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管理人がどうやってオンライン小説サイトを作っていったのか、その実体験によるノウハウや悪戦苦闘の日々をつづるWEB小説制作日記ブログです。 ちょっと変わった独自システム付きのネット小説サイトを運営しています。
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自分で作ったWEBサイトの動作確認をする際、なるべく複数のブラウザ(インターネット閲覧ソフト)で見た方が良い、ということが一般的に言われています。

理由は、同じWEBサイトであっても使っているブラウザによってレイアウトが崩れてしまったりするから、なのですが、「言ノ葉ノ森」も実際、このレイアウト崩壊には散々苦しめられてきました。

「言ノ葉ノ森」の場合、おそらく日本では一番メジャーであろうと思われる「Internet Explorer」で動作確認をし、何の問題もなく全ページ見られていたので、当初は「他のブラウザで見てもそんなに変わりはしないだろう」と油断しまくっていました。

ところが後にiPadなどに初めから入っている「Safari」やグーグルの「Google Chrome」などで見ると、見事なまでにレイアウトが崩壊するページがあることが発覚したのです。

これは何もうちのサイトに限ったことではなく、ウィキペディアさんなどの大手サイトさんでも同じようなレイアウト崩壊を見たので、どうやら「Safari」や「Google Chrome」は「Intaernet Explorer」とは何かが違っていて、ある種のレイアウト構成をしているWEBページでレイアウト崩壊が起こりやすい、という事象が発生しているようです。

(ちなみに「言ノ葉ノ森」の場合、「表」を使ってページレイアウトを組んでいるページでレイアウト崩壊が見られました。)

しかもこのレイアウト崩壊に気づいたのが、小説のページ数がかなり進んでしまってからだったので、レイアウトの修正に未だに苦労しています。

(しかも、レイアウト崩壊の原因を正確に把握していないので、一度試行錯誤で修正したものの、ブラウザのアップデートやバージョンアップ後に再びレイアウト崩壊が発生するなどという「いたちごっこ」な事態が起きたり…。)

こういったことが起こりえますので、動作確認はなるべく複数のブラウザで早い段階から行い、レイアウト崩壊を発見したら「キズが浅いうちに」早期に処置する、ということが必要になってくるのです。

ちなみに「言ノ葉ノ森」の場合、ある程度こういった事態を想定して、2作品あるネット・デビュー作それぞれを全く別のページ・レイアウトの組み方で作っていたので、トラブルに見舞われたのは1作品だけで、もう1作品は何とかレイアウト崩壊せず無事に済んでいます。


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今よりちょっと前、「電子書籍」というものができる、と聞いた時、自分は今現在実際に存在する電子書籍とは“少し違うモノ”をイメージしていました。

“それ”は紙媒体の書籍をただ単に電子端末で読めるように変えただけのものではなく、もっと電子媒体ならではの機能を備えたモノ、紙媒体の本ではできなかった“新しい本の形態”、いっそ小説というモノの形態すら変えてしまうような“革新的な何か”でした。

でも、現実には「アレ?ちょっとイメージしてたのと違うな」という感じでした。

なので、そんな自分が最初にぼんやりとイメージしていた“新しい本の形態”を自分自身で創ってみよう、と思いました。

それに+して“読書離れを防ぐために小説がとれる対策”を自分なりに盛り込んだのが、小説サイト「言ノ葉ノ森」の小説なのです。

各小説ごとに若干機能は違いますが、全体を通して言えることは、これらの機能は全て「小説を個々の読者に近づける」試みである、ということです。

TVのとあるドキュメンタリー番組で「家庭の事情により教育をちゃんと受けてこられなかったせいで漢字をあまり読めない」人がいると知れば、ルビをONできる機能を付け、新聞社等の調査により「子どもの語彙が減っている」「言葉の意味を誤解している人が多い」ことを知れば、単語の意味をクリック一つで小窓に表示できる機能を付け(さらにこの機能はマイナーでマニアックな用語の解説にも利用しています)、「長文を読むのが苦手な人が増えている」と知れば文章量の増減を調節できる機能を付け(→「ブラックホール・プリンセス」オリジナル機能)、「そもそも文章自体が苦手な人が増えている」と知ればメールの絵文字のようにビジュアルを増やしたデコレーション機能を付け(→「魔法の操獣巫女☆エデン」オリジナル機能)…といった具合に。

