管理人がどうやってオンライン小説サイトを作っていったのか、その実体験によるノウハウや悪戦苦闘の日々をつづるWEB小説制作日記ブログです。
ちょっと変わった独自システム付きのネット小説サイトを運営しています。
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ネット小説を書く理由や動機、モチベーションの源は、人それぞれ違うと思います。
小説家として人気を得たい、多くの人から評価されたい、多くの人に「読まれる」小説を書きたい、という想いからネット小説を書いている人も、もちろんいることでしょう。
他者からの評価や承認はモチベーションの源になりやすいですし、それを励みに執筆を続けていくのは、もちろん良いことだと思います。
ただ、それを小説を書くモチベーションの“核”――小説を書く“理由”や“意味”の、最も中心にある根幹のモノとして位置づけてしまうのは危険です。
なぜなら、他人の心は自分の思い通りにはできないから――どんなに一生懸命に執筆して、その小説の出来栄えが客観的に見て素晴らしいものだったとしても、それが必ずしも評価されるとは限らないからです。
読者やユーザーの目線で考えてみれば分かることかも知れませんが、読者やユーザーは必ずしも小説や商品を“クオリティー”によって評価するわけではありません。
たとえクオリティー(文章の巧さや構成力、台詞回しや言葉遣いのセンスなど)が他と比べて低くても「このキャラが好み!」だとか「このカップリングが萌え!」だとか「このシチュエーションがツボ!」だとか、何か1つ、自分の心の琴線にド直球で触れてくるモノがあれば、好きになってしまったりするものです。
逆に、たとえクオリティーが高くても「萌え」たり「燃え」たりできる要素が無ければ「うん。まぁ面白かった」とサラッと流されて終わり、“好き”になってもらったり“ファン”になってはもらえない、という可能性も大いにあります。
つまり人気が上がるかどうかは「自分の作品が、自分の作品を読んでくれた読者の“ツボ”にどれだけハマれるか」ということでもあるのです。
そしてそれは「作者の趣味嗜好が、どれだけ多くの読者と共通したメジャーな趣味嗜好なのか」という元々の属性や、「自分と趣味嗜好を同じくする読者が、どれだけ自分の作品と出会ってくれるか」という運・確率に左右される問題でもあるのです。
(もちろん、そんな趣味嗜好やツボの違いさえ覆してしまえるほどのクオリティーというものも世の中には存在するのでしょうが、アマチュアなネット小説家を想定しているので、その辺りは今回は脇に置いておきます。)
世の中、どれほどニッチな市場だとしても、需要と供給が上手くマッチングしていけば市場として上手く成り立っていけるものです。
しかし、その「ニーズのある所に上手く商品をアピールしていく」ということが、プロのセールスマンさんや広告代理店さんをも悩ませているであろう最大の難点だったりするのです。
(だから昨今の世の中は「分かりやすく大きな需要を見込める」ものにばかり供給が集中して、似たようなジャンルばかりが溢れかえる結果になっているのかも知れませんね…。)
だから、今現在自分の作品の「数字が伸びない」「評価が伸びない」からと言って、必ずしも落ち込む必要は無いのです。
それはただ単純に「あなたの作品のファンとなるべき読者が、まだあなたの作品と出会っていない」だけかも知れないからです。
(もちろんそうではなく単純に作品のクオリティーが低い場合もありますので、自作品を省みて、改善点を見つけられるなら直した方が良いですし、対策が取れるなら取った方が良いと思いますが。)
まぁ、それを置いておいたとしても、たとえ今後どんな人気作家になる人だとしても「始まりが0(ゼロ)スタート」であることは当たり前ですし、数字が低いうちはその数字だけを見て「こんなに数字が低いんじゃ、きっとつまらないんだろう」と去っていく人もいますので、あまり数字によってモチベーションを左右されない方が自身のためかと思います。
…で、ここからが本題なのですが――だったら何をモチベーションの核に据えたら良いのか……自分の場合それは「小説を書くこと自体が楽しい」という気持ちです。
やはり「それ自体が楽しい」ということは、それを続けるための最大の理由になりますし、自然とモチベーションが湧いてきます。
後は、その気持ちを忘れないようにすることです。
数字が伸びなかったり、評価が悪かったりすることに凹んで「こんな小説、書いても何にもならない」などと自分で自分の作品を否定してしまったり、小説を書くこと自体の楽しさを忘れてしまったりしないよう、常に書くことの“楽しさ”を意識し続けることです。
そして作者が心から“楽しんで”書いていけば、それは小説自体にも影響を与え、クオリティーを上げてくれるように思うのです。
「どうせ駄目だ」とか、変に萎縮して書くよりも、のびのびと楽しんで書いた方が、大胆で思いきった場面や描写を入れられたり、自分なりの「萌え」や「燃え」が入れられるような気がするので。
