管理人がどうやってオンライン小説サイトを作っていったのか、その実体験によるノウハウや悪戦苦闘の日々をつづるWEB小説制作日記ブログです。
ちょっと変わった独自システム付きのネット小説サイトを運営しています。
AⅠリテラシーのある方なら当然ご存知のことかと思いますが、現状のAⅠにはコンプラアンス(法令遵守)上の問題があります。
では、それを踏まえた上で、現状のAⅠでコンプライアンスを完全に守った利用は可能なのでしょうか?
…結論から言えば、100%クリアすることは不可能です(後述しますが、利用者側の工夫だけではどうにもならない問題があるからです)。
ですが、知識と工夫次第で法令遵守率を上げることは可能です。
むしろ、この現状において何の知識も備えず、工夫もしないままAⅠを使うなど、あり得ません。
なぜならAⅠ事業者(特に海外事業者)は、AⅠ利用により起こるトラブルを何とかして「利用者のせい」にしようと、責任を押しつけてくるものだからです。
今回はその辺の「どうしたら自分を守れるのか?」「そもそも、どうやったらコンプラを守れるのか?」を考察していきますが…
今回も文字数がだいぶ多くなってしまうため、前回同様、記事(ページ)を分割します。
「2」はそのうち投稿する予定ですが、いつになるかは分かりません…。
では、それを踏まえた上で、現状のAⅠでコンプライアンスを完全に守った利用は可能なのでしょうか?
…結論から言えば、100%クリアすることは不可能です(後述しますが、利用者側の工夫だけではどうにもならない問題があるからです)。
ですが、知識と工夫次第で法令遵守率を上げることは可能です。
むしろ、この現状において何の知識も備えず、工夫もしないままAⅠを使うなど、あり得ません。
なぜならAⅠ事業者(特に海外事業者)は、AⅠ利用により起こるトラブルを何とかして「利用者のせい」にしようと、責任を押しつけてくるものだからです。
今回はその辺の「どうしたら自分を守れるのか?」「そもそも、どうやったらコンプラを守れるのか?」を考察していきますが…
今回も文字数がだいぶ多くなってしまうため、前回同様、記事(ページ)を分割します。
「2」はそのうち投稿する予定ですが、いつになるかは分かりません…。
【もくじ】
- AⅠ利用で必ず知るべき「利用規約」と「著作権」
-
モノによって名前は変わって来るかも知れませんが…現代では、何かサービスを利用する際、そこには「利用規約」というものが存在しますよね?
あまりに細かく、長く、読むのが面倒な文章がダラダラ続くため、読み飛ばしてしまう人も多いかも知れませんが…
ユーザーがAⅠ利用において「自分の身を守る」ためには、まずこの「利用規約」を知っておくことが「必須」です(大切・重要というレベルではなく、必ず知っておくべきことです)。
「禁止条項」はもちろんのことなのですが…意外と思考の死角になりやすい重要項目に「免責条項」があります。
これは、サービスの運営事業者が「このサービスを使うことで、こんな事態が起きたとしても、こちらでは責任を取りません」ということをしれっと盛り込んだ「責任」を「免れる」ための条項なのです。
AⅠを利用する人の中には「AⅠ生成で著作権侵害が起きたとしても、それは運営のせいだろう」と思っている人も多いかも知れませんが…
事業者は事前に利用規約の中で、しれっと「それは利用者の責任です」と言ってきているかも知れないのです。
(その辺、ちゃんと確認していますか?)
サービスを始める時、皆さん利用規約に「同意」ボタンを押していますよね?