実際のところ、ニーズがあるのかはどうかは分かりませんが、やってみるだけならタダですし、世の中に一つくらいこんな変わった実験的サイトがあっても面白いのではないか、と思うので…。


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ブログ等とは違い、ホームページはサイトの構造も自分で考えていかなければいけません。

入口であるTOPページがまず最初にあって、メイン・コンテンツ(小説サイトであれば小説本体)のページ、メール・フォームのページ…等々、どんなページを作り、どんな構造(どんな順番・レイアウト)でつなげていくのかを自分自身で考えなければならないのです。

なので、自分もホームページ「言ノ葉ノ森」を作る際、まず紙にざっとホームページの構造を図にして書き出して「どんなページを作ろうか」と考えることから始めました。

ちなみに「言ノ葉ノ森」をだいたい下記のようなページで構成されています。
  ↓


TOPページ

ホームページ全体の入口ページであり、「言ノ葉ノ森」では全体の「もくじ」にあたるページでもあります。
About
そのホームページがどんなホームページなのかを案内する「総合案内」のページです。
いくつかのページに分かれており、サイトマップサイトの見方参考文献の他、注意事項や禁止事項などもここに載せてあります。
Profile
管理人の自己紹介ページです。ちょっとした仕掛けがあります。
Mail
管理人と連絡を取るためのメール・フォームがあるページです。
メール・フォームは忍者ツールズさんのツールをお借りしています。
アンケート
小説の感想やホームページの利便性などをお聞きするアンケート・フォームのページです。
LINK
素材サイトさんや小説検索サイトさんなど利用させていただいているサイトさんへのリンクを貼っているページです。「言ノ葉ノ森」のリンク・ポリシーやリンクの貼り方などもここに載せています。
小説もくじページ
各小説ごとのもくじページです。内容案内や各小説ごとの参考文献ページ、用語解説一覧へのリンクもここにあります。
小説本文ページ
小説本文です。一定のまとまりごとにページを分けています。ページ下部の「戻る」ボタンで前のページへ「もくじ」ボタンで小説もくじページへ「進む」ボタンで次のページへ、そして左サイドの小窓に表示できる「もくじ」で好きなページへジャンプできます。
ビジュアル・ガイド(ページの見方)
小説本文ページなどの機能を図解で案内しています。

AboutやMailやLINKなどのサイトの根幹となるような(?)ページは、学生時代、インターネットに初めて触れるようになった頃にめぐっていた様々なサイトさんのうろ覚えの記憶から「確かこんなページがあったなぁ」という感覚で作っています。

(もちろん、自分なりのアレンジは加えていますが。)

ぶっちゃけこういったメイン・コンテンツと関係ないページは、実際に見てくれているユーザー様がいるのかどうかも分からないですし、管理人にとってもメイン・コンテンツのページと違ってモチベーションの上がらないものだと思いますが、ユーザー様と管理人との連絡手段であったり、注意事項や禁止事項など、大切なことも多々ありますので、たとえ面倒でもきっちり作っておく必要があると思います。

ちなみに自分の場合は「モチベーションの上がらないものなら、モチベーションが上がるように工夫しよう!」という考えの元、ページに様々な「しかけ」を施しています。

(ナビゲーション・マスコットのフキダシ内セリフがカーソル位置により変わるなど。←動作確認はPCのみですので、タブレットやスマホで機能するかどうかは分かりません。)

興味をお持ちの方はぜひ一度遊びに来てみてください。


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学生の頃に読んでいたマンガ雑誌の新人賞の選評に、そのマンガを「セリフ」「キャラクター」「ストーリー」などの要素ごとに点数をつけて評価した表みたいなものがよく載っていました。
 