それと自分なりに心がけていることが、もう1つ。
それは訪問者数やページ・ビュー数として表れる“数字”を、ただの“数字”として見ないこと、です。
ただの数字の羅列だと思えば、その大小や伸び方だけで一喜一憂してしまいますが、“それ”はネットの海の向こうにいる“誰か”――ひとりの人間が、パソコンやスマホや諸々の端末を使って自分の作品に“触れて”くれたことの結果なのです。
たとえ一人だって、二人だって、広い広いネットの海の中で自分の作品に辿り着いてくれて、読んでくれて、そしてもし何かを感じてもらえたなら、それはきっと“意味”のあることではないでしょうか。
実際、管理人の運営するファンタジー小説サイト「言ノ葉ノ森」など、最初の頃はほとんどカウンターが伸びませんでしたが、何となくリピーターさんがいる気配(←まだ小説検索サイトさん等に登録していないにも関わらず数週間おきに訪問してくださる方がいらしたので「これは偶然辿り着いてくれたユーザーさんがリピートしてくれているに違いない」と思って)に「一人でもこの小説を楽しんでくれている読者さんがいるなら、その人のためだけにでもこの小説を完結させよう!」と意欲が湧いてきたものです。
(実際、サイト開設当初から連載していた「花咲く夜に君の名を呼ぶ」と「夢見の島の眠れる女神」は、時間はかかったものの両方ともちゃんと完結できましたし。)
まぁ、管理人は“誰が”サイト(あるいはページ)を訪問してくれたかを知ることはできませんし、たまたま検索で引っかかって訪問はしたものの、一見しただけで去っていってしまった方の数字が残っているだけかも知れません。
でも、何となく似たような周期で訪問してくださっている方がいると「リピーターさんかな」と思ったりしますし、その気配を感じたり想像したりするだけで、やる気が湧いてきたりもします。
まぁ、それが単なる勘違いや妄想だったとしても、結果として作者のモチベーションupにつながるなら結果オーライで、それはそれで良いのではないかとも思っています。
小説家として人気を得たい、多くの人から評価されたい、多くの人に「読まれる」小説を書きたい、という想いからネット小説を書いている人も、もちろんいることでしょう。
他者からの評価や承認はモチベーションの源になりやすいですし、それを励みに執筆を続けていくのは、もちろん良いことだと思います。
ただ、それを小説を書くモチベーションの“核”――小説を書く“理由”や“意味”の、最も中心にある根幹のモノとして位置づけてしまうのは危険です。
なぜなら、他人の心は自分の思い通りにはできないから――どんなに一生懸命に執筆して、その小説の出来栄えが客観的に見て素晴らしいものだったとしても、それが必ずしも評価されるとは限らないからです。
読者やユーザーの目線で考えてみれば分かることかも知れませんが、読者やユーザーは必ずしも小説や商品を“クオリティー”によって評価するわけではありません。
たとえクオリティー(文章の巧さや構成力、台詞回しや言葉遣いのセンスなど)が他と比べて低くても「このキャラが好み!」だとか「このカップリングが萌え!」だとか「このシチュエーションがツボ!」だとか、何か1つ、自分の心の琴線にド直球で触れてくるモノがあれば、好きになってしまったりするものです。
逆に、たとえクオリティーが高くても「萌え」たり「燃え」たりできる要素が無ければ「うん。まぁ面白かった」とサラッと流されて終わり、“好き”になってもらったり“ファン”になってはもらえない、という可能性も大いにあります。
つまり人気が上がるかどうかは「自分の作品が、自分の作品を読んでくれた読者の“ツボ”にどれだけハマれるか」ということでもあるのです。
そしてそれは「作者の趣味嗜好が、どれだけ多くの読者と共通したメジャーな趣味嗜好なのか」という元々の属性や、「自分と趣味嗜好を同じくする読者が、どれだけ自分の作品と出会ってくれるか」という運・確率に左右される問題でもあるのです。
(もちろん、そんな趣味嗜好やツボの違いさえ覆してしまえるほどのクオリティーというものも世の中には存在するのでしょうが、アマチュアなネット小説家を想定しているので、その辺りは今回は脇に置いておきます。)
世の中、どれほどニッチな市場だとしても、需要と供給が上手くマッチングしていけば市場として上手く成り立っていけるものです。
しかし、その「ニーズのある所に上手く商品をアピールしていく」ということが、プロのセールスマンさんや広告代理店さんをも悩ませているであろう最大の難点だったりするのです。
(だから昨今の世の中は「分かりやすく大きな需要を見込める」ものにばかり供給が集中して、似たようなジャンルばかりが溢れかえる結果になっているのかも知れませんね…。)
だから、今現在自分の作品の「数字が伸びない」「評価が伸びない」からと言って、必ずしも落ち込む必要は無いのです。
それはただ単純に「あなたの作品のファンとなるべき読者が、まだあなたの作品と出会っていない」だけかも知れないからです。
