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管理人がどうやってオンライン小説サイトを作っていったのか、その実体験によるノウハウや悪戦苦闘の日々をつづるWEB小説制作日記ブログです。 ちょっと変わった独自システム付きのネット小説サイトを運営しています。
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小説を〝書き続ける〟上で一番恐いのは〝スランプ〟にはまってしまうことです。
 
スランプには様々な原因があり、そのどれに当てはまるのかは人によって違いますし、その時その時の状況によっても異なります。
なので、いざスランプに陥ってしまって、そこから立ち直ろうとしても「現実的に何をどうしたら良いか」というのはなかなか難しい問題だと思います。
 
ただ、そんな〝スランプ〟を予め防止していくことは(ある程度)可能だと、自分は思っているのです。
 
それは小説を書く際、ただ漫然と書くに任せて書くのではなく「自分がどういう方法・手順を使って、どんな風に小説を書いているのか」を〝意識〟し、その〝プロセス(過程)〟を〝メソッド(方法)〟として確立しておくことです。
 
例えば「どういう時にアイディアを思いついたか」だとか「どういう資料がプロットを組み立てるのに役立ったか」だとか「どういう条件の時にモチベーションが上がったか」だとか「ストーリー展開に詰まった時、どうやってそれを解決したのか」といった具合に、小説執筆の際に発生した〝問題〟とその〝解決〟の〝経験〟を「出来たからもういいや」と忘れてしまうのではなく、きちんと頭の中に〝経験値〟として積み上げておくのです。
 
例えば自分の場合、まずは〝本能〟で小説を書き上げ、その中で「スムーズに筆が進んだ」「会心の出来だ!」と思った時、それが自分の頭の中で「どんな過程を経て(どんな思考手順を踏んで)」生み出されたのか振り返って自己分析し、次からはそれを〝まぐれ〟ではなく〝通常運行〟で出せるようにする努力をしています。
(ぶっちゃけ、このブログ自体も目的の半分は、そんな〝『成功例』を分析し書き溜めておく場〟ということだったりします。)
 
小説を書く上で「何がハードルとなるか」と、「どうすればそれが乗り越えられるか」は、人によって違います。
なので万人に通じるメソッドというものはそうそう無いと思います。
(まぁ、中には「多くの人が陥りやすい問題」といった感じで、一部の例外を除いたほとんどの人に共通し得る問題もあるでしょうが‥。)
だからこそ、自分自身の経験から〝自分なりのメソッド〟を作っておくことが大事なのです。
 
世の中には「文章の書き方」だとか「小説の書き方」といったハウツー情報が、(有料のもの・無料のもの含めて)探せばわりと転がっています。
もちろん、そういったハウツー情報を参考にすることも「まだ経験していない〝問題〟を予め回避」できたり、とても有効な場合が多々あります。
ただ、そこに書かれたメソッドの全てが自分に当てはまるとは限りません。
ある人にとっては最善の方法であっても、別の誰かにとっては「逆にやりにくい」という可能性は大いにあるのです。
 
なので、世にあふれる情報をそのまま鵜呑みにするのでなく「自分に合った方法なのかどうか」(実際にやってみて確かめるなどして)精査していく必要があります。
(もちろん、このブログの記事も例外ではありません。サイドメニューの注意書きにも記載していますが、このブログに書いていることは、あくまで〝管理人にとって〟一番やりやすい〝小説の書き方〟および〝小説サイト運営の仕方〟ですので、それが読者である〝貴方〟にとってもやりやすいものであるかどうかは、各自ご判断ください。)
 
そうして「外から取り入れたハウツー情報」と「自分の経験から得たもの」を組み合わせ〝いいとこ取り〟して行けば、〝最強のメソッド〟が出来上がるかも知れません。
そして「正しいプロセスが分かっていれば迷わないし、ミスしない」のと同様に、(自分なりに)正しいメソッドが出来上がっていて、それに沿って小説を書くことができているなら、スランプが入り込む〝隙〟も防げるように思うのです。
(逆に、それでもスランプになるようだったら、それはメソッド自体に問題や誤りがあるのかも知れません。)