それをぼんやりと眺めながら「マンガってこんなにいろいろな要素で出来てるんだなー」「1つの要素だけがずば抜けて良くても、他の要素で点が取れないと入賞できないんだなー」などと思ったりしたものでした。
 
でもそれは、きっと小説にも言えることなんですよね。
 
小説の良し悪しとざっくり言ってしまえばそれまでですが、「キャラクターは良いけどストーリーはイマイチ」とか「面白い気がするけど説明が下手過ぎて世界観がよく分からない」とか「文章は上手いけど全体的にオリジナリティに欠ける」などなど、要素要素の得意・不得意によりその“良し悪し”にも様々なパターンが存在すると思うのです。
 
(そして、どの要素が好きかという選者・読者の好みにより評価が分かれているという気がしないでもなかったり…。)
 
そんなわけで、小説を書く時、そこにはどんな構成要素が存在しているのか、ぼんやりと考えてみました。

自分の思いつく限りで列挙していますので、たぶんこれが全てというわけではありませんが、参考までに…。

  • 構成力
  • 文章力
  • ストーリー
  • セリフ回し
  • キャラクターの魅力
  • 世界観・設定
  • オリジナリティ
  • リサーチ力(時代考証など資料調べの力)
  • サプライズ・どんでん返し(←構成力に含まれるかも知れませんが…)

さらに上記の中でもさらに細かく要素や種類が分かれているのではないかと思います。

たとえば、キャラクターについてだけでも、個々のキャラクターそれぞれの魅力と、キャラクター同士の関係性によって出てくる魅力があったり、ストーリーついても、ミステリー的なストーリー作りが上手い人、恋愛モノのストーリー作りが上手い人、あるいはバトル・アクションのストーリーが上手い人など、十人十色・千差万別に得意なモノ・不得意なモノは違っていると思うのです。
 
理想を言えば、全ての要素において満点を叩き出せれば言うことナシなのでしょうが、そんな完璧な物書きなんて、そうそういないような気がします。
 
なので、とりあえずは自分の得意分野を自覚してそれをウリにしつつ、不得意分野を克服して総合力を上げていくことなのかなぁ…と思っています。


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ストーリーテリングには「起承転結」が大事だというのは昔から言われていることですが、「起」「転」「結」はともかく「」って何だ?というのが、長らくの間、疑問でした。

「起」から「転」までの間の単なる「つなぎ」なのか、だとすればこの「承」では何を目標に、どんな風にストーリーを描いていけば良いのか…と。

たとえば「起」ならば「読者のハートをキャッチする魅力的な導入部」、「転」ならば「読者をアッと言わせる予想外のサプライズ」など目標が見つけやすいのですが、「承」は果たして何をすれば良いのかが分からなかったのです。

しかも「起」がプロローグ、「結」がエピローグ、「転」がクライマックスのどんでん返しと考えると、ストーリー全体の中で最もボリュームを占めているのは、どう考えても「承」なのです。

今もその答えを完全に見つけているとは言い難いのですが、これまでに何作かの小説を書いてきて気づいたことがあります。

それは「承」は「転」へ至るための「伏線」をはりめぐらせる部分なのだということ。

あるいは「承」は「起」では語りきれなかった“物語世界観”を読者に伝えていくための部分なのだということです。

実際、自作「花咲く夜に君の名を呼ぶ」などは、ほとんど伏線だけで一つの章ができあがっているという章が存在します。

(第二章 神の生まれ出づる杜 は、実は、ほぼ伏線をはるためだけに存在する章なのです。
しかも、その伏線が1つの「転」にかかっているわけではなく、複数の「転」へとつながっていくようになっているのです。)
 
たぶん「承」でいかに伏線を上手くはりめぐらせて「転」へつなげるかが物語の肝となるのかな?と個人的に思うようになった今日この頃なのでした…。


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