(もちろんそうではなく単純に作品のクオリティーが低い場合もありますので、自作品を省みて、改善点を見つけられるなら直した方が良いですし、対策が取れるなら取った方が良いと思いますが。)
まぁ、それを置いておいたとしても、たとえ今後どんな人気作家になる人だとしても「始まりが0(ゼロ)スタート」であることは当たり前ですし、数字が低いうちはその数字だけを見て「こんなに数字が低いんじゃ、きっとつまらないんだろう」と去っていく人もいますので、あまり数字によってモチベーションを左右されない方が自身のためかと思います。
…で、ここからが本題なのですが――だったら何をモチベーションの核に据えたら良いのか……自分の場合それは「小説を書くこと自体が楽しい」という気持ちです。
やはり「それ自体が楽しい」ということは、それを続けるための最大の理由になりますし、自然とモチベーションが湧いてきます。
後は、その気持ちを忘れないようにすることです。
数字が伸びなかったり、評価が悪かったりすることに凹んで「こんな小説、書いても何にもならない」などと自分で自分の作品を否定してしまったり、小説を書くこと自体の楽しさを忘れてしまったりしないよう、常に書くことの“楽しさ”を意識し続けることです。
そして作者が心から“楽しんで”書いていけば、それは小説自体にも影響を与え、クオリティーを上げてくれるように思うのです。
「どうせ駄目だ」とか、変に萎縮して書くよりも、のびのびと楽しんで書いた方が、大胆で思いきった場面や描写を入れられたり、自分なりの「萌え」や「燃え」が入れられるような気がするので。
それと自分なりに心がけていることが、もう1つ。
それは訪問者数やページ・ビュー数として表れる“数字”を、ただの“数字”として見ないこと、です。
ただの数字の羅列だと思えば、その大小や伸び方だけで一喜一憂してしまいますが、“それ”はネットの海の向こうにいる“誰か”――ひとりの人間が、パソコンやスマホや諸々の端末を使って自分の作品に“触れて”くれたことの結果なのです。
たとえ一人だって、二人だって、広い広いネットの海の中で自分の作品に辿り着いてくれて、読んでくれて、そしてもし何かを感じてもらえたなら、それはきっと“意味”のあることではないでしょうか。
実際、管理人の運営するファンタジー小説サイト「言ノ葉ノ森」など、最初の頃はほとんどカウンターが伸びませんでしたが、何となくリピーターさんがいる気配(←まだ小説検索サイトさん等に登録していないにも関わらず数週間おきに訪問してくださる方がいらしたので「これは偶然辿り着いてくれたユーザーさんがリピートしてくれているに違いない」と思って)に「一人でもこの小説を楽しんでくれている読者さんがいるなら、その人のためだけにでもこの小説を完結させよう!」と意欲が湧いてきたものです。
(実際、サイト開設当初から連載していた「花咲く夜に君の名を呼ぶ」と「夢見の島の眠れる女神」は、時間はかかったものの両方ともちゃんと完結できましたし。)
まぁ、管理人は“誰が”サイト(あるいはページ)を訪問してくれたかを知ることはできませんし、たまたま検索で引っかかって訪問はしたものの、一見しただけで去っていってしまった方の数字が残っているだけかも知れません。
でも、何となく似たような周期で訪問してくださっている方がいると「リピーターさんかな」と思ったりしますし、その気配を感じたり想像したりするだけで、やる気が湧いてきたりもします。
まぁ、それが単なる勘違いや妄想だったとしても、結果として作者のモチベーションupにつながるなら結果オーライで、それはそれで良いのではないかとも思っています。
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WEBサイトのデザインで独自に工夫していることのひとつに、TOPページ周辺で「季節感を演出」している、ということがあります。
どういうことかと言うと、春夏秋冬の四季に合わせ、サイトのTOPページ周辺のデザインも「模様替え」しているということです。
たとえば背景画像も春は淡いグリーンに白や黄色の花柄、夏な水色に紅い金魚模様などといった具合に、その季節らしい変化をさせていますが、特にこだわって変えているのが、サイト・タイトルのバックにある「森」の変化です。
管理人の作っているファンタジー小説サイト「言ノ葉ノ森」は、サイト・タイトルに「森」と入っているように、コンセプトが「森」(正確には「癒やしの森」がコンセプト)になっています。
(だから、サイト・タイトルの背景画像が「森と、その向こうに垣間見える湖」だったり、ところどころアイコンやロゴに木や葉っぱがあしらってあるのです。)
なので、その「森」にも四季の変化をつけたいな……と思い、季節ごとに森の画像を変えてみています。
↓
どういうことかと言うと、春夏秋冬の四季に合わせ、サイトのTOPページ周辺のデザインも「模様替え」しているということです。