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アイディア〟ーー特に、他人とは一味違うアイディアは、小説のオリジナリティーを増し、魅力を高めます。
 
逆にアイディアが無くなると、ストーリー進行が止まってしまったり、書き進めることができなくなってしまったりします。
 
なので、小説を書く上で〝アイディア〟は非常に重要な生命線のようなシロモノなのですが‥これが、出そうと思ってホイホイ出せるようなモノではないということが、多くの物書きを苦しめる元となっているのです。
 
この〝アイディア〟、必要な時にパッと浮かんでくれない代わりに、何でもないようなヒマな時にふっと浮かんできたりもします。
なので、大切なのは、そんな風にふとした瞬間に頭に浮かんできた〝アイディア〟を、逃さず〝記録〟しておくことです。
 
方法は、手書きメモでも、携帯やスマホのメモ機能(アプリ)でも、カンタンなイラストでも何でも構いません。
重要なのは、後で見て内容が分かるように記録しておくこと、そしてその記録を、必要な時にサッと出せるよう管理しておくことです。
 
自分の場合、ある物語のあるエピソードを書いている最中に、そのエピソードの数話先の展開や、まだ出せるのは当分先になりそうな新キャラを思いついたりすることが多々あります。
自分の場合、小説の〝下書き〟は紙のノートにしているので、そんな時は、ノートの上部にある余白部分に、浮かんだアイディアを書き留めておきます。
 
それは単にキャラクターの名前だけだったり、バトル・シーンで使う技名だけだけだったり、セリフ一言だけだけだったりと、非常に断片的なアイディアだったりします。
それでも、その断片的なアイディアを種として想像を膨らませることにより1つのエピソードが出来上がったりすることもあるので、後々ストーリーを組み立てる際にとても役立ちます。
 
(ちなみに、この〝ノートの余白にセリフなどの小説の〝断片〟を書き殴る〟という方法、昔読んだ某作家さん(ティーンズ向けのバトル・ファンタジー小説を書いていた作家さんです。)のインタビュー記事にあった方法を真似しています。)
 
それと、現在書き進めている小説ばかりでなく、全く新しい別の小説のアイディアを、移動時間などのふと余ったヒマな時間にぼんやり考えることが多いのですが、そんな時に思いついた〝小説にするにはまだいろいろと要素や練り込みが足りないアイディア〟も、しっかりノートに書き留めています。
(学校で使っていたノートの、後ろの方に余った白紙の数ページなどを、よくそのアイディア・メモに当てています。)
 
そして自分の場合、それらのアイディアのうち実際に小説という形にできないまま保留している〝小説になれなかったアイディアの断片たち〟を、設定やキャラクターを入れ替えて現在書き進めている小説に再利用する(あるいはキャラクターやアイテムのアイディアのみを再利用して新キャラ・新アイテムとして現在書いている作品に登場させる)、ということをよくやります。
そういった〝小説になりきれなかったアイディア〟は、なまじしっかりとしたストーリーが組み上がっていないがゆえに、かえって他の小説に再利用しやすかったりもします。
 
それと、既に書き終えた小説で〝ストーリー展開やボリューム・テンポの都合上カットしたエピソードやアイディア〟もまた、内容を組み替えてリサイクルしたりします。
 
(‥と言うか「ココでボツにしても、絶対後でリサイクルしたり、スピンオフにしたりして復活させるから!」と自らに言い聞かせることにより、〝カットするにはもったいない〟出来の良いエピソードやセリフを泣く泣くボツにしている、という面もあります。)
 
こんな感じで日々アイディアをストックしておくと、後々ネタに困らないので大変便利です。
ただ、メモの仕方を間違えると、後で読んだ時、自分で自分が何を書きたかったのか分からず困惑する、ということがあるので「後で見た時にちゃんと内容が分かる」ようにメモしておくのが重要なポイントになってきます。
 
(本人が書いているのだから適当なメモでも分かるだろう、というのは大きな間違いで、人間わりと記憶が薄れたり曖昧になったりして分からなくなってしまうものなんですよ‥。)


<関連記事>アイディアひらめきスキルをアップ!