(あるいは「サービスを利用すること」そのものが「同意」とみなされるパターンもあります)
「著作権侵害が起きたら利用者の責任です」という利用規約に「同意」したということは、利用者が既に「それは自分の責任です」と受け入れたということなのです。
そしてAⅠというものは、何も言わずとも勝手に著作権を守ってくれるような分別ある仕組みではありません。
(サービスやAⅠモデルによっては「ディ○ニーやマー○ル作品の絵は生成できない」など、事業者の側で設定したと思しき「太い権利者への忖度」はあるようですが…)
使い方によっては、特に作品名やクリエイター名を指示したわけでもないのに、有名作品に似た生成物が出来上がり「パクリ」扱いされて炎上した事例もあります(実際どんなプロンプトが使われたのか知る由も無いので、どうしてそうなったのかは本当に謎なのですが…後学のためにも詳細を発表していただきたかったものです)。
既に「免責条項」に「同意」してしまった利用者は、「自分の責任」で、そういった炎上・トラブルを回避すべく努めなければならないのです。
AⅠ生成で特に問題となっているのは「著作権」ですが(他に肖像権やパブリシティ権などもありますが)…
「著作権」を侵害しないためには、「著作権」の知識が必要です。
AⅠが自動でそれを守ってくれない以上、それは利用者が自分で「勉強」し、チェックしていかなければならないのです。
個人的には、AⅠにはどう足掻いても「利用者の努力だけではコンプラを守れない」限界があるため、事業者の完全な免責を認めてしまうことには反対です。
(それを認めてしまえば「誰も責任を取れない」事態が発生してしまうため、普通に法の欠陥になってしまいます)
たとえ利用規約やら何やらで責任放棄してきたとしても「事業者にしかできないこと(利用者には不可能なこと)」については事業者の責任を認めるべきだと思うのですが…
問題は、国際ルールが今後どうなっていくか、あるいは司法がそれをどう判断するかなんですよね(特に海外の裁判所がどう出るか)…。
ちなみに自分はネット上で創作活動を始める「前準備」の段階で、ざっと著作権を勉強していたため「皆そうするもの」だと思っていたのですが…
(初心者向けのガイド本程度の勉強なので、本職の方には全く知識で及ばないでしょうが…)
意外とその辺のコンプラ意識がユルめな人って、多いようですね(コンプラは他者の権利を犯さないためだけでなく、自分の権利を守るためにも必要な知識なのですが)…。
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- 著作権を知れば、何がダメで何がOKかが分かる
-
世のAⅠ利用を見ていて常々思うのが「ちょっとした知識と工夫次第でコンプラ違反リスクを劇的に減らせるのに、皆どうしてソレをやらないのだろう?」ということなのですが…
たぶん、それをやらない人が多いのは、著作権を勉強している人が少ないからなのでしょうね…。
著作権を学ぶということは「何がダメで、何だったらOKなのか」ということを知ることです。
つまりは法律上「OKなもの」を選んで利用していけば、自動的に法律違反のリスクを減らせるのです。
まず「著作権侵害」の何がダメなのかと言うと「他人が権利を持っているものを勝手に使う」からダメなのです。
つまりは「自分が権利を持っているもの」であればOKということです。
(ただしJAS○ACのように他者に権利を委ねている場合は「作詞者本人なのにブログで歌詞を書いたら怒られた」という謎の事態が発生するケースもあるようです。ややこしいですよね)
世の中にはネット上に公開されている絵や文章を「誰でも使って良いフリー素材」だと勝手に思い込んでいる人もいるようですが…
(恐ろしいことに、公務員でもそういう人が普通にいて、過去に裁判沙汰になったりしているんですよね…)
それはどこかの誰かが作った「著作物」であり、他人が勝手にどうこうして良いものではないのです。
(なお、日本のようなベルヌ条約を結んでいる国であれば、著作権はそれを世に発表した時点で自動的に発生し、特に申請も何も必要ありません)
それと著作権には「保護期間」というものが存在し、期限が切れたものは自由に使えるようになります。
(実際「青空文庫」など、著作権の切れた作品を無料開放しているサイトは存在します。なお、保護期間は国によって違います)
つまり、もう著作権で保護されていないような古い絵や文章なら使ってもOKということです。
それと、そもそもの話なのですが…
情報(データ)というものの中には、著作権法で保護されるものと、保護対象外のものがあります。
「おはよう」「さようなら」のような、ごく当たり前の短いフレーズが著作権の対象になることはありませんし…
「○○川の長さは○km」のようなデータが対象になることもありません。
つまり、著作権で保護されていそうな「他者の作品」を避け「誰のものでもないデータ」を選んでいけば、自ずと著作権侵害のリスクは減らせるのです。
…以上のことだけでも「著作権侵害リスクを減らす方法はそれなりにある」と、お分かりいただけたかと思いますが…
この知識があると、かなりギリギリな(というより明らかアウトだろうという)AⅠ利用をしている人と、ちゃんとリスク低減策を取っている人とが、ある程度見分けられるようにもなります。
(あくまで「ある程度」で、「極端な例」が見分けられる程度のため、分からないものは分かりません)
コンプラ違反というものは、本人だけでなく「業務委託先」や「コラボ先」の「やらかし」でも、こちらに飛び火して炎上するものです。
なので、仕事を組もうとする相手がコンプラに対してどんなリスク対策を取っているのか、うっすらとでも「見える」のは、かなり役立つことなんですよね…。
明らか版権モノや他のクリエイターの著作物をAⅠでイジって公開している人は「組めば大ヤケド」ですので、なるべく近づかない方が無難です。