たとえば背景画像も春は淡いグリーンに白や黄色の花柄、夏な水色に紅い金魚模様などといった具合に、その季節らしい変化をさせていますが、特にこだわって変えているのが、サイト・タイトルのバックにある「森」の変化です。
管理人の作っているファンタジー小説サイト「言ノ葉ノ森」は、サイト・タイトルに「森」と入っているように、コンセプトが「森」(正確には「癒やしの森」がコンセプト)になっています。
(だから、サイト・タイトルの背景画像が「森と、その向こうに垣間見える湖」だったり、ところどころアイコンやロゴに木や葉っぱがあしらってあるのです。)
なので、その「森」にも四季の変化をつけたいな……と思い、季節ごとに森の画像を変えてみています。
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(冷静に考えれば、秋に紅葉して落葉した木が冬に雪の下で緑の葉をつけて繁っているのはオカシイのですが、その辺りは考えないことにしています(笑)。)
……と、まぁこんな風に、季節によって変化をつけることで、そこはかとない「ライブ感」を出し、同じサイトであっても「ずっと同じ」「変わらないもの」ではないのだとユーザー様に認識してもらい、「季節も変わったことだし、しばらく行ってなかった『言ノ葉ノ森』でも行って見てみっか」などと思ってもらえれば嬉しいなー、などと考えているわけです。
まぁ、ただ単に管理人の趣味という面も、ものすごくありますけど……。
ちなみに森の絵はCGスキルのあまり無い管理人がフォトショップ(エレメント)や素材集の素材を使ってこしらえたものなので、クオリティーが低いのは仕方が無いと思ってください。
ちなみにちなみに、サイト開設当初はこの森の絵、静止画で動いていませんでした。
動き始めたのは、途中で管理人が「これ、GIFアニメ使えば動くんじゃ…?そしてさらに森っぽさが増すんじゃ…」と気づいてしまってからです。
さらに言えばアニメーションの仕方は年によって微妙に変化して来たりしています。
ある年の春には確か森の中でウサギが謎の大ジャンプをしていたこともありました。
(ウサギらしくピョコピョコ動かすつもりが、何だかジャンプの距離を伸ばし過ぎておかしなことに…。)
またある年の冬には、森に降る雪が「これ、ただの“雪”じゃなくて“吹雪”なんじゃ…」くらいの勢いで降っていたことも…。
(あまりにもアレな時にはその季節のうちに後でほんのり修正を加えたりもしています。)
不特定多数の人々へ向けて小説を“発信”する上で問題となってくることの一つが「読者のニーズにどう応えるのか」「読者の“求めているもの”と作者の“書きたいもの”との折り合いをどうつけていくのか」ということです。
もちろん「人気なんてどうでもいいや」「これは自分のためだけに書いている小説なんだ!」ということであれば読者のニーズを考える必要も無く、ただひたすらに自分の書きたいものだけを追求していけば良いわけです。
しかし「誰かに読んでもらいたい」「人気が欲しい」のであれば「読者がどんな小説を求めているか」を考えることが重要になってきます。
ただし「読者のニーズ」や「小説の中で今一番人気のあるジャンル」が、必ずしも作者の書きたいものと同じとは限りません。
また、書くには書けても「上手くは書けない」不得意な分野だったり、好きな分野ではないので「モチベーションが上がらない」という問題が発生してくる可能性もあります。
そういった問題もひっくるめて、では、実際どうしたら良いのか…方法は、いくつか考えられます。
まず一つは「自分の書きたい小説の“ニーズがありそうな市場”を探す」ことです。
ネット小説と一口に言っても、小説を投稿できるサイトさんは沢山ありますし、自作サイトを検索サイトさんに登録するにしても、その検索サイトさんも沢山あります。
そして、小説投稿サイトや検索サイトごとに、その特徴や読者層は違っているのです。
ある小説投稿サイトを見て「ここで人気のある小説って、何だか自分の書く小説とは方向性が全然違うな」「ジャンルが偏ってるな。しかもそのジャンル、自分の不得意なやつだ」などと思ったなら、そこは避けて、自分と趣味・嗜好の似た読者が集まりそうなサイトを探していくことも一つの手段だと思います。
ただし、そもそもその趣味・嗜好がニッチでマイナーなジャンルの場合、そこにニーズを持っている読者人口自体が少ない可能性は否めません。
その場合はもう「この市場を自分が開拓するんだ!」くらいな勢いと熱意で、そのジャンルの魅力を様々な手段で事あるごとにアピールし、ターゲットを少しずつ広げていくしか道は無いのかも知れません。
以上は「自分の書きたいものを絶対に譲らない・妥協しない」場合の方法ですが、もっと現実的な方法としては「読者のニーズと自分の書きたいものとの間で妥協点を見つけていく」という方法が挙げられます。
そのためには、まず自分の中の「絶対に譲れないこだわり」と「そうでない部分」をハッキリさせていくことです。