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小説サイト制作を始めた当初、自分はあまりスマートフォンやタブレットでのサイト閲覧を想定していませんでした。
 
そもそもサイト制作開始当初はタブレットもスマホも持っておらず、PC(パソコン)とスマホ・タブレットとの使い勝手の違いなど、まるで分かっていなかったというのもあります。
 
…で、ほぼPCで閲覧した場合のことのみを考えて、サイトの利便性やエンターテイメント性などを追求してきたわけですが…
 
タブレット端末を購入して実際に自分のサイトを閲覧してみた際、重大な事実に気づきました。
 
それは「タブレットだとロールオーバー効果が無意味なモノと化している!」という事実です。
 
ロールオーバーとはPCなどでサイトを閲覧している際、マウス(矢印ポインタ)をボタンや画像などの上に持って行くと、そのボタンや画像がマウスが乗っている間だけ変化するという効果です。
 
しかしタブレットやスマホには、そもそもマウスが存在しません。
 
自分はこのロールオーバー効果を使い、メニューボタンや項目名の上にマウスが来れば、そこに描かれたマスコットがフキダシでその内容を案内してくれるだとか、
    

    

オリジナルノベル・ロゴ
ファンタジー小説サイト「言ノ葉ノ森」TOPページの項目名ロゴ。
 マウスONで小鳥の左上にフキダシで説明が出ます。)

あちこちマウスを動かしてみると、マスコットのセリフが変化したり
   
 
プロフィールページの「ビジュアルガイド」から。
 プロフィールページはマウス(矢印カーソル)位置により猫のセリフが変化します。
 (一定時間放置していても変化はしますが…。)
 
隠しキャラが出現したり、
   
星見表
   ↓
隠しキャラ1
 
隠しキャラ2
(いくつかある★のうちのどれかの上にマウスをONすると、隠しキャラが出現)
 
画像が変化するなど、
   

空織のドレス(昼)昼のドレス
「夢見の島の眠れる女神」9章の「空織のドレス」用語解説にある画像。
 マウスONでドレスに鳥が現れます。)
 

「夢見の島の眠れる女神」9章ルビ有・ファンタジーレベル強Ver
 「空織のドレス」用語解説にある画像。
 マウスONでドレス画像が夕焼け→夜→朝焼けに変化します。) 
 

「夢見の島の眠れる女神」3章の「ラウラ」の用語説明にある画像。
 マウスONでちびキャラが動き出します。)
 
様々な「しかけ」をサイトに施していたのですが、それがほとんど意味の無いモノと化し、PCで見た時に比べ、スマホ・タブレットで見た際に面白さが半減してしまうという事態が発生してしまいました…。
 
まぁ、タブレット等であっても、マウスを乗せる代わりにその部分をタップ(タッチ)することで、ある程度ロールオーバー効果を発動することはできます。
 
が、適当にぐるぐるマウスを動かしていれば発見できるPC版とは違い、スマホ・タブレットの場合は「そこを狙ってタップ」しないと効果が発動しない分、「隠しコマンド」的に隠されたロールオーバー効果を見つけるのはなかなか大変だと思います。
 
それに、ロールオーバー効果のついたボタンが「他のページへジャンプするリンク」のボタンになっている場合は、タップすると他のページへ移動してしまうので、すぐにはロールオーバー効果が見られません。
(他のページへジャンプした後、元のページへ戻るとタップした部分の画像が変わっているのですが、わざわざ戻って確認する方はなかなかいないと思いますので、やはりここでもロールオーバー効果は見つけづらくなってしまうと思います。)
 
残念ながら、この問題を解決する手段は現在まだ思いついていません。
(ネット検索すると「スマホでのロールオーバーの代替手段」のような記事はいくつか出てくるのですが、結局はタップしないといけなかったりするので「それだと意味が無いんだよなー…」という感じで、結局解決策が見出せないままでいるのです…。)




ちなみに、マウスONしなくても自動的にアニメしている「しかけ」も存在します。
   ↓

「夢見の島の眠れる女神」9章ルビ無・ファンタジーレベル強Ver
 「空織のドレス」用語解説より。)
 