…ただ、AⅠを「利用する側」がどんなに努力しても防ぎきれない「著作権侵害リスク」が、AⅠという仕組みには存在します。
しかもこれは「利用者が他者の権利を侵害するリスク」だけでなく、「AⅠを利用している側の人間も、いずれ権利を侵害されかねない」…という二重のリスクなので、非っっっ常に厄介なのです…。
「事業者の問題」は、利用者にはどうにもできない…と思われがちですが…
利用者にも「できること」「気をつけるべきポイント」はありますので、下で詳しく触れていきます。
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- 「学習」とは「情報流出」のことであると知れ(無防備過ぎるAⅠ利用)
-
AⅠという「仕組み」そのものの中に組み込まれてしまっている「著作権侵害リスク」…それは、AⅠ事業者による著作物の無断学習です。
AⅠによる「機械学習」は、人間の学習とは違います。
人間であれば、個々人の視覚や聴覚、言語感覚や美的感覚などの「感覚」がフィルターとなり、学習元の情報が「そのままの形」で学ばれることは滅多にありません。
(稀に「絶対音感の持ち主」など、再現度を高められる「才能」を持つ人間は存在しますが…)
一方でAⅠなどの情報処理技術は、感覚ではなく数値データとして元作品を解析することができるため、理論上は100%コピーも可能なのです。
元作品の要素をバラバラに抽出し「組み合わせ」で生成物を作っているため、一見侵害リスクは低いように見えますが…
「組み合わせ」ということは、その組み合わせ次第で元作品と類似したモノが出来上がってしまう可能性もゼロではないということです。
利用者がプロンプトでわざと「元作品に近いもの」を作るよう指示する可能性もありますし…
そもそも利用者が他者の作品を勝手にAⅠに学習させ、そこから生成物を作ってしまう可能性もあるのです。
(なお、この「利用者が勝手に他者の作品を(許可も取らずに)AⅠ学習させる行為」は、AⅠ学習の根拠である「研究目的」から外れるため、かなり著作権法違反の可能性の高いブラックな行為と考えられます)
AⅠによる機械学習は、「学習」とまるで「良いこと」のような言葉で語られていますが、クリエイター側から見れば「著作権侵害リスクを高める情報流出」です。
かつて、今のような生成AⅠ技術が世に出る前、AⅠ開発者たちは「世の人々の権利を侵害しない」よう、AⅠに学ばせる情報に神経を配っていました。
しかし、今の生成AⅠ技術を牽引している海外事業者たちは、世の人々の権利になど目もくれず、無分別に情報を学ばせまくっているのです。
その中には著作物だけでなく、個人情報やプライバシーも含まれます。
(海外では子どもの動画に対して「この子は誰?」「投稿者はどこに住んでいる?」といったチャット例が、AⅠによって提案されたというケースが…)
海外ではそんなAⅠ事業者に対する訴訟も頻繁に行われているのですが…
日本では「使おうとしているAⅠの運営事業者が裁判で訴えられていないかどうか」など、全く気にせず使っている人が多いですよね…。
事業者のコンプラ違反に利用者が巻き込まれてしまうリスクもあるため、もう少し気にした方が良いと思うのですが…
…とは言え、その辺が完全にクリーンな事業者が現実にいなさそうなのが厄介なのですが…。
その辺が100%ホワイトで安心して利用できる国内企業が台頭して来ないものでしょうか?
むしろAⅠ後進国に「勝ち筋」があるとしたら、その辺だと思うのですが(フィジカルAⅠ以外では)…。
(著作権保護対象外データを使う、学習元の許諾を取るなど、著作権etcの問題を完全クリアしたAⅠを開発して、創作分野や出版や音楽等の文化系業界では「そのAⅠしか使わない」ことにしていけば、普通にシェアを伸ばせる気がするのですが…素人考え過ぎますかね?(その開発自体が激ムズとか…?←それで言うと、今「開発できてしまっている」AⅠは「どうなのか?」という話になってしまいますが…))
そもそもAⅠによっては、ユーザーが自分の作品を作るために学習させたデータが、そのまま「AⅠの学習」として使われてしまうものもあります。
自分がAⅠとやりとりした「ネタ」や「ラフ画」が、そのまま情報流出して他のどこかのユーザーに使われてしまう可能性があるということです。
時々、お仕事依頼やコラボで組んだ相手の著作物を、事前了承を取らずにAⅠ学習させて炎上する人などが出ますが…
それで相手が激怒するのは、それが「情報流出」に繋がるからなのです。
(企業などでも、取引先の機密情報をAⅠ学習させて大変なことになった話など、聞こえてきますよね…)
どうも世の中、その辺の「情報」に対する認識が甘い人が多いようですが…
「学習」だけでなくチャット内容だって、時にはAⅠの後ろにいる「事業者」に筒抜けですからね…。
(海外では、平気で罪の告白をしていたユーザーもいたようですが…しかも、あるケースではSNS機能付きのAⅠサービスで、なおかつ「設定」ミスがあったため、その内容が全世界に公開されてしまっていたという…)
AⅠを利用する人間は、そこに必ず「情報流出」のリスクがあるということを肝に銘じて使わなければなりません。
自分の情報を守ることはもちろん、他者の情報も安易に流出させてはいけません。
なぜなら、そういった情報流出が、やがて著作権侵害に繋がる可能性があるからなのです。
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- 広い意味でのコンプラには「モラル」も含まれる(先の時代で「不適切」と言われないために)
- コンプラを守ったことをちゃんとアピールしないのは損(AⅠポリシー表示の必要性)
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