小説を書くにあたり、自分が絶対に書きたい部分とは何なのか――ジャンルか、世界観か、キャラクターか、テーマ性か、ストーリーか……それを改めて見つめ直し、小説を書く上で絶対に譲れない“核”の部分をハッキリさせたなら、それ以外の部分は柔軟に読者のニーズを受け入れられるようにしておくことです。
たとえば「このキャラクターが描きたい!」というのが核にあり、けれどその世界観やジャンルが現在あまり人気の無いものだった場合、そのキャラクターを活かして世界観・ジャンルを人気のあるものに移し変えられないか、考えてみるのです。
たとえば「このキャラの話、最初は近未来SFで考えてたけど、異世界ファンタジーに変えても何とかイケるかな?」といったように…。
ただし、これには少々頭の柔らかさが必要となってきます。
ジャンル・世界観・キャラクター・テーマ・ストーリーを、絶対不可分な一体のものとして考えていると「どこか一部でも変えるなんて無理!」となってしまいます。
あらかじめ小説の要素をバラバラの積み木のブロックのように考え、組み合わせを自由に変えられるように思考を柔軟にしておくと、読者のニーズに応える場合のみならず、設定やプロット段階で行き詰ってしまった場合など、様々な場面で何かと役に立ちます。
それと、ある意味最も有効な手段とも言える方法が一つ――それは「今、人気のあるジャンルを自分自身も好きになる」ことです。
第一印象で「何でこんなのが人気なんだ」「つまらないじゃないか」などと思ったとしても、そのまま毛嫌いしないで、そこに何か面白い要素は無いか、自分でもハマれる要素は無いかと先入観を取り払った目で見つめ直してみるのです。
自分の場合は幼稚園児並みに好奇心旺盛でギャグ漫画から万葉集まで全て美味しく頂ける節操無しなので、そもそも「このジャンル無理」というのが(ホラーや過度なバイオレンス以外はほとんど)無いのですが…ただ、とあるジャンルで面白くない小説を読んだ時には、そのジャンル自体がつまらないと思うのではなく「ここをこう料理すれば美味しく頂けるのにな」「自分だったらこう創るな」というのを考えます。
第一印象で苦手だと思った人間を、意外なきっかけで見直したり好きになったりすることがあるように、真っ直ぐに向き合ってみればつまらないと思っていたジャンルの中にも何か1つくらい、自分の好きになれる要素が見つかるかも知れません。
……とは言え今挙げた方法は全て、そもそも作者自身が読者のニーズというものをちゃんと把握できていてこそ有効な方法ではあるのですが……。
今の世の中はとにかくニーズの読みづらい時代であるように思えます。
流行ったかと思うとすぐに廃れたり、意外なものが急に人気を博したり……何がウケるか分からない時代と言えるのかも知れません。
なのでもしかすると、そんな時代の流れにより浮き沈みする上辺だけのニーズではなく、いつの時代にも人々が求めてやまない普遍的なニーズ、人間という生き物の根底にあるニーズを追い求めていくことこそが、真のニーズ追求と言えるのかも知れません。
もちろん「人気なんてどうでもいいや」「これは自分のためだけに書いている小説なんだ!」ということであれば読者のニーズを考える必要も無く、ただひたすらに自分の書きたいものだけを追求していけば良いわけです。
しかし「誰かに読んでもらいたい」「人気が欲しい」のであれば「読者がどんな小説を求めているか」を考えることが重要になってきます。
ただし「読者のニーズ」や「小説の中で今一番人気のあるジャンル」が、必ずしも作者の書きたいものと同じとは限りません。
また、書くには書けても「上手くは書けない」不得意な分野だったり、好きな分野ではないので「モチベーションが上がらない」という問題が発生してくる可能性もあります。
そういった問題もひっくるめて、では、実際どうしたら良いのか…方法は、いくつか考えられます。
まず一つは「自分の書きたい小説の“ニーズがありそうな市場”を探す」ことです。
ネット小説と一口に言っても、小説を投稿できるサイトさんは沢山ありますし、自作サイトを検索サイトさんに登録するにしても、その検索サイトさんも沢山あります。
そして、小説投稿サイトや検索サイトごとに、その特徴や読者層は違っているのです。
ある小説投稿サイトを見て「ここで人気のある小説って、何だか自分の書く小説とは方向性が全然違うな」「ジャンルが偏ってるな。しかもそのジャンル、自分の不得意なやつだ」などと思ったなら、そこは避けて、自分と趣味・嗜好の似た読者が集まりそうなサイトを探していくことも一つの手段だと思います。
ただし、そもそもその趣味・嗜好がニッチでマイナーなジャンルの場合、そこにニーズを持っている読者人口自体が少ない可能性は否めません。
その場合はもう「この市場を自分が開拓するんだ!」くらいな勢いと熱意で、そのジャンルの魅力を様々な手段で事あるごとにアピールし、ターゲットを少しずつ広げていくしか道は無いのかも知れません。
