか、「舞を舞うように」剣を振るうといった具合に、比喩を利用して一つの動作の上に別のイメージを重ね、想像の〝幅〟を広げていくのです。
それから当たり前と言われれば当たり前なことのですが、物語ごとにバトル・シーン、アクション・シーンの雰囲気を変えています。
古代日本風世界を舞台にしたシリアスな和風ファンタジー小説である「花咲く夜に君の名を呼ぶ」では、火や風や水、花びらや雨などの自然物を使いつつ、日本神話の要素を取り入れ、古代の霊異のような雰囲気を出す工夫をしていますし、既存ファンタジーへのオマージュをふんだんに取り入れたコミカルな児童文学的ファンタジー小説である「夢見の島の眠れる女神(「夢の降る島」第1話)」では、「魔弾の射手」の魔弾や伝説のアーチャー「那須与一」や「ウィリアム・テル」、「インドラの矢(←作中では不発に終わりますが‥‥。)」など、神話や伝説、古典ファンタジーのアイテムや人物などをバトルに利用しています。
それから当たり前と言われれば当たり前なことのですが、物語ごとにバトル・シーン、アクション・シーンの雰囲気を変えています。
古代日本風世界を舞台にしたシリアスな和風ファンタジー小説である「花咲く夜に君の名を呼ぶ」では、火や風や水、花びらや雨などの自然物を使いつつ、日本神話の要素を取り入れ、古代の霊異のような雰囲気を出す工夫をしていますし、既存ファンタジーへのオマージュをふんだんに取り入れたコミカルな児童文学的ファンタジー小説である「夢見の島の眠れる女神(「夢の降る島」第1話)」では、「魔弾の射手」の魔弾や伝説のアーチャー「那須与一」や「ウィリアム・テル」、「インドラの矢(←作中では不発に終わりますが‥‥。)」など、神話や伝説、古典ファンタジーのアイテムや人物などをバトルに利用しています。
また、魔法少女風のラブコメ・ファンタジー小説である「魔法の操獣巫女エデン」では、よりコミカルで、魔法少女らしくガーリーな雰囲気を目指し、バトル・シーンでも、おもち的なものや果物が飛び交います。
そんな風にバトルやアクションでも、その物語〝らしさ〟が出るように、そのバトル・シーンやアクション・シーンを通して、より物語に魅力を感じてもらえるように工夫しています。
バトルやアクションの回数が増えれば増えるほど、バリエーションがなくなり、キツくなって来たりもしますが、そこは普段から参考になるようなアクション・シーンやバトル・シーンを見て勉強するなどして、自分の表現の幅を広げていくしかないのかな、と思っています。
そんな風にバトルやアクションでも、その物語〝らしさ〟が出るように、そのバトル・シーンやアクション・シーンを通して、より物語に魅力を感じてもらえるように工夫しています。
バトルやアクションの回数が増えれば増えるほど、バリエーションがなくなり、キツくなって来たりもしますが、そこは普段から参考になるようなアクション・シーンやバトル・シーンを見て勉強するなどして、自分の表現の幅を広げていくしかないのかな、と思っています。
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— 津籠 睦月【つごもり むつき(※HN)】 (@mutsukitsugomor) July 5, 2020
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