「夢見の島の眠れる女神」9章ルビ有・ファンタジーレベル弱Ver
 「空織のドレス」用語解説より。)


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ネット上で自作小説サイトや小説投稿などをやっていると、時々様々な「勧誘」のメールなりメッセージなりをいただくことがあります。
 
実際、自分もその手のメールは年に1回くらいの割合でいただいています。
 
それらのメールやメッセージの中には、いかにも「おいしそう」な話が書かれていることもありますが‥‥うっかり舞い上ってホイホイ釣られてはいけません。
 
なぜならそれらの中には、小説の書き手の「自分の小説をもっと多くの人に見てもらいたい」「自分の小説でお金を稼ぎたい」という気持ちにつけ込んだ詐欺まがいの人物あるいは団体が潜んでいる可能性があるからです。
 
送られてくるメールやメッセージは、一見とても丁寧で、文面だけでは詐欺かどうかなど分かりませんし、小説やサイトを褒める一言や、「たくさんの作品の中からあなたを選びました」というような自尊心をくすぐる文句が入っていたりもします。
ですが、それに浮かれて警戒を怠ってはいけません。
 
まずは、相手方の会社名や団体名などを使って、検索サイトで検索をかけてみましょう。
(メールに添付されてきたURLアドレスをクリックするより先にやっておいた方が良いと思います。‥と言うか、怪しげなメールに付いているアドレスは基本的にクリックしない方が良いと思います。)
 
すると、ブログやツイッターや某知恵袋など、同じ手を使われた人間が発信する様々な情報が出て来て「あ、やっぱりコレ詐欺だったんだ」と判明することがあります。
 
実際、自分も初めて勧誘メールが来た時、すぐにググってみたところ、「詐欺です!気をつけて!」というブログをいくつも発見し「友人知人以外からもらった初メールがサギかぁ〜」とだいぶ凹んだ経験があります。
 
(しかもこの詐欺メール、小説検索サイト様に1〜2件しか登録していない頃の、かなり早い段階で来ています。まだ訪問者様も少ない頃ですので「身内以外がサイトを褒めてくれた!」からの裏切られ感がハンパなかったです。まぁ、そんな褒め言葉にちょっとテンション上がりつつも警戒は怠らず冷静に検索をかける自分のドライさ加減も恐いっちゃ恐いですが‥。)
 
その手の勧誘メール・メッセージの全てが詐欺とは限りませんし、全てを疑ってかかるのも失礼なことなのかも知れませんが、世の中には実際にそういう詐欺行為が存在し、犯罪知識のあまり無い我々にはメールやメッセージの文面だけで真偽を見抜くのは困難です。
 
ですから「うまい話には裏がある」と常に警戒してかかり、「少しでも怪しいと思ったら関わらないようにする」ことは、自身の身を守る上で非常に大事なことだと思うのです。
実際に詐欺に引っかかってしまってからでは遅いですから。
 
(まぁ、引っかかったとしても詐欺なられっきとした犯罪行為ですので、何らかの対抗手段が無くはないと思いますが(自分も頭の中の法知識などを活かして暇つぶしに何パターンか脳内シミュレーションしてみたことはあります。)そういう行動力を持っている方ばかりではないと思いますし、行動に見合った成果が得られるとも限りませんので、やはり未然に防ぐのが一番かと思います。)

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書く小説がやたら〝大長編〟と化して困る、あるいは文章量が少な過ぎて〝シナリオ〟や〝あらすじ〟のようになってしまって困るという方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
 
ネット小説(特に自作サイト)であれば(大概の場合)文章量に制限はありませんが、もしも新人賞などへの応募を目指しているのであれば〝規定枚数〟を守ることは重要なポイントとなってきます。
 
また、そうでなくても、文章がダラダラと長くなり過ぎればテンポが悪くなってしまいますし、逆に短か過ぎると物足りない印象を与えかねません。
 
と言うわけで、今回は文章量の調整方法を、過去同じように〝長編癖〟(=書く小説が皆やたらと長くなってしまうクセ)に悩んでいた自分の経験からご紹介します。
 
まず、重要なポイントが1つ。
それはズバリ「無計画にダラダラ書かない」ということです。
 
小説を書くのに慣れていない初期の頃には「プロットを作らずに、いきなり本編を書き始める」ということを自分もよくやっていました。
しかし、こと「小説の分量を調整しながら書く」ことにおいて、そのやり方は無謀過ぎます。
 