以上は「自分の書きたいものを絶対に譲らない・妥協しない」場合の方法ですが、もっと現実的な方法としては「読者のニーズと自分の書きたいものとの間で妥協点を見つけていく」という方法が挙げられます。
そのためには、まず自分の中の「絶対に譲れないこだわり」と「そうでない部分」をハッキリさせていくことです。
小説を書くにあたり、自分が絶対に書きたい部分とは何なのか――ジャンルか、世界観か、キャラクターか、テーマ性か、ストーリーか……それを改めて見つめ直し、小説を書く上で絶対に譲れない“核”の部分をハッキリさせたなら、それ以外の部分は柔軟に読者のニーズを受け入れられるようにしておくことです。
たとえば「このキャラクターが描きたい!」というのが核にあり、けれどその世界観やジャンルが現在あまり人気の無いものだった場合、そのキャラクターを活かして世界観・ジャンルを人気のあるものに移し変えられないか、考えてみるのです。
たとえば「このキャラの話、最初は近未来SFで考えてたけど、異世界ファンタジーに変えても何とかイケるかな?」といったように…。
ただし、これには少々頭の柔らかさが必要となってきます。
ジャンル・世界観・キャラクター・テーマ・ストーリーを、絶対不可分な一体のものとして考えていると「どこか一部でも変えるなんて無理!」となってしまいます。
あらかじめ小説の要素をバラバラの積み木のブロックのように考え、組み合わせを自由に変えられるように思考を柔軟にしておくと、読者のニーズに応える場合のみならず、設定やプロット段階で行き詰ってしまった場合など、様々な場面で何かと役に立ちます。
それと、ある意味最も有効な手段とも言える方法が一つ――それは「今、人気のあるジャンルを自分自身も好きになる」ことです。
第一印象で「何でこんなのが人気なんだ」「つまらないじゃないか」などと思ったとしても、そのまま毛嫌いしないで、そこに何か面白い要素は無いか、自分でもハマれる要素は無いかと先入観を取り払った目で見つめ直してみるのです。
自分の場合は幼稚園児並みに好奇心旺盛でギャグ漫画から万葉集まで全て美味しく頂ける節操無しなので、そもそも「このジャンル無理」というのが(ホラーや過度なバイオレンス以外はほとんど)無いのですが…ただ、とあるジャンルで面白くない小説を読んだ時には、そのジャンル自体がつまらないと思うのではなく「ここをこう料理すれば美味しく頂けるのにな」「自分だったらこう創るな」というのを考えます。
第一印象で苦手だと思った人間を、意外なきっかけで見直したり好きになったりすることがあるように、真っ直ぐに向き合ってみればつまらないと思っていたジャンルの中にも何か1つくらい、自分の好きになれる要素が見つかるかも知れません。
……とは言え今挙げた方法は全て、そもそも作者自身が読者のニーズというものをちゃんと把握できていてこそ有効な方法ではあるのですが……。
今の世の中はとにかくニーズの読みづらい時代であるように思えます。
流行ったかと思うとすぐに廃れたり、意外なものが急に人気を博したり……何がウケるか分からない時代と言えるのかも知れません。
なのでもしかすると、そんな時代の流れにより浮き沈みする上辺だけのニーズではなく、いつの時代にも人々が求めてやまない普遍的なニーズ、人間という生き物の根底にあるニーズを追い求めていくことこそが、真のニーズ追求と言えるのかも知れません。
各小説によってカスタマイズの内容は違いますが、ルビ(ふりがな)の有無や小説の雰囲気、装飾の有無や文章量などを、ある程度、読者様の好きに選んでいただけるという機能です。
具体的にはこんな感じで
↓
小説本文ページのメイン・ロゴとメニューバーの下の右下あたりにカスタマイズ・ボタンが付いており(赤丸で囲ってあるところです)、クリック(タップ)することでレベルの強弱やルビのON/OFFをいじれるわけです。
↑
(メニューバーの「ビジュアルガイド(本文の見方)」から飛べるガイドページにも図入りで操作方法が書いてあります。)
(ちなみに「ファンタジーレベル」の強弱というのは物語中に出てくるファンタジーな知識のマニアック度(用語解説の内容や、「ウンディーネ」がただのカタカナだけか「波の下にいる者」と書いて「ウンディーネ」と読ませるか、「千夜一夜物語(=アラビアンナイト)」のルビが「せんやいちやものがたり」か「アルフ・ライラ・ワ・ライラ」か…etc)が変化するだけです。本当はもっと変化をつけたかったのですが、パターンによってあまりに内容が変わってしまうのも不公平かと思い躊躇したので…。)
具体的にはこんな感じで
↓
小説本文ページのメイン・ロゴとメニューバーの下の右下あたりにカスタマイズ・ボタンが付いており(赤丸で囲ってあるところです)、クリック(タップ)することでレベルの強弱やルビのON/OFFをいじれるわけです。
↑
(メニューバーの「ビジュアルガイド(本文の見方)」から飛べるガイドページにも図入りで操作方法が書いてあります。)
(ちなみに「ファンタジーレベル」の強弱というのは物語中に出てくるファンタジーな知識のマニアック度(用語解説の内容や、「ウンディーネ」がただのカタカナだけか「波の下にいる者」と書いて「ウンディーネ」と読ませるか、「千夜一夜物語(=アラビアンナイト)」のルビが「せんやいちやものがたり」か「アルフ・ライラ・ワ・ライラ」か…etc)が変化するだけです。本当はもっと変化をつけたかったのですが、パターンによってあまりに内容が変わってしまうのも不公平かと思い躊躇したので…。)
需要があるかどうかは別として、とりあえずネット上で他にこんな機能をつけている小説サイトさんは見たことがありませんので、今のところ世界で唯一「言ノ葉ノ森」だけがやっているネット小説史上初のオリジナル機能と言って良いのかも知れませんが…
(ちなみに何故こんな実験的なことをやっているのかと言うと、理由はいろいろあるのですが、長くなるのでまた別の機会に語ろうと思います。…と言うか、別ブログなどでは既にちょっと語っていたりしますが。)
このカスタマイズ機能、実は、PC上級者しか使えないような難しい方法で作っているわけでも何でもなく、ホームページ制作をちょっと学んだ人間なら作れる、非常にシンプルな技術でできているのです。
(ただし、その分、手間と時間は結構かかります。あと、何より地道な作業を淡々とこなす精神力が…。)
(ただし、その分、手間と時間は結構かかります。あと、何より地道な作業を淡々とこなす精神力が…。)
方法としては、まずルビの有無や文章の雰囲気などパターン違いのページをカスタマイズ分けした分だけ作ります。
たとえば上の「夢見の島の眠れる女神」の場合、ルビの有無とファンタジーレベルの強弱により、同じ章を全部で4パターン作る必要があります。
次に、その4パターンのページを「リンク」を使って繋げていきます。
たとえば上の「夢見の島の眠れる女神」の場合、ルビの有無とファンタジーレベルの強弱により、同じ章を全部で4パターン作る必要があります。
次に、その4パターンのページを「リンク」を使って繋げていきます。
リンクとは、インターネットのサイトでよくある「文字やボタンをクリック(タップ)すると別のページや同じページ内の別の箇所へ移動する」機能のことです。
「言ノ葉ノ森」のカスタマイズ機能では、この「リンク」をカスタマイズ用のボタン(上の例で言うなら「ファンタジーレベル」の横の「強・弱」のボタンや「ルビ(ふりがな)」の横の「ON・OFF」のボタン)に設定して、カスタマイズボタンをクリックすることで、パターンの違う別ページへ移動するようになっている…というだけの話なのです。
図にすると、下のような感じです。
↓
1つのページにつきパターン違いの2つのページへのリンクが設定されています。
どのパターンからどのパターンへリンクを繋ぐのか、というのがビミョウにややこしいのですが、難しければ予め図を描くなどしておけば多少はラクになる…かも知れません。
あと、この機能、リンクをミスすると「ルビをONしたはずなのにルビが付いていない」とか「ファンタジーレベルをいじったはずなのに、ルビの方が変わってる」ということになりますので、アップロード後のセルフチェックが必須です。
「言ノ葉ノ森」のカスタマイズ機能では、この「リンク」をカスタマイズ用のボタン(上の例で言うなら「ファンタジーレベル」の横の「強・弱」のボタンや「ルビ(ふりがな)」の横の「ON・OFF」のボタン)に設定して、カスタマイズボタンをクリックすることで、パターンの違う別ページへ移動するようになっている…というだけの話なのです。
図にすると、下のような感じです。
↓
1つのページにつきパターン違いの2つのページへのリンクが設定されています。
どのパターンからどのパターンへリンクを繋ぐのか、というのがビミョウにややこしいのですが、難しければ予め図を描くなどしておけば多少はラクになる…かも知れません。
あと、この機能、リンクをミスすると「ルビをONしたはずなのにルビが付いていない」とか「ファンタジーレベルをいじったはずなのに、ルビの方が変わってる」ということになりますので、アップロード後のセルフチェックが必須です。
それと注意して欲しいのが、リンクは何もカスタマイズだけではなく「次のページへ進む」や「前のページへ戻る」にも付いているということです。
「ルビ有で読み進めていたのに、次のページへ移動したら急にルビがなくなった」というのでは読者様にとって不便過ぎます。
なので「次のページへ」をクリックしたら同じパターン(カスタマイズ)の次ページへ飛ぶよう、ちゃんと同じパターン同士の前後の章をリンクで繋ぐ必要があります。
(さらに「言ノ葉ノ森」の場合、左サイドの小窓にも「もくじ」が表示できるので、その「小窓用もくじ」もちゃんとパターン(カスタマイズ)別に用意してあります。)
「ルビ有で読み進めていたのに、次のページへ移動したら急にルビがなくなった」というのでは読者様にとって不便過ぎます。
なので「次のページへ」をクリックしたら同じパターン(カスタマイズ)の次ページへ飛ぶよう、ちゃんと同じパターン同士の前後の章をリンクで繋ぐ必要があります。