〝プロットを実際に作る・作らない〟はともかくとして、小説全体の〝構成〟を考え、意識することは、ボリューム調節にとって必須のポイントとなります。
 
小説には、ストーリー上、必ず書かねばならないエピソードと、そうでないエピソードがあります。
たとえそれ自体は大したことのないエピソードだとしても、そこにクライマックスのサプライズにつながる伏線が潜んでいるなら書かないわけにはいきませんし、逆に作者が「このエピソードは良いな」と思っているものでも、ストーリー展開上は全く必要のないエピソードだったりする場合もあります。
 
大事なのは、そういった「必要か・必要でないか」の〝仕分け〟あるいは、各エピソードの〝優先度〟を見極めることです。
 
必ず書かねばならないエピソードを〝骨組み〟とするなら、それ以外のエピソードは削ぎ落とすことが可能な〝肉〟です。
その〝肉〟を削るか削らないかを調節して、ボリュームを加減していけば良いのです。
また、ボリュームが少なくてお困りの場合には、逆に〝骨組み〟に〝肉〟を〝盛って〟いくことが必要になってきます。
 
ただし、ここで気をつけなければならないことは「〝肉〟を削る際に〝魅力〟まで削ってはいけない」ということです。
いくらストーリー展開上必要のない部分だからと言って、その物語の〝個性〟や〝魅力〟が詰まった部分を削ってしまっては本末転倒ですし、作者本人にとっても小説を書くのがつまらなくなってしまいます。
 
ならば、頑張ってエピソード量を調節しても小説ボリュームがオーバーしてしまいそうな時、どうすれば良いのか‥‥そんな時は「各エピソードの中でも更に細かく文章の取捨選択をしていく」ということをやっていけば良いのです。
 
情景描写やキャラクターの容姿についての描写、心理描写や設定の説明等‥各エピソードを構成する文章の一文一文にも〝必要かどうかの仕分け〟や〝優先度の設定〟はできます。
 
つまり、文章量が多くてお困りなら描写を削り、逆に少なくてお困りなら描写を増やせば良いのです。
(「描写を増やす」というのはつまり「そのシーンをより詳しく書く」ということです。より具体的な描写の増やし方(情景描写の書き方など)については機会があれば別記事で書きたいと思います。)
 
また、「マジョリティー」ではなく「多数派」、「プライオリティー」でなく「優先度(優先順位)」といった具合に、同義語の中でなるべく文字数の少ない単語を選択していくことで、文章をよりコンパクトにまとめることは可能です。
 
まぁ、とは言え、〝必要性や優先度を見極める〟こと自体、なかなか難しいことではありますし、せっかく思いついたエピソードや書き上げた描写を削るのは、作者にとって辛いことでしょう。
しかし「足し算の法則」だけでは小説のクオリティーは磨かれません。
 
余分なものを削ぎ落とすことでスタイリッシュさを際立たせるような「引き算の法則」は、小説のクオリティーを高めたいなら遅かれ早かれ必要になってくるものだと思います。
そして、もし削ったエピソードが惜しいなら、そこは「よし!じゃあ、この未発表エピソードを使って〝外伝〟や〝番外編〟を書いてやるー!」というくらいの強かさを身につけていけば良いと思うのです。
 
ちなみに、自分がまだ長編癖を克服できていなかったとしたら「花咲く夜に君の名を呼ぶ」は今の10倍の量を書いてもまだ完結していなかったかも知れません‥。
まぁ、逆にエピソードを凝縮しすぎて「遊び」が無い気がするのが反省点ではあるのですが‥。

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社会人(毎日PCを使う仕事。残業も休日出勤も普通にあります。)
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好きな小説ジャンル:
ファンタジー、冒険、恋愛、青春、推理、濃い人間ドラマの展開するモノ。
備考:
漢検2級(準1以上は未受験)。国語の最高偏差値80(高2時点)。

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