(さらに「言ノ葉ノ森」の場合、左サイドの小窓にも「もくじ」が表示できるので、その「小窓用もくじ」もちゃんとパターン(カスタマイズ)別に用意してあります。)
そんな感じで作っていますので、つまりは全13章の小説をカスタマイズ別4パターンで作るとしたら、13×4で全部で52のページを用意し、各ページをそれぞれリンクで繋いでいくことになるわけです。
ちなみにこの「パターン別に複数ページを作る」作業、最初のうちは全パターンを同時に並行して作成していたのですが、その作業量に耐えられなかったのか、PCが強制終了してそれまでのデータが飛ぶ、ということが数回ありました…。
なので現在は同時に開くのは最大でも2パターンまでとし、開いては閉じ、閉じては開き…で作業しています。
なので現在は同時に開くのは最大でも2パターンまでとし、開いては閉じ、閉じては開き…で作業しています。
ちなみに「言ノ葉ノ森」各小説のカスタマイズ内容は下記のようになっています。
(「選帝のアリス」は自作サイトではなく投稿小説(pixivさん)のため、カスタマイズはありません。ただしルビとルート(攻略キャラ)選択と用語解説ページへのリンクはあります。)
(「選帝のアリス」は自作サイトではなく投稿小説(pixivさん)のため、カスタマイズはありません。ただしルビとルート(攻略キャラ)選択と用語解説ページへのリンクはあります。)
- 花咲く夜に君の名を呼ぶ…倭風描写←→普通描写(雰囲気)の切替(後付けでルビON/OFFも制作中)
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- 魔法の操獣巫女エデン…デコレーションレベル切替(0~2)←ルビON/OFFもこれで調節します。
小説を書いていて「先の展開が浮かばない」「ここから先どう書いたら良いのか分からなくなった」という経験をしたことのある方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
ストーリー展開に行き詰って筆が止まるということは、執筆継続を危うくする大きな要因の一つです。
逆に言えば、これに対する対策を先に用意しておけば、物書きは後々かなり「ラクになる」のです。
…で、その“具体的な対策”ですが、自分の場合「展開に行き詰ったら過去の分岐点に遡り、選択をやり直す」ということを基本にしています。
現実の人生においてもそうですが、物事には「この時こっちを選んでいたら別の展開があったかも知れないのに」という分岐点――ターニング・ポイントというものが、しばしば存在します。
それは小説のストーリーにおいても言えることで、作者は意識的に、あるいは無意識のうちに、分岐点のいくつかの選択肢の中から1つの道を選択してストーリーを描いているのです。
しかし、この“選択”というのがなかなかのクセモノで、その時点では「こっちの道がベストだ」と思って選んでも、進んで行くと行き止まり――展開に行き詰ってしまう、ということもしばしばあるのです。
なので、そんな時にはその選択をする前の過去の分岐ポイントに戻り、そこから別の道を選択し、ストーリーを練り直していけば良いのです。
時にはかなり過去の時点まで遡らねばならず、既に描いてしまっていた何十、何百、あるいは何千という文字数を削らなければならなくなるので「もったいない」意識が先行して、なかなか「やり直し」に踏み切れないこともあるのですが、展開に行き詰ったままではその小説自体が「終わって」しまうので、そこはスッパリ諦めてストーリーを書き直していくしかありません。
また、この対策をとる上で重要になってくるポイントが1つあります。
それは「物語の分岐点を意識する」ことです。
それは「物語の分岐点を意識する」ことです。
「分岐点に遡る」と言っても、作者自身がその分岐に気づいていなければ意味がありません。
たとえば現実の人生において、その分岐点から何十年も経って本人が知識的にも人格的にも成長して初めて「あの時ああいう選択肢もあったのに!」と気づくことがあるように、本人が未熟であるために他の選択肢が見出せないこともあります。
他にもいくつか道があったはずなのに「この道しかない」と決めつけ、他の可能性を考えなかったために、そこが分岐点であったことにすら気づかなかった――そういうことも、しばしばあるのです。
他にもいくつか道があったはずなのに「この道しかない」と決めつけ、他の可能性を考えなかったために、そこが分岐点であったことにすら気づかなかった――そういうことも、しばしばあるのです。
なので小説を書く上で、普段からあらゆる選択肢を思い浮かべ、分岐点を意識しておくこと、あるいは展開に行き詰まった時、過去に書いた文章を見つめ直し、そこに分岐点がなかったか見出す“眼”を養うこと――それが大切になってくると、自分は思っているのです。
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